鳥取県と株式会社Classroom Adventure「情報的健康とっとりプロジェクト」において体験型情報リテラシー教育を本格展開
株式会社 Classroom Adventure

全国初の県庁一丸となった「情報的健康」実現への取り組みに現役慶大生スタートアップが協力。闇バイト疑似体験ゲームやファクトチェックゲームなどを県民向けに提供
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株式会社Classroom Adventureは、鳥取県および情報的健康プロジェクト(共同代表:慶應義塾大学 山本龍彦教授、東京大学 鳥海不二夫教授)と連携し、SNSやインターネット等のリスクから県民の安心・安全を守る「情報的健康とっとりプロジェクト」において、中核的な教育プログラムを展開いたします。
■「情報的健康」とは
現代社会では、インターネットやSNS、生成AIの普及により、私たちは日々膨大な量の情報にさらされています。その中には偽情報、誤情報、誹謗中傷、違法・有害情報なども混在しており、誰もが被害者や加害者になるリスクが高まっています。
[動画1:
https://www.youtube.com/watch?v=dBfupomLqe0 ]
「情報的健康」とは、食べ物を摂取するときに「バランスよく食べる」「食品の安全性を確かめる」ことが重要であるように、情報を摂取する際にも同様の意識を持つことを指します。つまり、情報の「偏食」を避け、情報の安全性・信頼性を確かめて摂取することで、偽・誤情報などに対する「免疫」を獲得し健全な判断力を維持できるという考え方です。
■「情報的健康とっとりプロジェクト」について
鳥取県は2025年6月5日、全国に先駆けて県庁全体で「情報的健康とっとりプロジェクト」を始動させました。これは、増加する情報リスクから県民を守るため、関係部局が連携して取り組む包括的なプロジェクトです。
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プロジェクトの推進体制は、デジタル局が全体調整を担い、子ども家庭部、生活環境部、教育委員会、警察本部、福祉保健部など、県庁の各部局が専門分野に応じた施策を展開しています。
具体的な取り組みとして、青少年健全育成条例の改正による実効性確保、子ども自身のリテラシーを高める体験型出前講座の実施、闇バイト等の犯罪被害・加担防止対策、特殊詐欺やネット犯罪等への対策など、若年層から高齢者まで幅広い年齢層に対応した施策を総合的に推進しています。
■Classroom Adventureによる具体的な取り組み
当社は本プロジェクトにおいて、主に若年層向けの体験型教育プログラムの提供と、県内の若者と協力した啓蒙活動を担当し、以下の取り組みを展開してまいります。
【1. 県内大学・高専での情報的健康スクールキャラバンの実施】
2025年9月12日から11月中旬にかけて、県内の、大学、高等専門学校等と協力し、体験型ワークショップ「スクールキャラバン」を実施します。
スクールキャラバンでは、Classroom Adventureのメディア・リテラシープログラム「レイのブログ」のや、最新の生成AI体験に加えて、情報的健康動画ワークショップを開催します。情報的健康の概念を幅広く広めるための啓発動画の企画を行い、最終的にはプロの手によって撮影・編集が行われます。キャラバンは、県内5つの教育機関の学生が対象です。
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開催予定
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【2. 県内学校での体験型教材「レイのブログ」「レイの失踪」を使った出張授業】
謎解きゲーム形式で楽しみながらメディアリテラシーを学べる体験型教育プログラムです。生徒たちは「レイ」という人物のブログに隠された情報を探り、ファクトチェックのスキルを実践的に身につけていきます。レイのブログは、世界10カ国で5万人以上が体験しています。
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[動画2:
https://www.youtube.com/watch?v=5uYxoiqWFdg ]
「レイの失踪」は、謎解きゲームの要素を取り入れながら、闇バイトの危険性を学ぶプログラムです。ストーリーを追いながら、なぜ若者が犯罪に巻き込まれてしまうのか、どのような手口で勧誘されるのかを理解し、自分自身を守る力を身につけます。
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[動画3:
https://www.youtube.com/watch?v=64KPf8u7Mb0 ]
開催予定
[表2:
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【3. 県内学生と協力した啓発コンテンツの制作・配信】
若年層の情報摂取行動を踏まえ、ショート動画やマンガなど、親しみやすい形式での啓発コンテンツを県内学生と協力し、制作します。これらはSNSや動画プラットフォームを通じて配信し、全国に「情報的健康」の概念を届けます。
■プロジェクトが目指す成果
本プロジェクトを通じて、鳥取県民、特に若年層が情報を適切に「食べる」力を身につけることを目指します。具体的には、フェイクニュースに騙されない判断力、闇バイトなどの犯罪に巻き込まれない危機察知能力、そして多様な情報源から必要な情報を選び取る情報選択能力の向上を図ります。
また、本取り組みは全国初の県庁一丸となった「情報的健康」推進事例として、他の自治体へのモデルケースとなることも期待されています。デジタル社会において避けることのできない情報リスクに対し、行政、教育機関、民間企業が連携して対応する新たな枠組みを構築してまいります。
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平井知事からのコメント「Technology is just a tool.」これはあの Microsoft を起こしたビル・ゲイツの言葉です。技術というのは道具にすぎず、むしろそれを使いこなすために教師の存在が大切なんだということを仰っています。
私たちは今、情報が溢れる時代に生きており、スマートフォンを開けば、多種多様な情報が次々と流れ込んできます。その中には、私たちに有害なものや、体調を崩すようなものも混じっていることがあります。
こういった状況が、私たちの身の周りのネット社会やバーチャル空間で日常的に起きているのです。そのため、私たちは身体の健康を守るように、私たちの人生や社会の健全性を保つためにも、情報に対する健康を意識していく必要があります。残念ながら、こうした考え方が求められる時代に入ってきたのではないでしょうか。
今年度、鳥取県では情報リテラシーの重要性を「食」に例えて伝える「情報的健康とっとりプロジェクト」を推進しています。その中心的な活動として、「スクールキャラバン」を実施し、鳥取大学をはじめ県内 11校の中学・高校・大学等で、慶應義塾大学の学生が手がけるスタートアップ企業「Classroom Adventure」の皆様と協力し、若者向けの啓発活動を展開しています。スクールキャラバンに参加した学生からは、 「フェイクが溢れる理由がわかった」「信憑性の高いサイトで再度その情報について調べ直したい」といった声があり、情報を見極める意識を高めていただけました。
鳥取県が行う、「情報的健康とっとりプロジェクト」の取組を通じ、情報の摂取バランスや正確性を見極める大切さを伝え、県民の皆様に偽・誤情報に惑わされない免疫力を高めていただく啓発活動を続けていきます。皆様のご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。
鳥取県知事 平井 伸治
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山本龍彦 慶應義塾大学教授 からのコメント本プロジェクトのコンセプトは、情報摂取を『食』に例えるものです。私たちは毎日、体の健康を考えて食べるものを選びます。同じように、情報も選んで取り入れるべきです。ネット社会では、アテンションエコノミーの影響で、刺激的な投稿が経済的利益を生み、偽・誤情報や誹謗中傷が瞬時に拡散する構造になっています。
インターネットの構造は複雑で、従来のリテラシー教育だけでは不十分でした。そこで、老若男女に伝わりやすい方法として、食べ物とのアナロジーを用いた情報リテラシー教育を提案しています。情報の偏食を避け、バランスよく、安全性や信頼性を確かめながら情報を摂取することが、情報的健康につながります。食べ物は体を作りますが、情報は心を作ります。鳥取県の取り組みに、私たちもできる限り協力していきたいと考えています。
慶應義塾大学大学院法務研究科教授 / 情報的健康プロジェクト 代表 山本龍彦
株式会社Classroom Adventureについて
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株式会社Classroom Adventureは慶應義塾大学の現役学生が立ち上げたEdtechスタートアッ
プ。誤情報・偽情報をテーマにした情報リテラシープログラム「レイのブログ」は世界10カ国で
50,000人以上が体験。闇バイトの危険を疑似体験する「レイの失踪」は東京都・兵庫県・鳥取県などの自治体と連携し全国の教育機関に導入。2024年からファクトチェック世界大会「Youth Verication Challenge」も米Google社より引き継ぎ主催。ゲーミフィケーションを活用した「楽しすぎる」学びを作ります 。2024年には朝日新聞社大学SDGs Action! Awards グランプリ、東京都主催国内最大級のスタートアップコンテストTokyo Startup Gateway 2024最優秀賞を受賞。2025年よりUNESCO Media and Information Literacy Alliance
■今後の展開
鳥取県での取り組みを通じて得られた知見やフィードバックを基に、プログラムの改善・拡充を図るとともに、全国への展開も視野に入れています。デジタル社会における「情報的健康」の実現に向けて、継続的な取り組みを推進してまいります。スクールキャラバンや出張授業の様子を取材希望の場合はぜひご連絡ください。
プレスリリース提供:PR TIMES





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