2025年11月18日
バミューダ諸島、ハミルトン
(ビジネスワイヤ) -- バカルディ・リミテッドの第7回目となる年次レポート「バカルディ・カクテル・トレンド・レポート」で、2026年にカクテル文化とスピリッツ業界を再構築する5つの特徴的なトレンドが明らかになりました。世界最大の非公開国際スピリッツ企業であるバカルディ・リミテッドが、ザ・フューチャー・ラボラトリー(TFL)との提携により発表した今回のレポートは、バカルディ主導および第三者機関による調査、消費者アンケート、バーテンダーとのインタビュー、そしてTFLのトレンド予測データに基づき、今後1年間におけるカクテル体験、味にまつわる新たな変化、飲酒文化を形作る要因について解説しています。また同レポートでは、2026年に最も人気を集めるカクテルや、飲酒の法定年齢に達した若年層消費者向けのトレンドも紹介しています。
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「Z世代による飲酒量が減ったわけではなく、単に、より早い年齢から、より気軽に、そしてより明確な目的を持って飲酒するようになっています」と、バカルディのグローバル・オン・トレード部門バイス・プレジデントのショーン・ケリーは述べており、「今では、世界中で、より有意義な飲酒のひとときを重視する動きが見られています。それは、友人との集いの場や地域文化に根ざした味わいの発見、あるいはカクテルを通じて新たな創造的表現の形を受け入れるといった形で現れています」と語っています。
「消費者は、体験のキュレーションからつながりの構築へと移行しつつあります。デジタルから来る利便性から人間的な創造性へと転換が進んでおり、飲料業界はその変化の中心に位置しています」と、ザ・フューチャー・ラボラトリーの共同創設者であるマーティン・レイモンド氏は述べており、「2026年には、希少価値やステータスではなく、素材の産地、提供の背景にあるストーリー、ひとときを意味あるものに変える力といった深みによって価値が決まるようになるでしょう」と述べています。
2026年のスピリッツ業界を特徴づける主要トレンドは、以下の通りです。
1. 午後の社交文化
深夜の過度な飲酒に代わり、日中の早い時間帯での嗜好が増え、ハッピー・アワーが再び文化的な盛り上がりを見せています。仕事終わりに楽しむ「デイキャップ(午後遅い時間帯に楽しむカクテル)」の台頭は、現代の生活リズムに合った細やかな楽しみへの移行を示しています。いろいろな地域で、夕方早くから飲みに行ったり、食事したり、交流したりする人が増えています。特に飲酒の法定年齢に達した若年層消費者がこの動きを牽引しており、バカルディのグローバル消費者調査(GCS)によると、フランスでは半数以上(51%)、米国では3分の1以上(34%)が夕方の早い時間帯の過ごし方を見直しつつあります。現在では日中の飲酒は、スプリッツ文化や気分に合わせたカクテル、細やかなご馳走を提供するような軽い飲み物を軸に展開しています。これは現実逃避ではなく、個人の体調やスケジュールに合った新たなリズムと楽しみ方を追求する動きとなっています。
2. つながりの再構築
人々が、インターネットによる絶え間ないつながりをもたらす生活から距離を置くようになるにつれ、飲酒者は意図的にオフライン体験を求め、気取ることよりもその場に居ることを重視するようになりつつあります。消費者の84%が、テクノロジーの影響で社会的な交流が個人的なつながりとして感じられなくなったと答えていることから、バーやブランドでは、再び人間らしさを感じられるような、時間の共有をもたらすアナログな瞬間を創造しています。具体的には、携帯などに邪魔をされない集まり、シェア形式のサービス、アナログな娯楽、そして生の会話を生み出す演出などが挙げられます。マティーニの飲み比べから小規模な集まりまで、つながりの再構築という動きは、ペースを緩め、心を落ち着かさせ、一緒にカクテルを楽しむという社交の魅力を再び発見したいという消費者の願いを反映しています。
3. 新たに注目される地元志向
貿易環境の変化と情報の透明性の向上によって業界が再構築される中、バーは地元のフレーバーを提供する場所へと進化しています。小規模農場、地域の生態系、科学的な実験を駆使し、素材の味を引き出すカクテル作りの技術の新しい未来を切り開いています。この動きは、国際的に評価されているスピリッツに取って代わるものではなく、地元で調達した食材、飾り付け、風味のアクセントによってスピリッツの質を高め、一つひとつの提供をその環境に根ざしたものにするものです。つまり、一口ずつ、透明性だけでなくその土地の風土と技法を堪能することができ、味だけでなく、その背景にある産地と製造工程を楽しみたいという消費者の新たな嗜好に応えています。実際、原材料の産地ラベルを確かめ、地元産の食材を求めている消費者は4分の3(77%)に上ります。
4. カクテル体験の世界観
カクテルや飲料ブランドは、単なる味覚体験ではなく、ファッション、音楽、デザイン、旅行、スポーツを総合的な文化的アイデンティティーに融合させた、幅広いライフスタイル体験へと変わりつつあります。Z世代やミレニアル世代は自身のアイデンティティーを反映するブランドを選択し、70%の人が感情の結びつきがブランドへの愛着を高めると回答しています。バーやブランドは、没入感のあるカクテルの世界観、ドリンクにキャラクター性を持たせる取り組み、プレイリストとの組み合わせ、移動式ポップアップ・メニュー、そして香りや音、物語性といったブランド独自の感覚的要素でこれに応えています。2026年、カクテルは単に注文されるものではなく、クリエイター・ブランドのように体験・収集・フォローされる存在となるでしょう。
5. 華やかさを追求するカクテル技術
長年にわたる「静かな贅沢」とも言えるミニマリズムの後、バーでは派手で華やかな、人目を引くカクテルにより、マキシマリズムが再び注目を集めています。バカルディのGCS回答者の4分の3以上(76%)が、食用の真珠、金属の飾り、変化する風味の層、炎の演出、派手なグラスなど、バーが提供する印象的で記憶に残る体験を高く評価しています。ドバイやラスベガスなど、賑やかで豪華な場所は、陽気で過剰なデザインや露骨な豪華さが支持されていることを物語っています。燃え尽き症候群から未だ回復途上にある今の世界において、単にドリンクを飲むのではなく、特別な瞬間が求められています。
2026年の世界の人気カクテル・トップ10は、以下の通りに予想されています。
マルガリータ モヒート ピニャコラーダ ラム・コーク(Rum and Coke®) ウイスキー・コーク(Whisky and Coke®) スプリッツ ウォッカ・レモネード ウォッカ・ソーダ ジン・トニック ドライ・マティーニ2026年バカルディ・カクテル・トレンド・レポート、およびインフォグラフィックの完全版をダウンロードいただけます。
バカルディ・リミテッドについて
世界最大の非公開国際スピリッツ企業であるバカルディ・リミテッドは、スピリッツやワインの製造、マーケティング、販売を手掛けています。バカルディ・リミテッドの商品群は200を超えるブランドやラベルから構成され、ラム酒「バカルディ」(BACARDI®)、テキーラ「パトロン」(PATRÓN®)、ウォッカ「グレイグース」(GREY GOOSE®)、ブレンデッド・スコッチウイスキー「デュワーズ」(DEWAR’S®)、ジン「ボンベイ・サファイア」(BOMBAY SAPPHIRE®)、ベルモットおよびスパークリングワイン「マルティーニ」(MARTINI®)、100%ブルーアガベ・テキーラ「カサドレス」(CAZADORES®)のほか、コニャック「デュッセ」(D’USSÉ®)、アメリカン・ストレートウイスキー「エンジェルズ・エンヴィー」(ANGEL’S ENVY®)、エルダーフラワーリキュール「サンジェルマン」(ST-GERMAIN®)など、主要ブランドから新興ブランドまで幅広く展開しています。163年以上前にキューバのサンティアゴ・デ・クーバで創業した同族経営のバカルディは、現在約8,000人を雇用し、10の国と地域に生産拠点を構え、160を超える市場でブランドを販売しています。バカルディ・リミテッドは、バカルディ・インターナショナル・リミテッドを含むバカルディ・グループ各社を指します。詳細は、http://www.bacardilimited.comをご覧いただくか、LinkedInLinkedInやInstagramでフォローしてください。
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Jessica Merz, VP Global Corporate Communications, jmerz@bacardi.com
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