アルヌール、「メタン削減海藻」の量産化へ鹿児島で種糸作製を開始!
パス株式会社

~カギケノリ海洋養殖技術の更なる飛躍を目指して~
パス株式会社(東京都渋谷区: 東証スタンダード市場 コード番号3840)の連結子会社である株式会社アルヌール(東京都渋谷区、以下、アルヌール)は、この度、鹿児島県における水産業の研究・指導を行う鹿児島県水産技術開発センター(鹿児島県指宿市)の施設内で、海藻カギケノリ海洋養殖用種糸の作製を開始したことをご報告いたします。
[画像1:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/72966/117/72966-117-ae0d44b101abb2a80b0651ef069d19a3-1602x1068.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
成長中のカギケノリ配偶体の顕微鏡写真
アルヌールは「カギノワ」の取組の中で、飼料に微量添加することで牛のげっぷに含まれるメタンガスの発生を大幅に抑制できる海藻、カギケノリの養殖を行ってまいりました。この度、鹿児島県水技術開発センター貝類種苗生産研究棟の大量培養室の使用許可をいただき、種糸の作製を開始しました。鹿児島水技の充実した施設を利用することで、アルヌールが培ってきた培養技術を十分に活かし、種糸生産量を大きくスケールアップさせることができます。また、実際に種糸を沈める海洋養殖試験場近くで種糸の生産を行うことで、鹿児島を拠点とした多くの試験と経過観察をより詳細に実施します。この冬の間で様々に条件変更した種糸を作製し、海洋に入れて試験することで、省コストかつ収穫量を最大化することを目指した研究開発に取り組んでまいります。
◆海洋養殖の省コスト化かつ収穫量の最大化へ向けて
アルヌールではカギケノリの陸上養殖と海洋養殖の両方を試験していますが、日本中の牛に食べさせるだけのカギケノリを生産するには広大な海の力が必要です。カギケノリは魚類などによって食べられてしまう食害がないため、作業負担の少ない海洋養殖が可能です。しかし、そのためにはしっかりとカギケノリが固着した高品質な種糸を作製する必要があります。アルヌールはこれまでの研究で、2通りの種糸作製手法を開発してきました。この度、鹿児島県水産技術開発センターの施設を利用することで、より省コストに高品質な種糸を量産する比較試験を行い、最適なプロトコルの確立を目指します。作製された種糸は順次、鹿児島の海での実証試験に用いられます。日本におけるカギケノリの海洋養殖の最適な条件を検討し、生産量についてのデータを蓄積してまいります。
[画像2:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/72966/117/72966-117-1ff87bb64f9bc53e89c3ee605bd432c7-1948x1036.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
鹿児島県水産技術開発センター内の大量培養室での稼働状況
[画像3:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/72966/117/72966-117-80b8f737c80c756cfca479e476fcf878-168x36.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
カギノワについて
https://kaginowa.com/
「カギノワ」は、「カギケノリ」の力で、畜産の脱炭素化と海の生態系の回復に取り組んでいます。「カギケノリ」を用いた飼料を開発し牛に与えることで、牛のげっぷに含まれる温室効果ガスの一種であるメタンガスの大幅な削減に貢献します。また、「カギケノリ」の海洋養殖を通して、海中の二酸化炭素を削減しながら海の生態系を回復することを目指します。
本プロジェクトに参加する自治体や企業を募り、海洋国家である日本において「カギケノリ」の大量養殖を海洋及び陸上と両側面にて養殖技術の開発、及び「カギケノリ」による「反芻家畜由来メタン」の削減効果のある飼料の開発により持続可能な社会の実現を目指していきます。
すでに多数の企業様・畜産農家様・研究者の皆さまがパートナーとして参画してくださっています。
■株式会社アルヌールについて
https://www.alnur.jp/
会 社 名:株式会社アルヌール
本 社:東京都渋谷区神宮前六丁目17番11号 JPR原宿ビル
R&Dセンター:東京都豊島区高田一丁目25番3号
代表者:代表取締役 星 淳行
事 業 概 要:微細藻類の培養装置及びそのオペレーションノウハウを基幹技術とした、バイオメディカル・ヘルスケア分野及びCO2削減等環境分野における研究・開発及びその技術提供、関連商品販売
海藻の一種である「カギケノリ」の力で、日本の畜産と漁業を未来へとつないでいく環境プロジェクト「Kaginowa」の運営
https://kaginowa.com/
CO2削減、食物残渣処理、排水・汚泥処理など環境機器等の販売
プレスリリース提供:PR TIMES


記事提供:PRTimes