オリンパス、経営戦略を発表
オリンパス株式会社

イノベーションと組織変革を通じ、内視鏡医療の未来を創造
オリンパス株式会社(以下、オリンパス)は、本日、イノベーションと組織変革を通じて、内視鏡医療を刷新する包括的な経営戦略を発表しました。オリンパスは、本戦略により最先端の技術を強化させることで、メドテック業界におけるグローバルリーダーとしての地位を確立し、世界中の患者さんの医療水準の向上を目指します。
オリンパスの取締役 代表執行役 社長兼 CEO(最高経営責任者)のボブ・ホワイトは、「オリンパスは本日、転機を迎えます。私たちは業界をリードする内視鏡システムを基盤とし、ハードウェアを超えた『インテリジェントで統合された』内視鏡医療の未来を描いています。組織をシンプルにし、スピード感を高め、次世代の医療技術への積極的な投資を行います。私たちの存在意義とコアバリューに基づき、オリンパスは内視鏡医療に新たなスタンダードを確立させ、世界中の患者さんに対してより良い医療を届けます。」と述べています。
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内視鏡技術を活用した医療の未来
▪内視鏡技術を活用した医療の未来に向けたビジョン
オリンパスは将来、AIやロボティクス、それらを統合したデジタルエコシステムによる高度で低侵襲な内視鏡検査の具現化を目指しています。これにより、疾患の早期発見を可能にし、医療アウトカムを向上させるとともに、より安全で継続的な医療の提供に貢献します。そして、当社は、世界に広がる内視鏡システムという強固なインフラを基盤とし、ケアパスウェイ全体におけるアンメットニーズに対してイノベーションを推進し、内視鏡医療の新たなスタンダードを築いていきます。
▪3つの戦略基盤
このビジョンは「イノベーションによる成長」、「シンプル化」、「責任ある行動」という3つの戦略基盤により実現されます。
・「イノベーションによる成長」は、AI、ロボティクス、クラウド型ソリューションにより、
内視鏡分野におけるリーダーシップの拡大を目指します。
・「シンプル化」、「責任ある行動」は、組織改革を加速させ、プロセスを最適化し組織を活性化
することで、持続可能なパフォーマンス文化を育みます。
▪組織変革
オリンパスは経営戦略の一環として、戦略的優先事項に応じたリソース配分を行うため、グローバルでの組織変革を実施します。これにより、約240億円のコスト削減とグローバルで約2,000ポジションの削減※を見込んでいます。最適化により、組織をシンプルにし、管理範囲を拡大することで、スピード感と責任が明確化された体制を実現します。
▪3年間の財務ガイダンス
オリンパスは、この成長戦略と組織変革計画により、患者さん、医療従事者および株主の皆さまに持続的な価値を提供することを実現します。オリンパスは2029年3月期までに前年比5%の売上成長、毎年約100bps(1%)の利益率改善、EPS(1株当たり利益)のCAGR (年平均成長率)10%超、そしてフリーキャッシュフローの継続的な改善を目指します。また資本を機動的に運用し、イノベーションへの再投資や配当、自社株買い、そしてM&Aを可能にしていきます。
▪役員人事について
また、オリンパスは同日、下記の2026年4月1日付の役員人事を発表しました。
・キース・ベティガー(現執行役員 消化器内視鏡ソリューション事業担当役員(共同責任者))
が、執行役最高消化器内視鏡ソリューション事業責任者に就任します。同氏はフランク・ドレバ
ロウスキーの後任となり、ドレバロウスキーは最高経営責任者(CEO)のシニアアドバイザーと
してオリンパスの戦略的優先事項を支えます。
・竹内康雄は、2026年3月末をもって、40年以上にわたるオリンパスでの職務を終え、代表執行
役 会長兼 ESGオフィサーを退任します。竹内は2019年に代表取締役社長兼最高経営責任者に
就任して以来、オリンパスを真のメドテック企業へと転換させ、「私たちの存在意義」と「コア
バリュー」を浸透させました。同氏のリーダーシップのもと、オリンパスはガバナンスを強化
し、経営陣・取締役会の多様性を推進し、グローバル・メドテックカンパニーを目指すための
基盤を築きました。
※ 実施期間は2026年3月期から2027年3月期。記載されたポジションの削減およびコスト削減は2025年11月7日時点の見込みであり、該当する各国の労働・雇用関連法令および規制要件に従って実施されます。
本リリースに掲載されている社名及び製品名は各社の商標または登録商標です。
オリンパスについて
オリンパスは「私たちの存在意義」として掲げる、世界の人々の健康と安心、心の豊かさの実現を目指しています。世界をリードするメドテックカンパニーとして、私たちは医療従事者の方々と共に、病変の早期発見、診断、そして低侵襲治療に役立つ革新的なソリューション・サービスの提供を通じて対象疾患における医療水準の向上に貢献してまいります。創業から100余年、オリンパスはこれからも世界中のお客様に最適な価値をもたらす製品を提供することで、社会への貢献を目指します。詳しくはオリンパスの公式サイト(
www.olympus.co.jp)ならびにX(
@Olympus_Corp_JP)をご覧ください。
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プレスリリース提供:PR TIMES

記事提供:PRTimes