ロイヤルカナン財団認定NPO法人ペッツ・フォー・ライフ・ジャパンの動物介在活動「ドクタードッグ」プログラムを支援
ロイヤルカナン ジャポン合同会社

~動物介在活動が人と犬にもたらす影響に関する学術調査も実施~
人の健康と福祉においてペットが重要な役割を果たす活動に世界中で支援を行っているロイヤルカナン財団(本拠地:フランス・エマルグ、会長:オリヴィエ レイモンド)は、認定特定非営利活動法人ペッツ・フォー・ライフ・ジャパン(所在地:兵庫県西宮市、理事長:有田朋正、以下、ペッツ・フォー・ライフ・ジャパン)が運営する「ペッツ・フォー・ライフ・ジャパン ドクタードッグプログラム」に対して支援を行うことを決定しました。
「ドクタードッグ」プログラム※1は、国際統一規定の動物介在活動※2で、トレーニングを経て認定試験を受けた犬たちが、高齢者施設や児童養護施設・学校へのボランティア訪問を行い、高齢者の精神的孤独への対処や子どもたちへの情操教育を行っています。「ドクタードッグ」の中には、元は保護犬であった犬もおり、彼らに活躍の場を提供しています。ペッツ・フォー・ライフ・ジャパンは、このたびのロイヤルカナン財団の支援を受け、「ドクタードッグ」による動物介在活動を強化するとともに、同活動が高齢者と犬の双方にもたらす影響を科学的に検証する学術調査を実施します。なお、「ドクタードッグ」プログラムは、ロイヤルカナン財団が初めて日本で支援するプロジェクトとなります。
※1「ドクタードッグ」プログラムは、1991年にアジア動物基金(Animals Asia Foundation)により香港で始められた活動です。その活動は優秀な動物介在活動(アニマル・アシステッド・アクティビティー/Animal Assisted Activity) として世界的に認められています。
※2 動物介在活動とは、動物の持つ潜在的な癒しの未知なる効果に期待する活動です。対象者の生活の質の向上を目的に行われるものであり、「ドクタードッグ」はこの活動に該当します。一方、動物介在療法(Animal Assisted Therapy)は、対象者個人の疾病治療を目的とし、医師や行動療法士、作業療法士による治療計画と効果判定が必要です。
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左:ペッツ・フォー・ライフ・ジャパンの「ドクタードッグ」 右:高齢者施設で入居者と触れ合う「ドクタードッグ」
ロイヤルカナン財団は、栄養学に基づいて犬と猫の健康を実現する企業(Health Through Nutrition Company)として、プレミアムペットフード および食事療法食を世界中で展開するロイヤルカナン社(本部:フランス・エマルグ、社長:セシル クートン)が、ペットが社会で担う重要な役割を紹介し、私たち人間の健康と福祉にもたらす多くの恩恵について認知を広めることを目的として2020年に設立しました。今年で設立5周年を迎えた同財団は、これまでに世界19ヵ国で26のプロジェクトを通じて、300頭以上の犬や猫による支援を、延べ16,000人以上の人々に届けてきました。ロイヤルカナン財団が支援するプロジェクトには、地震後の捜索救助犬の支援から、自閉症の子どもやPTSDに悩む人々を支える動物介在プログラム、さらには癌を検知する犬の育成など、革新的な研究まで幅広く支援してきました。また最近では、糖尿病アラート犬や聴導犬など、人々の安全や自立性を高めるプロジェクトの支援も行っています。
ロイヤルカナン財団が支援するプロジェクトは、8,000名を超えるロイヤルカナンのアソシエイト(従業員)の社内公募で提案され、同財団の理事会とロイヤルカナン研究倫理委員会による審査を経て、最終的にはすべてのアソシエイトによるグローバル投票により選定されています。
このたび、ロイヤルカナン財団が初めて支援する日本のプロジェクトとなる「ドクタードッグ」プログラムでは、同プログラムによる動物介在活動、および動物介在活動による高齢者と犬への影響を評価する学術研究に対して、2025年から3年間にわたり55,000ユーロ(約1,000万円)の資金提供を行います。
認定NPO法人ペッツ・フォー・ライフ・ジャパンについて
ペッツ・フォー・ライフ・ジャパンは、”小さな子供やお年寄り”が安心して暮らせる、思いやりにあふれた社会に暮らしたい―そんな思いから発足した団体です。人の社会の中で生きる弱い存在のひとつ、”ペット動物”に対する思いやりの心を広げることから”人と人”へと思いやりの連鎖を広げます。
2000年6月に動物と人の福祉を考える会として発足したペッツ・フォー・ライフ・ジャパンは、行き場を失った犬や猫の救済活動や新しい飼い主探しをはじめ、飼育放棄を未然に防ぐため犬のしつけ教室など啓発活動や、今日では高齢者施設、児童養護施設や学校、および幼児に向けた動物介在活動を行っています。
2001年、ペッツ・フォー・ライフ・ジャパンはアジア動物基金による国際統一規定の動物介在活動「ドクタードッグ」プログラムに参加し、日本で初の認定団体となりました。2023年には日本における活動権限を同基金から委譲され、現在は日本で唯一の「ドクタードッグ」プログラムのトレーニングと認定テストを実施しています。
「ドクタードッグ」プログラムでは、高齢者施設への訪問活動に加え、子どもたちに向けて、犬への絵本の読み聞かせによる情操教育活動「R.E.A.Dプログラム」、幼児から中学生を対象としたペットとの共生について親子で正しい知識を学べる「ペッツくらぶ」などの活動を行っています。
ペッツ・フォー・ライフ・ジャパンに関する詳細:
https://www.pflj.org/
ロイヤルカナン財団について
ロイヤルカナン財団は、2020年12月に創設された非営利団体です。ペットが社会の中で果たす役割の重要性において注目すべきプロジェクトを支援することを使命としています。ロイヤルカナン財団は、以下の4つの重点分野において、犬と猫が人々の健康と福祉の向上に貢献する取り組みに資金提供を行っています。
- 捜索救助犬- 医療分野で人の健康に貢献するペット- 人の心の健康をサポートするペット- 災害救援のための緊急資金- イヤルカナン財団は、ペットとして愛される犬や猫が社会と人々の健康に長期的な価値を創造することを目指しています。支援対象となるプロジェクトは、世界中のあらゆる国において、疾病検出、介助犬、セラピーペットなど、重要な分野を網羅しています。
ロイヤルカナン財団(Royal Canin Foundation)に関する詳細:
https://www.royalcaninfoundation.org/en
ロイヤルカナン社について
ロイヤルカナン ブランド(ROYAL CANIN(R))を展開するロイヤルカナン社は、栄養学に基づいた犬と猫の健康において世界を牽引する企業であり、マース インコーポレイテッドの一員です。1968年、フランスの獣医師ジャン カタリー博士によって設立されたロイヤルカナンは、ペットの専門家との連携を通じて「ペットのためのより良い世界」というパーパス(存在意義)の実現を目指し、栄養と知識の限界を継続的に押し広げています。
ロイヤルカナンは、ブリーダーや獣医師などのパートナーと協力し、科学に基づいて個々の犬と猫のニーズにきめ細やかに応える栄養バランスのフードをつくるだけでなく、ペットの健康にとって大きなプラスとなる様々なツールやサービスを展開しています。ペット、人々、地球を尊重し、責任ある持続可能な方法でビジネスを実践しています。
世界120以上の市場で事業を展開し、400名以上の獣医師と栄養学の専門家を含む8,000名を超えるアソシエイト(従業員)が活躍しています。世界各地に15の工場、2つのペットセンター(イノベーションセンター)、1つの研究開発センター、そしてマースのネットワークから7つの研究所を運営しています。
また、日本をはじめヨーロッパ以外では、ユーカヌバ ブランド(EUKANUBA(TM))を展開しています。ユーカヌバは愛犬の健康とアクティブな毎日をサポートするドッグフードブランドです。そして米国を拠点とする消費者直販のペットフード会社として急成長を遂げているNOM NOMの事業展開も行っています。
ロイヤルカナンに関する詳細:
https://www.royalcanin.com/jp/
ユーカヌバに関する詳細:
https://www.eukanuba.com/jp/
ロイヤルカナン ジャポン企業サイト:
https://royalcanin.jp/プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes