【アグレコジャパン】陸上養殖向け「仮設冷却・仮設電源ソリューションサービス」を本格展開
Aggreko Japan株式会社
サーモン孵化場における水温最適化と電力安定化をスピーディーに解決
エネルギーソリューションの世界的リーダーであるアグレコ（Aggreko）は、急成長を続ける陸上養殖分野において、水温管理および電力供給の課題を解決する仮設冷却・仮設電源ソリューションサービスを国内で本格展開することを発表します。持続可能な食料生産に向けた社会的要請が高まる中で、アグレコは環境変動リスクに強いエネルギーインフラを通じ、日本の水産業のレジリエンス強化に寄与してまいります。
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陸上養殖が直面する「水温」という最大の経営リスク
近年、サステナブルな食料供給モデルとして注目が高まる陸上養殖では、安定した生育環境の維持が生産性と品質に直結する重要要素となっています。とりわけサーモン孵化場では、季節変動や既存設備の能力を超える気温上昇により、水槽の水温が最適レンジから外れやすいことが大きな課題となってきました。水温が高すぎれば成長が急激に進み品質がばらつき、低すぎれば成長が遅れ生産計画に影響が生じるなど、養殖現場では「いかに素早く、安定した温度環境を確保するか」が経営に直結するテーマになっています。
アグレコの強み：迅速導入・仮設冷却・仮設電源を一体で提供
こうした温度リスクの高まりに対し、アグレコは世界の水産・食品領域で培った知見をもとに、日本の陸上養殖向けに最適化した仮設冷却システムと仮設電源ソリューションを提供しています。必要なときに必要な能力を迅速に導入できる可搬型のチラーや発電機は、初期投資を抑えながら生産リスクを最小化できる点で、大規模投資の難しい養殖現場における強力な選択肢となっています。また、24時間稼働が求められる孵化場では、電源の安定供給が事業継続の土台となることから、アグレコの仮設電源の役割は今後さらに重要性を増すことが予想されています。
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事例１.：最適水温12～13℃の回復を1カ月で実現した緊急冷却対応
国内の大手陸上養殖プラントでは、夏季の気温上昇により既設チラーが能力不足となり、水槽温度が適正帯の12～13℃から外れ、生育に影響が出る状況となりました。さらに、冷却機を追加したいものの電源容量が不足しており、現場は早急な対策を求めていました。アグレコは即日で現地調査を行い、175kWチラー3台と200kVA発電機2台を組み合わせた仮設冷却・電源プランを提案。部分循環冷却の技術を活かし、わずか1カ月で設備納入を実現しました。導入後、水温は速やかに適温帯へと戻り、生育スケジュールおよび品質への影響を最小化する結果となりました。
事例２.：電力不足で冷却設備が稼働できないリスクを外部電源で解消
別の養殖施設でも、冷却設備の増設に伴う電力不足が深刻化していました。既存電源では増設機器を稼働できず、設備停止のリスクを抱えたまま夏季を迎える懸念が強まっていました。
アグレコは320kVA発電機2台による外部電源システムを構築し、冷却設備を安定的に稼働させる環境を整備しました。こちらも打ち合わせから1カ月以内で納入を完了し、生産停止リスクを回避。季節変動に左右されない運用体制が整い、事業者は計画通りの養殖スケジュールを維持
アグレコが提供する技術的価値
両事例において顕在するアグレコの技術的価値は、単なる機器提供ではなく、養殖現場で「最も効率的に温度と電力を安定させる」ための総合的な設計力にあります。特に部分循環冷却は、限られた能力でも確実に水温を下げられる高効率方式で、精密な温度管理が求められるサーモン孵化場に最適です。また、緊急対応であっても将来の水槽増設や設備拡張に対応できる配管・電源レイアウトを設計できる点も特徴です。さらに、消防手続き、現場導線を踏まえた設置、安全管理、24時間保守までを一貫提供できるため、導入から運用まで途切れなく支援できることが強みとなっています。
今後の展望
陸上養殖では冷却能力の不足による生産リスクが年々高まっています。また、電力需給の変動や設備老朽化に伴う電力不足も生産現場の大きな不安要素となりつつあります。アグレコは今後も、国内の陸上養殖事業者が抱える水温・電力・設備更新などの複合課題に対し、技術力と機動力を備えたソリューションを提供し、日本の水産業の持続的発展に貢献していきます。
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https://www.aggreko.com/en-za/case-studies/agriculture/cooke-aqua-cooling-a-salmon-hatchery
アグレコ（Aggreko）について
アグレコは、エネルギーソリューションの分野で世界の最大リーディング企業です。必要な時、必要な場所、必要な量のエネルギーを供給し、あらゆる産業を支援しています。急速に変化するエネルギー市場の最前線で、革新的な技術と豊富な業界知識を活かし、柔軟で効率的なソリューションを展開。どんなに複雑な課題にも対応し、お客様の目標達成を強力にサポートします。持続可能な未来に向け、クリーンエネルギーや次世代燃料、環境負荷の少ないサービスへの投資を加速。より環境に優しく、効率的な選択肢を世界中のお客様に提供しています。1962年に創業し、本社を英国に構え、現在8,000人以上の従業員が世界各地でエネルギーの安定供給を支えています。詳細については、公式サイトをご覧ください。
https://www.aggreko.com/en
お問い合わせ先
Aggreko Japan（アグレコジャパン）株式会社
代表 加藤慎章（かとうのりあき）
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1丁目6番5号 丸の内北口ビル9階
https://www.aggreko.com/ja-jp/contact-us
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プレスリリース提供：PR TIMES
記事提供：PRTimes
