Liquitous、インドネシア共和国ペカロンガン市にて、市民参加型の行政事業レビューを実施。ペカロンガン市版「Suarga(Liqlid)」を同時に開始
株式会社Liquitous

本邦外務省の政府開発援助「令和6年度日本NGO連携無償資金協力」に採択された「インドネシア行政評価レビュー普及事業」の一環として実施
2025年10月28日、株式会社Liquitous(本社:神奈川県横浜市、代表取締役CEO:栗本 拓幸)は、インドネシア共和国(以下、インドネシア)中部ジャワ州ペカロンガン市において、市民参加型による行政事業レビューを実施を支援しました。
また、同日から、インドネシアで活動する教育系コンサルティング企業であるWilli Toisuta & Associates社との協働により、ペカロンガン市向けのオンラインプラットフォーム「Suarga」(弊社が開発する市民参加型合意形成プラットフォーム「Liqlid(リクリッド)」のインドネシア版)の稼働を開始いたしました。
なお、本取り組みについては、本邦外務省の政府開発援助「令和6年度日本NGO連携無償資金協力」に採択された「インドネシア行政評価レビュー普及事業」の一環として実施しています。
インドネシア共和国における行政事業レビューについて
行政事業レビューは、行政が実施する個々の事業について、無作為抽出により集まった市民がその効果や効率性について評価を行うものです。本邦において、非営利シンクタンクである一般社団法人構想日本が開発した手法であり、2002年以降、これまでに120以上の自治体で300回近く実施されてきています。
インドネシア国内においては、一般社団法人構想日本が主体となって、行政事業実施の透明性向上および効率化な実施の実現を目的に、インドネシア内務省・国家戦略庁(BSKDN)、人材育成庁(BPSDM)や国家開発企画庁(BAPPENAS)等の関係省庁との連携のもと、個々の事業について、効果的・効率的な実施ができているかを「現場」の視点から、「公開」の場で洗い直す「行政事業レビュー(現地名:Program Review)」をインドネシア国内の各級自治体で実施しており、令和6年度日本NGO連携無償資金協力の枠組みへの採択を受けています。
構想日本の現地プロジェクトパートナーである、Yayasan Nusantara Sejati(YNS:ヤヤサン・ヌサンタラ財団)は、インドネシア内務省とMoUや相互協定書を締結し、本プロジェクトを推進しています。
弊社は、一般社団法人構想日本とのパートナーシップのもと、本プロジェクトに参画しています。
ペカロンガン市における行政事業レビューの概要
今回のレビュー対象は、7歳から18歳の子どもの復学を総合的に支援する「TUNTAS」と、年齢を問わず誰もが学習できるノンフォーマル教育の拠点「SKB(学習活動センター)」の2事業です。 「TUNTAS」は経済的理由だけでなく社会的・文化的要因まで踏み込んだ支援を特徴としており、「SKB」は公教育に戻りにくい子どもや大人の学び直しの受け皿として機能しています。
◯ TUNTASについて
[画像1:
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「Suarga」上に掲載されている、TUNTASの概要資料。
◯ SKBについて
[画像2:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/54692/74/54692-74-807642abcb0691657b7a2ea66c7626fe-1440x810.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「Suarga」上に掲載されている、SKBの概要資料。
[画像3:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/54692/74/54692-74-73bb9ab03086dbed1b7b86efa37dbbab-1440x810.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
当日は市の教育事業について、「継続すべきか」を論点に設定。無作為抽出により選ばれ、参加した市民約30名は、3名の事業評価者と共に活発な議論を行ったのち、評価を行いました。
ぺカロンガン市「Suarga」の概要
対面での行政事業レビューのための会議に並行して、ペカロンガン市向けの市民参加型合意形成プラットフォームである「Suarga(スアルガ)」も正式に稼働を開始しました。
「Suarga」はインドネシア語の声(Suara) と、市民 (Warga)を意味する単語をかけ合わせ生まれた弊社の市民参加型合意形成プラットフォーム「Liqlid」のローカルバージョンであり、現地リージョンのサーバー・現地政府ドメイン(kotapekalongan.go.id)・現地言語(Bahasa Indonesia)について、完全に対応しています。
[画像4:
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ペカロンガン市民が「Suarga」を触っている様子。
[画像5:
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[画像6:
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ペカロンガン市民は「Suarga」を通じて、今回のレビュー対象事業(TUNTAS、SKB)の背景、成果、予算といった詳細な情報を、時間や場所を問わず確認できます。さらに、プラットフォーム上の意見投稿機能や投票機能を通して、事業に対する改善案や評価を、自治体に直接届けることが可能になっています。
なお、「Suarga」は、インドネシア国内において、弊社とMoUを締結しているWilli Toisuta & Associates社が、YNSを介して、ペカロンガン市向けに提供しており、弊社はその技術サポートを実施しています。
株式会社Liquitous 代表取締役CEO 栗本拓幸のメッセージ
今般、ペカロンガン市における「行政事業レビュー(現地名:Program Review)」が成功裡に開催されたことに、ペカロンガン市職員の皆様、BSKDNの職員の皆様、Yayasan Nusantara Sejatiの皆様、そして一般社団法人構想日本の皆様に、まず敬意を表します。
弊社としても、初めて、インドネシア国内自治体向けの「Suarga」運用を開始しました。これまでの対面での深い議論に加え、オンラインでの広範な意見収集が可能となりました。
インドネシア国内においては、Willi Toisuta & Associates社との協働のもと、行政事業レビューにおける活用のみならず、さまざまな局面、取り組みにおける「Suarga」の活用を積極的に進めて参ります。
株式会社Liquitousについて
[画像7:
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Liquitousは「一人ひとりの影響力を発揮できる社会」を目指し、テクノロジーで政策形成プロセスの包摂性・透明性・対応性をより向上させるため、市民参加型合意形成プラットフォーム「Liqlid」の開発と、導入・運用・定着支援や効果分析を通した社会実装を一気通貫で行う「市民と行政の間のコミュニケーション・エージェント」です。
鎌倉市や京都市、日野市、木更津市をはじめとする全国の自治体や、柏の葉スマートシティをはじめとしたまちづくりにおいて、計画・構想策定や行政ニーズ把握の仕組みや、スマートシティの基盤として「Liqlid」を活用した取り組みを進めています。
〇 社名:株式会社Liquitous(代表取締役CEO:栗本 拓幸)
〇 ホームページ:
https://liquitous.com
〇 X(Twitter):
https://x.com/liquitous
〇 Facebookページ:
https://www.facebook.com/Liquitous/プレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes