「タテシナ会議」海外分科会、トヨタ・モビリティ基金とHondaによるタイでの交通安全文化の醸成を目指す「KUB-DEE-DAI-DEE」キャンペーンを開始
一般財団法人トヨタ・モビリティ基金

― 「良いことをすれば、良いことが返ってくる」というタイに根付く考え方をコンセプトに、安全運転を促進 ―
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一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(理事長:豊田章男、Toyota Mobility Foundation、以下「TMF」)と本田技研工業株式会社(取締役代表執行役社長:三部敏宏、以下「Honda」)は、タイでの交通安全課題に共同で取り組む「KUB-DEE-DAI-DEE(良い運転をすれば、良いことが返ってくる)」キャンペーンを本日より開始します。
TMFとHondaは、交通事故死傷者ゼロに向けた業界横断の枠組み「タテシナ会議」*1海外分科会*2で連携し、日本の活動で得た知見を海外にも広く展開することで、より安全な交通環境づくりに取り組んでいます。その一環として、四輪車と二輪車が関与する事故の防止を目的に、タイの文化に根付く「TAM-DEE-DAI-DEE(良いことをすれば良いことが返ってくる)」という考え方をコンセプトとしたキャンペーンを展開し、その効果を検証します。
キャンペーン特設サイト:
リンク
1.背景
タイでは急速な経済発展に伴い交通事故も増加しており、特に若年層を中心に四輪車と二輪車の事故が深刻な課題となっています。これまで多くの教育、啓発活動が行われてきましたが、さらなる対策が求められています。今回のキャンペーンでは、四輪車と二輪車に関わるTMFとHondaが連携し、SNS等のオンラインメディアを活用した啓発活動を行うことで、特に若年層の交通安全への意識の向上、知識習得、行動変容を目指します。また、バンコク都庁によるキャンペーンの認知向上をはじめとした支援のもと、地域に根差した活動を展開していきます。
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<キャンペーンネーム、ロゴ>
2.キャンペーンのアプローチ
本キャンペーンは、世代を超えてタイの日常生活に深く根付いている伝統的なことわざ「TAM-DEE-DAI-DEE(良いことをすれば良いことが返ってくる)」という考え方を交通安全行動に結びつける試みです。交通安全に繋がる知識を「義務」ではなく、自分や周囲に良い影響がある「前向きな行動」として捉え直し、日常の運転行動を自然な形で安全に変えていくための仕掛けを織り込んでいます。
TMFとHondaは四輪車と二輪車がお互いに思いやりを持つことによる安全な交通社会の実現を目指しています。そのために、四輪車は、運転中に二輪車の存在も想定し、死角を確認することや、お互いに車間距離を保つことなど、日常の小さな行動を「KUB-DEE(良い運転)」として題材に取り上げ、交通環境で”安全な行動”が自然と意識されるような働きかけを行います。また、これらの「KUB-DEE(良い運転)」はタイでの多発事故パターンや運転習慣を踏まえ、安全確保にとって特に重要な行動を選定しています。
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<キービジュアル例>
[動画:
https://www.youtube.com/watch?v=NrHbZYC-dQ8 ]
<アニメーション例>
3.取り組みの概要
キービジュアルの制作にあたっては、タイの新進アーティストであるサラウット・パンヌ氏とのコラボレーションにより、サラウット氏の持ち味である現代的ビジュアルと伝統的なタイのモチーフを融合した作品をビジュアルに取り入れ、若い世代の共感を得ることを狙います。
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<特設サイトのトップページ>
また、キャンペーンサイト内には、行動変容に向けたインタラクティブな仕掛けとして「KUB-DEE-DAI-DEE Generator」を設置します。ユーザーはサイトで紹介する「KUB-DEE(良い運転)」から自身が特に意識したい運転行動を選び、オリジナル壁紙やショート動画を生成してSNSで共有することができます。知識を獲得するだけでなく、自ら周囲に宣言してもらうことで、日々の行動変容に繋げます。
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<特設サイトで体験できる「KUB-DEE-DAI-DEE Generator」>
4.今後の展開
キャンペーンは2025年11月からバンコク、チェンマイを対象地域として、SNS、屋外広告、特設サイト、バンコク都庁が保有するメディアを通じてデジタル・オフライン両面で展開されます。その知見をもとに、2026年には、トヨタ・モーター・タイランド(TMT)、ホンダタイ基金とのパートナーシップのもと、より多くの方々に交通安全のメッセージを届けるためキャンペーンを拡大していくことを予定しています。
なお、キャンペーン開始に伴い、各社・機関から以下のとおりコメントしています。
バンコク都知事 チャッチャート・シッティプント:
バンコクは交通安全を非常に重視しています。TMFとHondaが『KUB-DEE-DAI-DEE』キャンペーンを立ち上げたことは、思いやりある安全運転文化を育む大きな一歩です。バンコク都庁としてもこの取り組みを全面的に支援し、道路が誰にとっても安全で住みやすいものとなるよう努めていきます。
トヨタ・モビリティ基金 理事長代行 松田進:
タテシナ会議では、「交通安全は皆がつくるもの」という考えのもと、一人ひとりがそれぞれの立場で出来ることを考え、行動に移すことを大切にしています。「KUB-DEE-DAI-DEE」のコンセプトがタイの皆さまに受け入れられ、四輪車、二輪車の立場を問わず、思いやりの心と交通安全の輪が広がっていくことを願っております。
本田技研工業株式会社 安全運転普及本部 事務局長 高石秀明:
タイで深刻な交通問題に対し、TMFと一緒に「KUB-DEE-DAI-DEE」キャンペーンを始められることを嬉しく思います。四輪車と二輪車、どちらの立場からもお互いに思いやりを持った運転を広げ、交通事故ゼロの社会を目指して、すべての人に安心と喜びを届けていきます。
<URL>
[表:
https://prtimes.jp/data/corp/151437/table/47_1_38b62134c2b64b5623d57b508b4af2fd.jpg?v=202511171117 ]
*1 タテシナ会議:毎年、交通安全に祈りを捧げる蓼科山聖光寺夏季大祭において自動車や関係する業界のトップ役員が一堂に会す機会を活用した交通安全のための会議。2023年には、実効性のある活動に取り組むための5つの分科会が発足
企業の枠組みを超えた交通事故死傷者ゼロに向けた取り組み「タテシナ会議」の活動について
*2 海外分科会:国内での交通安全活動の知見を海外に展開することを目的に設立。10万人当たりの交通事故死者数が高いタイを活動地域に、データを活用した事故対策活動や啓発活動に取り組む
トヨタ・モビリティ基金「タテシナ会議」海外分科会、タイにおける交通事故死傷者の低減を目指し、車両プローブデータ等の活用による交通安全プロジェクトをバンコクで開始
トヨタ自動車は創業以来、お客様、ビジネスパートナー、従業員、そして地域社会等、全てのステークホルダーを尊重しながら、自動車を通じた豊かな社会づくりを目指して事業活動を行なっています。そして、より公益的な活動を行うことを目的に、2014年8月、TMFを設立しました。
TMFでは、モビリティを通じた豊かな社会づくりへの貢献に向けて、世界中で移動課題への対応をはじめとした幅広いプロジェクトに取り組んでいます。
プレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes