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福岡県北九州市にて“鉄で海を守る”海洋エンジニアが公立小学校で特別授業を実施!

共育パレット株式会社

福岡県北九州市にて“鉄で海を守る”海洋エンジニアが公

「海に沈めるから見えない仕事がある」 ― 鉄鋼業×海洋保全×学校教育をSPOT TEACHERがつなぐ。地域産業のリアルを届けるSDGs授業。


共育パレット株式会社(所在地:福岡県福岡市、代表取締役:松下ゆか理)が運営する、学校と企業をつなぐマッチングプラットフォーム「SPOT TEACHER(スポットティーチャー)」は、企業や団体の専門家が学校のニーズに応じて出前授業を提供するサービスです。
このたび、人工魚礁の設計・製作を通して海洋環境の保全に取り組む株式会社中山製鋼所(本社:大阪市大正区)海洋エンジニアリング部の余田昂彌(よでん たかや)氏を講師に迎え、2025年10月8日、北九州市内の公立小学校4年生を対象に、SDGs授業「鉄で海を守る!?お魚のすみか“魚礁”のひみつ」を実施しました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/145601/8/145601-8-f8f049f35700e084b1a95d53afd04b59-1015x495.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


北九州市では初めてのSPOT TEACHER授業となり、SDGs学習で海洋分野に強い関心を持つ子どもたちに向けて、鉄鋼メーカーが取り組む“海の環境を守る仕事”をリアルに伝える機会となりました。

授業では、人工魚礁の実際の映像や水中ドローンの映像も活用し、子どもたちが「自然」と「産業」の関わりを自分ごととして考える探究的な学びの時間となりました。
これまで食・エネルギー・建設など多様な業界の授業を届けてきたSPOT TEACHERにとって、鉄で海を守る“鉄鋼業×海洋保全”の授業化は初の試みです。

 授業の背景

先生方から寄せられたのは、
「SDGsについてお話しいただける方を探しています。中でも、子どもたちは“海の豊かさを守ろう”に関心をもち、海について調べている子が多いので、もし海に関係する取り組みをしている方がいればぜひお話を聞かせたい」という声でした。
一方で、企業によるSDGsの取り組みは数多くあるものの、教育のテーマに合う内容を見つけづらく、どこに依頼すればよいのか分かりにくいという課題もありました。

そこでSPOT TEACHERは、鉄を通じて海洋環境を守る“人工魚礁”の設計・製作に取り組む株式会社中山製鋼所に着目。学校と企業の双方で内容や表現を丁寧にすり合わせ、子どもたちの学びに即した授業を設計しました。

世界では今、温暖化や乱獲による海洋資源の減少が深刻な課題となっています。
中山製鋼所が手がける人工魚礁は、鉄の特性を生かして海の豊かさを取り戻す技術です。こうした企業の挑戦と学校の願いが重なり、「鉄で海を守る」という新しいテーマの授業が実現しました。

 授業の内容

今回の授業は、「環境を大切にしながら、見えないところで海を守る仕事がある」というメッセージを軸に進行しました。

授業の冒頭、余田氏が4つの模型を取り出すと、教室がざわめきました。
実際は高さ35メートル――ビルおよそ12階分にもなる人工魚礁を、子どもたちにもわかりやすいミニチュアサイズにしたものです。
「私たちは、こういうものを海に沈めて、魚やイカのすみかをつくる仕事をしています。」
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/145601/8/145601-8-c777df9b1dd5a264a90908701df27d6c-1044x400.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


鉄鋼メーカーが“海”の話をするという意外な導入に、子どもたちの目が一気に集まりました。
続いて映し出されたのは、巨大な鉄の構造物が海に沈んでいく映像。

海の中は砂地が多く、魚が安心して暮らせる場所が少ないこと、そこに人工的に“お家”をつくると魚が集まり、産卵し、海藻が生え、命の循環が生まれることが紹介されました。

「これは魚を“とる”ためのものではなく、“そだてる”ためのもの。だから“魚礁”と書くんです。」

教室からは一斉に「へぇ~!」と声があがりました。
“魚のお家”という新しい発想に、子どもたちはぐっと引き込まれていきました。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/145601/8/145601-8-f4009b026787154a0a4e03253f862b76-1437x519.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


魚礁(ぎょしょう)とは、砂地の多い海の中に人工的につくられた“魚の家”のことです。
魚が集まり、産卵し、海藻が育つことで、海に命の循環が生まれます。

中山製鋼所では、魚だけでなくアオリイカが産卵しやすい構造の魚礁も開発しています。
当日は、同社が撮影した貴重な産卵映像を特別に公開。
四角い魚礁の中で白い卵がゆらゆらと揺れる様子に、子どもたちは息をのんで見入っていました。

さらに、実際の調査に使う水中ドローンも登場。
150メートルまで潜れる本格的な機体がライトを点灯すると、「おおー!」「すごい!」と歓声が上がりました。
教科書では出会えない“海の仕事のリアル”を体感する時間となりました。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/145601/8/145601-8-1c54815e2de71312506a07d6c89f73ee-889x671.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


授業の終盤、余田氏は問いかけました。
「じゃあ50年後、この魚礁はどうなると思いますか?」
「壊れる!」「錆びる!」と口々に答える子どもたちに、余田氏は穏やかに続けました。

「そう、壊れたり錆びたりはします。でも鉄はもともと自然のもの。
だから最後は海の栄養になっていくんです。ゴミにはなりません。」

教室は一瞬静まり返り、子どもたちは真剣なまなざしでメモをとっていました。
目に見えない場所で、“壊れて終わりではなく、次につながる設計”がある――
その事実が、子どもたちの中に静かに残る時間となりました。
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 授業後アンケート結果(回答者数:39名)

[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/145601/8/145601-8-03df1537bc12f363053396330a83cb9d-1033x613.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/145601/8/145601-8-d2ff896f379488073ca794e19edd75b1-1091x636.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


・100%の児童が「おもしろかった」と回答
・82%の児童が「将来の仕事について考えたくなった」と回答
・97%の児童が「ふだんの勉強や生活にも役立つと思う」と回答

総合・SDGsの授業として、子どもたちの興味関心と学びの意欲を高める結果となりました。

 特別授業の感想


【(株)中山製鋼所・余田昂彌(よでん たかや)氏】
今回「SDGs」の授業として、中山製鋼所の取り組む “環境にやさしい鉄づくり” と、その鉄で作る “魚礁 (ぎょしょう)” についてお話をさせていただきました。
魚礁を設置することで海の生き物や、海藻などが増え、海の豊かさを守ることができます。中山製鋼所は創業106年の歴史の中で、SDGsという言葉が出てくる何十年も前から環境に配慮した取り組みと魚礁の設置を実施してきました。しかし、教科書に魚礁という言葉はなく学校で習うことはありません。魚礁は海の中に沈んでいるため、普段目にすることもありません。大人も知らない「鉄と、海と、魚礁の話」を聞いて、子供たちの見る世界が授業前より少しでも広がっていれば幸いです。

【4学年担任感想】
このたびは、中山製鋼所の皆さまによる魚礁に関する出前授業を設定していただき、誠にありがとうございました。本校4年生は総合的な学習の時間にSDGsについて学んでおり、その学びをさらに深める貴重な機会となりました。
企業の取組や魚礁の仕組み、環境保全への工夫など、インターネットでは分からない内容を詳しくご説明いただき、子どもたちは一生懸命にメモを取りながら熱心に学ぶことができました。
学習後の振り返りでも、多くの児童が学んだ内容を丁寧にまとめており、深い学びにつながったことを感じています。
このたびは貴重な機会をいただき、心より感謝申し上げます。教科書を用いた学習だけでなく、専門家の方から直接お話を伺うことには大きな価値があると改めて感じました。

【児童感想】
「鉄で海を守っていることを初めて知って、“本当なの?”と驚きました。海のことに興味が出てきました。魚礁でイカや魚が住みやすいように、位置を考えて置いているのがすごいと思いました。」

「魚礁のことを初めて知って、魚礁の中に魚が住むところや、イカが卵を産む場所もあることを知りました。しかもその魚礁は、こわれても岩のようになって住めるし、ゴミにならないところがすごいと思いました。」

「海に沈めると聞いて“ゴミにならないかな”と心配だったけれど、鉄が錆びて粉々になって海の栄養になるとわかって安心しました。これからは、食べきれる量だけおかわりしたり、ペットボトルではなく水筒を使ったり、自分たちにできるSDGsの行動を続けていきたいです。知らないことをたくさん教えてくださって、ありがとうございました。」

「今日の授業で、魚礁というものが海の中にあって、それが魚たちの“すみか”や“家”になることを初めて知りました。中山製鋼所では鉄を溶かして再利用したり、鉄で海を守る取り組みをしていると聞いて、いつか自分も海を守ったり、魚が快適に過ごせる環境をつくってみたいと思いました。」
▶ 余田さん授業レポートはこちら
鉄で海を守る!?大人も知らない「魚礁」の秘密

 SDGsへの取り組み

今回の授業は、以下のSDGsの目標につながる学びとなりました。
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/145601/8/145601-8-901b7382b306b01817a5673b28c69a41-1045x268.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


目標4:質の高い教育をみんなに
理科・社会・SDGsを横断する“生きた学び”として、子どもたちの探究心を育む授業を行いました。
映像・実物・対話を通じて、理解を「知る」から「感じる」へとつなげました。

目標 9:産業と技術革新の基盤をつくろう
「鉄」という素材の技術が、海の環境保全にも生かされていることを学びました。
産業と環境のつながりを通して、持続可能な技術の在り方を考える機会となりました。

目標 14:海の豊かさを守ろう
魚礁が魚の住処や産卵場所をつくり、海の生態系を支えていることを理解しました。
「獲る漁業」から「つくり育てる漁業」への転換についても考えました。

目標17:パートナーシップで目標を達成しよう
企業(中山製鋼所)・学校・SPOT TEACHERが連携し、教育と産業の垣根を越えた“共育”を実現しました。

 今後の展望

子どもたちや先生方からは「教科書に載っていないことが知れた」「海を守るためにこんな凄いことをしてるなんて初めて知った」といった声が多数寄せられました。

SPOT TEACHERでは、今後も全国の学校と企業をつなぎ、子どもたちの学びの幅を広げる機会を提供してまいります。これまで、エネルギー・食・福祉・建設・伝統文化など、幅広い業界の専門家が公立学校で授業を行い、社会のリアルを子どもたちに届けてきました。
外部の人が入りづらいとされる公立学校において、先生方のニーズに沿ったマッチングと丁寧な調整により、安心して授業を実施できる環境を整えてきたことが、SPOT TEACHERの強みです。

企業にとっても、社会貢献や次世代教育への参画に加え、社員の新たな気づきや自社の魅力を見直す機会となっており、SPOT TEACHERは今後も学校と社会をつなぐ“共育のプラットフォーム”として、地域と産業の未来を支える取り組みを続けてまいります。

 中山製鋼所について

株式会社中山製鋼所は、創業106年の歴史がある鉄鋼メーカーです。
当社は再利用可能な鉄の廃棄物である鉄スクラップを主原料とし、CO 2 排出量の少ない電気炉で溶解し製造したECOな鋼材製品を社会へ供給しています。また製鉄業で培った技術とノウハウを生かし様々な加工製品を開発しており、海洋エンジニアリング部では水産資源を守ることに貢献する魚礁事業を始めてから40年以上になります。

今回はSDGsをテーマとし、当社の鉄の力で未来をつくる取り組みについて授業を行いました。
私たちの生活に身近な鉄と、世間一般にはあまり知られていない魚礁。
長年鉄と向き合ってきた当社ならではの多角的な授業になったのではないでしょうか。
良い未来のためには個人、企業、社会全体での持続可能な行動が欠かせません。これからを担っていく子どもたちに、その大切さを伝えていくことも当社の理念の一つと考えています。

 会社概要

所在地:大阪市大正区船町一丁目1番66号
設立:1923年(大正12年)12月22日
代表者:代表取締役社長 内藤 伸彦
事業内容:鉄鋼事業(鋼板・条鋼・鋼片等の製造・販売)、建材事業、エンジニアリング事業(鋼製魚礁・増殖礁・浮魚礁の製作・回収、機械加工等)、不動産事業
HP:https://www.nakayama-steel.co.jp/

 SPOT TEACHER(スポットティーチャー)について

SPOT TEACHERは、共育パレット株式会社が運営する学校と企業をつなぐマッチングプラットフォームです。企業や団体の専門家が、学校のニーズに応じて出前授業を提供します。
元教員がコーディネーターとなり、学校のカリキュラムに合わせた授業がスムーズに実施できるよう調整・連携し、教員の負担軽減と多様な学びの提供を目指しています。

企業にとっては、自社の専門知識を学校現場に活かすことで、社会貢献や社員の意識向上、次世代人材の育成につながります。SPOT TEACHERの強力な教員ネットワークを活用することで、これまで外部の人が入りづらかった公立学校にも、安心して教育プログラムを届けることが可能になります。

[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/145601/8/145601-8-4b06db214920daf3fab75ee7e5314ee5-586x654.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
代表取締役 松下 ゆか理
【代表コメント】
学校と社会をもっと自由につなぎ、子どもたちが“本物の人”と出会える場を増やしたいと考えています。
元教員として、教室の中だけでは見せてあげられなかった世界を、もっと子どもたちに届けたいという思いがずっとありました。
専門性の高い方も、地域で活動する方も、企業の方も、誰もが学校に関わることで、子どもたちの世界は大きく広がります。
これからも先生方の負担を支えながら、多様な業界の皆さまが学校に参加しやすくなる仕組みづくりを進め、新しい学びのかたちを広げていきたいと思っています。



 授業数実績

開催授業:83 回
紹介企業数:69社
紹介職種(一部抜粋):起業家、林業、漁業、農業、医療、建設、伝統芸能、芸術、交通、国際関係、観光、報道、音楽、製造、システムエンジニア(SE)、コピーライター、インフルエンサー
これまでにSPOT TEACHER授業を受けた児童・生徒数:5,130人(2025年11月時点)

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記事提供:PRTimes

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