【ひとり暮らしの防犯意識調査】共連れ侵入にひとり暮らしの5割が不安。防犯意識は高まるも対策はドアチェーン止まり
パナソニック株式会社
～日常行動と情報発信、両面での防犯対策～
近年、ひとり暮らしを狙った犯罪が深刻化する中、ストーカー事案（相談等件数）は令和5年に約2万件近くに上り※1、住宅への侵入窃盗も増加傾向にあります。最近の事件からも、従来の「オートロックがあるから安心」という意識では対応しきれない状況となっています。さらに、特殊詐欺も高齢者だけでなく幅広い世代に広がっています。
こうした背景を受け、パナソニック株式会社では、10代～40代の男女800名を対象に「ひとり暮らしの防犯意識に関する調査」を実施しました。調査の結果、防犯意識は高まっているものの、実際に実施している防犯対策は十分とは言えないことが明らかになりました。本調査では、ひとり暮らしの方が意識している防犯ポイントや、実際の防犯トラブルの実態についても調査しました。
※１ 警察庁「令和５年の犯罪情勢」（
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/crime/situation/r5_report.pdf?utm_source=chatgpt.com）
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■ひとり暮らしの8割が防犯を意識する一方で、十分な防犯対策はわずか1割。意識と行動のギャップが浮き彫りに
■マンションでの共連れに関する報道をきっかけに、7割以上が「防犯意識が高まった」と回答。オートロック付き物件でも安心できない状況に。
■防犯を意識していないひとり暮らしの人の半数以上が「今まで何も起きなかったから」と考えていることが判明。しかし、ひとり暮らしの約4割が“不審な出来事や気配を身近に感じた経験あり”という実態。
■SNSをきっかけとした詐欺やトラブルのニュースが増える中、6割以上が投稿への警戒心を高める一方、投稿時の防犯対策について「特に工夫していない」人は2割以上存在
■ひとり暮らしが最も恐れるのは「共連れ侵入」で約5割、次いで「自宅への侵入」で4割。一方、実践している防犯対策は「ドアスコープやドアチェーン」が3割と手軽なものに偏り、防犯面では不十分な傾向
［調査概要］
・エリア：全国
・調査対象：10代～40代 男女 計800人【現在オートロックの集合住宅でひとり暮らしをしている方】
・調査期間：2025年10月16日(木)～10月20日(月)
・実査委託先：楽天インサイト株式会社
※調査結果を引用いただく際は「パナソニック調べ」を引用元として記載ください。
《ひとり暮らしの8割が防犯を意識する一方で、十分な防犯対策はわずか1割。意識と行動のギャップが浮き彫りに》
まず、普段どの程度防犯を意識しているかを聞いたところ、「とても意識している」「少し意識している」を合わせると80.9％となり、大半の人が防犯について意識していることが分かりました。属性別で見ると、防犯意識が最も高いのは女性20代で、「とても意識している」と4割が回答。「まったく意識していない」と回答した割合が最も多かったのは、男性30代となり、世代や性別によって防犯意識に差があることも明らかになりました。一方で、自身の防犯対策について十分だと思うかを聞いたところ、「十分にできている」と回答したのは10.1％で、わずか1割にとどまり、意識と行動のギャップが浮き彫りになりました。
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《マンションでの共連れに関する報道をきっかけに、7割以上が「防犯意識が高まった」と回答。オートロック付き物件でも安心できない状況に》
マンションへ不審な人が一緒に入ってきた（＝共連れ）侵入事件の報道を受け、防犯意識の変化を聞いたところ、「以前よりかなり高まった」「以前より少し高まった」を合わせると74.6％となり、7割以上の人の防犯意識が高まったことが明らかになりました。事件をきっかけに、オートロックに頼るだけでは安心できないという認識が広がり、個々の防犯意識の向上に繋がっているようです。
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《防犯を意識していないひとり暮らしの人の半数以上が「今まで何も起きなかったから」と考えていることが判明。しかし、ひとり暮らしの約4割が“不審な出来事や気配を身近に感じた経験あり”という実態》
前述の質問で防犯対策について「あまり意識をしていない」「まったく意識をしていない」と答えた人に理由を聞いたところ、「今まで何も起こっていないから」が51.6％と半数以上を占め、これまでの経験が防犯意識の低さの要因となっていることがわかりました。一方で、日常生活の中で防犯に関するトラブルや不安を感じた経験について聞くと、「特に遭遇・目撃・経験したことはない」と回答した人が59.1％を占めました。つまり、残る40.9％は日常生活の中で何らかの不審者の遭遇や不安を身近に感じた経験があることがわかりました。具体的には、「不審者に遭遇したことがある」や「不審な行動を目撃したことがある」、「自宅や住居周辺で不審な人物を見かけたことがある」といったケースが挙げられ、身近な場所での不安や不審な出来事が少なくないことがうかがえます。防犯意識が低い人の多くは自分には被害が及ばないと思っている一方で、実際には身の周りで不審者や不審行動の目撃経験もあることから、意識と現実の間に大きなギャップがあることが示されました。
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《SNSをきっかけとした詐欺やトラブルのニュースが増える中、6割以上が投稿への警戒心を高める一方、投稿時の防犯対策について「特に工夫していない」人は2割以上存在》
続いて、ここ数年、SNSをきっかけとした詐欺やトラブルに関するニュースを目にする機会が増えていることを受け、防犯やトラブルの観点からSNS投稿に対する警戒心の変化を聞いたところ、「非常に高まった」「少し高まった」を合わせると、65.9％と6割以上が意識の変化を感じていることがわかりました。さらに、投稿時に防犯のために工夫していることはあるかを聞いたところ、「写真に生活環境（自宅・最寄駅・通学通勤経路など）を写さない」が最多で42.7％、次いで「位置情報タグをオフにしている」が35.1％と続き、日常の投稿にも慎重な工夫が見られました。一方で、「特に工夫していない」と26.5％が回答。約4人に1人が投稿時に防犯対策を取り入れていないことが明らかとなり、警戒心と実際の行動のギャップが浮き彫りとなりました。
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《ひとり暮らしが最も恐れるのは「共連れ侵入」で約5割、次いで「自宅への侵入」で約4割。一方、実践している防犯対策は「ドアスコープやドアチェーン」が約3割と手軽なものに偏り、防犯面では不十分な傾向》
ひとり暮らしの防犯面で特に不安を感じることを聞いたところ、「マンションでの共連れ侵入」が47.1％と最多で、次いで「自宅への侵入（空き巣・不法侵入など）」で43.1％と続きました。一方で、実際に行っている防犯対策を聞くと、「ドアスコープやドアチェーンの活用」が最多で35.1％、「周囲に不審な人がいないか確認してから家に入る」で32.4％、「鍵の二重ロック」が31.3％と、手軽にできる対策に偏っていることが分かりました。防犯カメラやセンサーライトなど防犯設備を導入している人は1割以下にとどまり、防犯面が不十分な傾向が見受けられます。
さらに、今後導入したい防犯家電について聞いたところ、「特に導入予定はない」と回答した人が53.8％で過半数を占め、現状の防犯意識がそのまま継続される可能性があることも明らかになりました。導入を検討したい設備としては、「ドアホンカメラ（映像付きインターホン）」が20.0％で最多、次いで「スマートロック（スマホで施錠・解錠できる鍵）」16.8％、「防犯カメラ（屋外）」12.3％と続き、手軽さやコストが導入意向に影響していることが示されました。
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【総括】
今回の調査から、ひとり暮らしにおける防犯意識は高まりつつあるものの、具体的な対策にはまだ課題が残っていることが明らかになりました。普段から防犯意識を持つ人は多い一方で、十分な防犯対策を実践している人はわずか1割にとどまり、意識と行動のギャップが浮き彫りとなっています。特に宅配業者や点検業者を装った侵入事件や共連れ侵入など、犯罪の手口が巧妙化する中で、約4割が“不審な出来事や気配を身近に感じた経験があることからもオートロックや施錠だけに頼った防犯では懸念があることが示されました。
さらに、SNS投稿に関する警戒心を高める人が多い一方で、防犯面において投稿内容の工夫をしていない人も一定数存在し、実際の行動が伴っていない現実も浮き彫りとなりました。
今後はオートロックや施錠だけに頼らず、手軽に導入できるインターホンや屋内カメラなどの防犯機器を活用することに加え、個人の意識向上と、日常生活・デジタルリテラシーにおける工夫を組み合わせた、多層的な防犯対策の強化が求められます。
【防犯アドバイザー 佐々木成三さん コメント】
住まいの防犯を高めるには、まず「鍵」と「ドアの構造」を見直すことが基本です。ピッキングに強いディンプルキーや、二重ロックなどの対策を検討しましょう。さらに、防犯カメラやモニター付きインターホンといった機械警備を整えることで、侵入抑止効果が格段に上がります。
外出時には必ず全ての鍵を確認し、特にベランダやトイレの小窓など、“狙われやすい開口部”の施錠を忘れないようにしましょう。近所の環境にも目を配り、不審な人物や車を見かけた際は早めに警察へ通報する意識が大切です。
また、家族や信頼できる友人に自宅の位置や緊急連絡先を共有しておくことで、万が一の際も助けを呼びやすくなります。そして、SNSで自宅の場所や留守を匂わせる投稿は絶対に避けること。日常の小さな注意こそが、「狙われない家」をつくる最大の防犯になります。
（弊社から佐々木氏に依頼をし、頂いたコメントを編集して掲載しています）
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佐々木 成三 氏
佐々木 成三（ささき なるみ）防犯アドバイザー
元 埼玉県警察本部刑事部捜査第一課警部補
一般社団法人スクールポリス 理事
これまで数多くの捜査本部で、被疑者の逮捕・取り調べや捜査関係者からの情報収集、被害者対策、遺族担当に従事し、数多くの実績をあげる。発想力、情報収集力、行動力には自信があり、新しい捜査手法、被害者の視点に立った被害者支援を行い、数多くの賞を得ているスゴ腕、人情刑事として活躍していた。現在スクールポリス理事として中高生を対象としたデジタル危機管理の指導を行っている。
ここからは、すぐ取り入れることができる、おすすめの防犯対策商品をご紹介します。
【マンションにおすすめ】
■玄関ドアの前の来訪者を確認 モニター付きドアカメラ
玄関のドアに掛けて固定するだけで簡単に設置できるので、インターホンがついていないお宅や賃貸マンションにもおすすめです。モニター親機とカメラがあらかじめペアリング済みなので設定の必要がなく、取り付け後すぐに使えます。また、来訪者を自動表示する「チャイムリンク機能」付きで、呼出音に連動して留守でも来訪者を自動録画することができます。
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▼モニター付きドアカメラ VS-HC400 詳細
https://panasonic.jp/hns/products/VS-HC400.html
■照明を自動でオン・オフ設定ができる パルック LEDシーリングライト
「部屋のあかりが遅く点灯することに不安がある」といった場合の対策としては、不在に気付かれないよう部屋の電気（あかり）を自動で点けたり消したりすることも防犯対策としておすすめです。
るすばんタイマー付きの「パルックLEDシーリングライト」は、リモコンの「るすばん」ボタンを押すことで、設定時刻になると、あかりのスイッチが3つのパターンでランダムに変わります。帰宅時間が夜遅くなるときや、長期不在にするときの空き巣対策におすすめです。
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▼パルック LEDシーリングライト（スタンダードシリーズ） 詳細
https://panasonic.jp/light/2025-standard.html
■広画角レンズで部屋の様子を見渡せる 屋内HDカメラ
200万画素の高画質と広角レンズで、部屋の中を広範囲に確認できます。また、動作や音、温度を検知し、反応するとあらかじめ登録したスマートフォン※に通知が届くので、室内の変化にすぐに気づけます。万が一、部屋に侵入されたら、カメラに内蔵しているスピーカーとマイクで声かけ（威嚇）もできます。
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▼屋内HDカメラ KX-HRC100 詳細
https://panasonic.jp/hns/products/KX-HRC100.html
※Android(TM) 8.0 以降を搭載し、Google Play に対応したスマートフォン／タブレット、または iOS 13.0 以降を搭載したiPhone（ iPhone 5s 以降）、iPad（ iPad Air 以降）に対応しています。ご利用には専用アプリケーション「ホームネットワークＷ」のインストールが必要です。OSのバージョンアップに伴い「ホームネットワークＷ」アプリケーションが対応できるバージョンや端末も変更になることがあります。機器の接続にはグローバルIPアドレス［IPv4］「IPv6を用いたIPv4」が付与されるインターネット接続環境と、UPnP機能、「2.4 GHz」の周波数帯域に対応した無線ルーターが必要です。
※ここでご紹介した商品は、侵入や盗難などの犯罪を阻止することや安全を保証するものではありません。万が一、損害が発生した場合、当社は責任を負いかねますのであらかじめご了承ください。商品のご使用と合わせて、施錠・戸締り等の防犯対策を行うことをおすすめします。
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https://panasonic.jp/life/security/270001.html
・4人に1人が不審な人が一緒に侵入する「共連れ」を経験。「マンション暮らしに関する防犯意識調査」から考える防犯対策
https://panasonic.jp/life/security/270011.htmlプレスリリース提供：PR TIMES
記事提供：PRTimes
