クラウドCTI「CT-e1/SaaS」とコールセンター業務改善AI「オペすいすい」、複数拠点のコンタクトセンターでAI活用を実証
StandardAI株式会社

― リアルタイム音声解析により、応対品質の均一化と業務効率化を実現 ―
複数拠点のコンタクトセンター運営企業において、AIによる業務改善を実証
コンタクトセンターのオペレーター業務の効率化と応対品質の均一化を支援するAIソリューション「オペすいすい」を提供する Standard AI株式会社(本社:東京都北区、代表取締役:鈴木 崇、以下 Standard AI)は、株式会社コムデザイン(本社:東京都千代田区平河町、代表取締役社長:寺尾憲二、以下 コムデザイン)が提供するクラウド型CTIサービス「CT-e1/SaaS」との連携環境を活用し、複数拠点のコンタクトセンター運営企業においてAIによる業務改善の実証を実施しました。
本プロジェクトでは、Standard AIが開発した「オペすいすい」が、コムデザインの「CT-e1/SaaS」を通じて取得した通話音声データをリアルタイムに解析。
応対内容の要約や要件抽出、後処理業務(ACW)の効率化などを通じて、現場オペレーションの生産性と応対品質の均一化を両立しています。
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実証の概要と成果
「オペすいすい」は、コールセンターで発生する音声データをもとに、会話の内容を自動的に要約・分類・整理するAIソリューションです。
本実証では、コムデザインの「CT-e1/SaaS」が提供するWebSocket機能を活用し、オペレーターと顧客の通話音声をリアルタイムにテキスト化。
AIによる解析結果を即時に活用することで、後処理業務の短縮や応対品質の標準化を実現しました。
具体的には、以下のような成果が得られています。
- 通話内容の自動テキスト化により、後処理作業時間(ACW)を約 54.3%削減- 要約・要件抽出の自動化により、報告業務の効率化と平均処理時間(AHT)を約 27.4%短縮- 応対ログの一元化によるオペレーター教育・品質評価の高度化
これにより、従来手動で行っていた報告・記録業務の一部をAIが代替し、業務効率化と品質向上を両立できる可能性が確認されました。
[画像2:
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CT-e1/SaaSからリアルタイムに送信される音声データを「オペすいすい」の音声テキストエンジンが解析し、生成AI基盤と外部知識を組み合わせて要約・要件抽出を行うことで、オペレーター業務を支援しています。
サーバーレス連携によるスムーズな活用
「CT-e1/SaaS」を利用中の企業は、追加の機器や大規模なシステム開発を行うことなく、「オペすいすい」を既存環境に活用できます。
サーバーレスで音声データをリアルタイムにやり取りできるため、導入コストや運用負荷を最小限に抑えながらAI活用を実現します。
この取り組みは、コンタクトセンターにおける労働力不足や人材育成コストの増加といった課題に対して、現場に即したAI導入のモデルケースとなるものです。
また、今回の実証を通じて、コムデザインが掲げるCCP(Converged Communications Platform)構想はさらに発展を遂げています。
「CT-e1/SaaS」について
「CT-e1/SaaS」は、コムデザインが提供するクラウド型CTIサービスです。低コスト・専用設備不要といったクラウド型サービスのメリットに加えて、機能の網羅性の高さや、導入企業ごとの柔軟なカスタマイズが可能という特長もあり、累計1,825テナント32,000席以上の企業に採用されています。詳細は以下URLをご参照ください。
https://comdesign.co.jp
CCP(Converged Communications Platform)について
CCP(Converged Communications Platform)とは、近年コンタクトセンターで注目が集まっている、カスタマーとコミュニケーターの“会話”そのものをデータとして活用し、業務効率の向上や付加価値の創出を図るコンタクトセンターDXという取り組みに最適なテレフォニープラットフォームコンセプトです。 CCPにより、コンタクトセンターDXを目的とした、テキストマイニングや会話解析、会話自動要約などのソリューションを提供するサービスに対して、「音声データ」または「テキストデータ」を柔軟且つ手軽に連携することが可能となります。これにより、コンタクトセンターは高額の初期投資や運用負荷をかけることなく、コンタクトセンターDXに取り組むことができます。
今回の実証で得られた成果は、コムデザインが推進するCCP(Converged Communications Platform)構想の有効性を示すものであり、AIとの柔軟なデータ連携が現場のDXを促進することを証明しています。
今後の展開
Standard AIとコムデザインは今後も、音声データと生成AIを組み合わせた新たなユースケース開発を進め、コールセンター業務における自動化と品質向上を支援してまいります。
また、2025年11月13日~14日に開催される「コールセンター/CRM デモ&コンファレンス 2025 in 東京」において、今回の取り組みを紹介する予定です。
【製品概要】
[表1:
https://prtimes.jp/data/corp/171710/table/2_1_1f356148c97c505a6e7ef6c8ca8db802.jpg?v=202511121216 ]
[表2:
https://prtimes.jp/data/corp/171710/table/2_2_d776bf3112df306f7784dbedb5d3ac00.jpg?v=202511121216 ]
Standard AI株式会社
所在地:東京都北区中里3-1-4-1F
代表者:代表取締役 鈴木 崇
事業内容:AI・ITを用いた業務改善支援、システムアプリケーション受託開発
URL:
https://standardai.co.jp
株式会社コムデザイン
コムデザインは、2000年に創業。2008年からクラウド型CTIサービス「CT-e1/SaaS」の提供を開始。高い拡張性を持つ自社開発のアーキテクチャと利用者のニーズにきめ細かく対応可能なサービスモデル「CXaaS」により、小規模から大規模まで業種を問わずコンタクトセンターに支持されています。
※CXaaS(Customer Experience as a Service )とは「CXaaS」とはコンタクトセンターに求められるクラウドCTI機能の提供および開発だけではなく、利用までに必要な専門エンジニアによる伴走体制もふくめて定額費用で提供するサービスモデルです。
関連書籍:「CXaaS 「攻めのIT活用」を実現する新しいクラウドサービスモデル」(翔泳社)
■お問合せ先
【「オペすいすい」に関するお問合せ先】
Standard AI株式会社
電話 :03-5980-8465
E-mail:support@opesuisui.ai
【「CT-e1/SaaS」に関するお問合せ先】
株式会社コムデザイン
電話 :050-5808-5500
E-Mail:sales@comdesign.co.jp
プレスリリース提供:PR TIMES



記事提供:PRTimes