技術の高度化が進む製造現場。協立電機がSynQ Remoteによる知識向上と技術継承を推進
株式会社クアンド

AIと遠隔支援で「人の知恵」を見える化。属人化・人手不足・信頼維持という三重課題に挑む
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株式会社クアンド(本社:福岡県北九州市、代表取締役CEO:下岡 純一郎)が提供する遠隔支援ツール「SynQ Remote(以下、シンクリモート)」が、制御システム設計・製造設備保守を手がける協立電機株式会社(本社:静岡県静岡市、代表取締役社長:西 信之)に導入されました。
2025年7月の導入以降、熟練者の知見をリアルタイムで現場に共有し、若手育成とトラブル対応を同時に実現。さらにAI議事録機能を活用し、『教える』『直す』『伝える』を一体化する新たな技術継承の形を進めています。
■ 背景:技術継承の空洞化と「教える人がいない」現実
製造業では、熟練技術者の高齢化と若手不足が進み、「教える人がいない」「伝える仕組みがない」という現場の声が増えています。協立電機でも、全国の顧客拠点への出張対応や、電話・写真では伝わらない微妙なニュアンスが課題で属人化の解消が課題となっていました。
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引用元:日本産業の中長期的存続危機【問題編】https://www.glavis-hd.com/social_problem/000137/
■ 活用シーン:遠隔で「教えながら直す」体制づくり
現場では、若手技術者が顧客の工場や設備を訪問し、トラブルや不具合の際に熟練技術者が社内からリアルタイムでサポートするケースが増えています。
「設備が止まった」「ランプは点いているが原因が分からない」そんな場面で若手がスマートフォンを通じて映像を共有し、熟練技術者が「ここを近くで見せて」「このケーブルを確認して」と指示。
これにより、音・光・動きといった現場特有の“感覚的情報”を共有できるようになり、復旧スピードが向上しました。
熟練技術者の「どこを見て、何を疑うのか」という思考のプロセスを、遠隔から若手にそのまま伝えることができ、現場対応を通じて「”教える”と“直す”を同時に行う学習の場」が生まれています。
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「現場に行かなくても、一緒に立ち会っている感覚があります。若手が“自分で解決できた”という成功体験を積めるのが大きいですね。」─ 協立電機株式会社 第一エンジニアリング本部 KDサポートセンター長 梅島様
■ 効果:迅速な対応が信頼を生み、CS品質の差別化へ
導入後は、営業・技術・顧客をリアルタイムでつなぐ新たな連携体制が構築されました。
営業担当が顧客と打ち合わせ中に技術的な質問を受けた際、その場でシンクリモートを起動し、社内の技術者を遠隔で呼び出せるようになりました。
これにより、「後日確認します」から「今すぐ確認します」へと変化し、即時対応による信頼感の向上とCS品質の差別化にもつながっています。また、現場記録の共有により、熟練者の知見がチーム全体に共有される流れが生まれています。
<課題・導入効果>
・現地対応に時間がかかりダウンタイムが発生 ⇒ 遠隔で即時対応し復旧までの時間を短縮
・若手とベテランのスキル差が大きい ⇒ ベテランの知見を共有し技術継承を促進
・電話や写真では状況が正確に伝わらない ⇒ 顧客への迅速対応で信頼性が向上
・全国拠点への移動負担が大きい ⇒ 現場移動が減り業務効率が大幅に改善
■ AI議事録で「知識の資産化」が進む
協立電機では2025年9月にリリースされた「AI議事録機能」の試験運用を開始。
遠隔支援中の会話や共有画面を自動で文字起こし・整理することで、「どんな判断が行われたか」を可視化し、教育や品質管理への活用が期待されています。
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「遠隔支援中の会話や共有画面を自動で文字起こししてくれるので、どんなやり取りをしたか、どんな判断をしたかがあとから追うことができます。現場での“会話の中にある知恵”をしっかり残せるのが良いですね。この議事録を社内共有すれば、若手教育や対応品質の均一化にも活かせると思います。」
協立電機株式会社 第一エンジニアリング本部 KDサポートセンター長 梅島様
協立電機株式会社について
創業60年以上にわたり、計測・制御・情報・電機・機械・分析・検査分野を中心に、製造業の自動化と効率化を支えるエンジニアリング企業です。IoTとファクトリーオートメーション(FA)の融合領域である「インテリジェントFA技術」を強みとし、生産現場から研究・開発・設計・品質管理まで、ものづくり企業の課題解決に取り組んでいます。
所在地: 静岡県静岡市駿河区中田本町61-1
代表者:代表取締役社長 西 信之
事業内容:制御システム設計、製造設備保守、FA・IoTソリューション提供
公式サイト:
https://www.kdwan.co.jp/
導入事例:
https://www.synq-platform.com/usecase/kyouritsu-denki
■技術は“人から人へ”つながってきた。だから今、未来に残す仕組みをつくる。
シンクリモートは、単なる遠隔支援ツールではありません。熟練者が“見ているもの”や“感じている違和感”を若手と共有し、「わかった」「できた」という実感が積み重なるようにするための仕組みです。
シンクリモートは、瞬間的に消えていく現場のやり取りを“残せるもの”に変えていきます。
それは、世代や距離を超えて知恵が蓄積・共有され続ける仕組みづくりへの挑戦です。
私たちが目指すのは、人が育ち、技術がのこり、ものづくりの未来が途切れない社会。
あの現場で、今日も誰かが悩み、誰かが支え、技術が生まれている。
その瞬間を未来へつなぐために、シンクリモートはこれからも歩み続けます。
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「地域産業・レガシー産業のアップデート」をミッションに掲げる福岡・北九州発のスタートアップ。経済産業省のスタートアップ育成プログラムJ-Startup2023の選定企業に認定。2024年12月に宮崎県の建設関連業「南都技研」をM&Aし、SaaS×リアル産業との融合により、人手不足の解決と新たな価値創造に挑む。
創業:2017年4月25日
所在地:福岡県北九州市八幡東区枝光2-7-32
事業内容:現場に特化した遠隔支援のためのビデオ通話ツール「SynQ Remote(シンクリモート)」を開発・提供
代表者:代表取締役CEO 下岡 純一郎
企業HP:
https://www.quando.jp/
製品紹介:
https://www.synq-platform.com/プレスリリース提供:PR TIMES




記事提供:PRTimes