グッドギビングマーク認証団体を発表。セカンドハーベスト京都、ポパイ、全国こども食堂支援センター・むすびえの3団体が新たに誕生【京都府・愛知県では初】
公益財団法人日本非営利組織評価センター

NPOの信頼性を『見える化』、寄付や支援にもっと安心を
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企業や個人が安心して寄付・支援できる環境を整えることを目的に、NPOを対象とした第三者認証制度「グッドギビングマーク」を提供する公益財団法人日本非営利組織評価センター(Japan Center for NPO Evaluation、以下 JCNE/所在地:東京都港区、理事長:佐藤 大吾)は、2025年11月19日(水)、認証団体3団体を発表しました。これでグッドギビングマーク認証団体は、21団体になりました。
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2016年設立以来、実施してきた評価・認証制度の実績を元に、企業のコンプライアンス等に詳しい有識者による「評価制度開発検討委員会」を設置し、グッドギビングマーク制度の審査項目等の検討を行いました。
その他、反社会的勢力対策やコンプライアンス対応については、警察庁や消費者庁、日本弁護士連合会、全国暴力追放運動推進センター等に相談し、アドバイスをもらいました。
これまでのNPOの信頼性向上に加え、「グッドギビングマーク制度」は支援者保護を目的とした新しい第三者認証制度です。
グッドギビングマーク制度は、団体の存在確認、ガバナンス、コンプライアンス、資金管理、情報公開などの観点から審査を行います。この審査では、団体から提出された資料、JCNEが独自に収集する情報、そして団体との面談で得た情報を総合的に判断します。
審査基準の大きな特徴は、「個人や企業からの善意の資金を適切に管理・運用できる体制が整っているかどうか」に重点を置いている点です。一方で、「どれだけ素晴らしい活動をしているか」といった事業の内容や成果そのものの評価は行いません。
また、グッドギビングマークを取得した認証団体は随時公開されます。寄付者をはじめとする支援者のみなさまは、公開されている認証団体に関する法令違反や不祥事などについて、JCNEが設けている通報窓口から通報することができます。
通報窓口や認証団体からの自己申告によって寄せられた情報は、速やかに事実確認を行います。必要に応じて、認証の取り消しについて審査を行い、事実確認が難しい場合でも、関係者に大きな影響があると判断される場合には、団体の情報公開の状況を変更し、社会に注意を呼びかけます。
- 認定NPO法人 セカンドハーベスト京都(京都府)- 認定特定非営利活動法人 ポパイ(愛知県)- 認定特定非営利活動法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ(東京都)
認証団体一覧のデータベースはこちら:
https://goodgiving.jcne.or.jp/accreditted-organizations/
認定NPO法人 セカンドハーベスト京都(京都府)
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活動分野
環境の保全、子どもの健全育成、その他
活動概要
安全に食べられるにも関わらず廃棄される食品を提供してもらい、支援を必要とする母子生活支援施設やフードパントリー団体等を提供する活動を通して、食品ロス削減とフードセーフティネットの構築目指しています。長期休暇前に準要保護の子育て世帯へ10kg以上の食品パッケージを無償宅配している「こども支援プロジェクト」は当団体が特に力を入れて活動しています。
認証取得の団体メッセージ
グッドギビングマーク認証を取得できたことで、第三者へも安心して支援できる団体と胸を張って言うことができます。本制度がさらに周知され、支援する団体を選定する際のツールとして普及することを願います。当団体としては、寄付の他に食品寄贈という形での支援も可能です。寄付と食品寄贈の両方が増えることを目指してこれからも安心して支援できるような組織運営に努めてまいります。
公式サイト
https://www.2hkyoto.org/
認定特定非営利活動法人 ポパイ(愛知県)
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活動分野
保健・医療・福祉
活動概要
生活介護事業、就労継続支援B型事業、相談支援事業、居宅介護・短期入所、グループホーム、地域活動支援事業、自立生活援助を運営し、障害者の多角的なサポートを行っている。2013年7月には認定NPO法人格を取得し、業務内容について一層の適法・適切化を志向している。生活介護事業所のひとつ、2014年10月に開所したアトリエ・ブルートでは、アートを活動の主体とし障害者の芸術活動を直接・間接的に支援している。
作品の出品、ギャラリー等での展示、ワークショップの開催、ダンスや音楽等での出演を展開し、障害者の芸術的な可能性を広く社会に示すための様々な企画を展開している。
認証取得の団体メッセージ
障がいのある子を育てる親の会が2005年にNPO法人格を取得し、翌年より事業をスタートさせて2026年で丸20年になる法人です。名古屋市北区で“もーやーこ”をコンセプトに、分け合ったり、持ち寄ったりしながら様々な取り組みを展開し、福祉的な町づくりを実践しています。2025年には福祉事業所としては恐らく初となる「名古屋市芸術賞」を受賞するなど、アートと福祉でたくさんの人と混じり合いながら、引かれた境界をあいまいにしていきます。
公式サイト
https://www.mo-ya-co.info/
認定特定非営利活動法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ(東京都)
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活動分野
保健・医療・福祉、社会教育、まちづくり、農山漁村・中山間地域、学術・文化・芸術・スポーツ、環境の保全、災害救援、地域安全、国際協力、男女共同参画社会、子どもの健全育成、連絡・助言・援助
活動概要
むすびえは、「こども食堂の支援を通じて、誰も取りこぼさない社会をつくる。」をビジョンに、こども食堂が全国のどこにでもあり、みんなが安心して行ける場所となるよう環境を整えるとともに、こども食堂を通じて、多くの人たちが未来をつくる社会活動に参加できるように活動しています。具体的には、各地でこども食堂を支える地域ネットワーク支援事業、こども食堂支援を行う企業・団体との協働事業、こども食堂の実態を明らかにし普及・啓発する調査・研究事業という、3つの分野の事業を行っています。
認証取得の団体メッセージ
グッドギビングマークの取得に向けては、JCNEのみなさまをはじめ、日々ご活動されているこども食堂のみなさん、こども食堂ならびにむすびえの活動を見守り、応援してくださっている皆さま、むすびえの活動に共感し、ご協力やご助言いただいております関係者の皆さまの存在が力となり実現したものになります。日頃のご支援や応援とあわせて、心より御礼申し上げます。
今後も皆さまと、「こども食堂の支援を通じて、誰も取りこぼさない社会をつくる。」ために、より一層活動に邁進していけるよう、組織運営の改善も継続して行ってまいります。
公式サイト
https://musubie.org/
■日本におけるNPOの増加と社会的期待の高まり
阪神・淡路大震災、東日本大震災と、多くの人がNPOを応援し、寄付することが増え、寄付総額も1兆円を超えています。しかしながら一方で、「NPOってあやしくないか?」と言われることもまだまだ多く、残念なことに、NPO関連の不祥事が報道されることも少なくありません。
■寄付・支援における信頼性の課題
JCNEが実施した2024年10月にインターネットで3,000名を対象に実施した『NPOの信頼性に関するアンケート調査』や企業・助成団体等に対するヒアリングから、以下の課題が浮き彫りになりました。
- NPOと連携する際、企業は民間企業との取引と同様に反社チェックや法令遵守状況を重視しているが、確認方法が確立されていない。- 加えて、税金滞納状況、行政処分歴、事業報告書等の情報公開状況などの確認について、さらに団体だけでなく役員個人の状況の確認も重視しているが、手間がかかる。- NPOもまた、反社チェック、法令遵守状況などの状況を、自分自身で証明することは困難である。
■寄付への“安心”をどう届けるか
日本において寄付は徐々に広がりを見せている一方で、「寄付先が信頼できるか分からない」、「寄付が適切に使われているか不安」といった声が寄付者から多く寄せられています。
JCNEは、寄付を受ける団体の信頼性を第三者が審査・認証する『グッドギビングマーク制度』を通じて、NPOへの寄付や支援の安心を提供し、NPOの信頼性を可視化します。
2025年4月に始動した「グッドギビングマーク制度」は、企業や助成団体など多くの皆さまからのご賛同をいただきながら、着実に広がりを見せています。制度の趣旨に共感し、信頼ある寄付・支援の環境づくりにともに取り組む賛同団体は、2025年11月1日時点で56団体に達しました。私たちはこれらの団体と力を合わせ、制度の改善と、より良い社会の実現に向けて歩みを進めています。
今後は、寄付プラットフォーム、企業、メディアとの連携をさらに強化し、グッドギビングマーク制度の普及と活用を一層推進してまいります。寄付の透明性と信頼性の向上に努め、社会全体の寄付文化の健全な発展を目指してまいります。
https://goodgiving.jcne.or.jp/about/#supporters
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賛同団体一覧(※順不同)【計56団体(2025年11月1日時点)】
公益財団法人日本非営利組織評価センター(JCNE)は、国内全地域・全分野を対象とした民間唯一のNPO評価認証機関です。2016年の設立以来、1,500件以上の団体を評価・認証し、その知見と経験を活かしてNPOのガバナンス強化を支援しています。2025年には「グッドギビングマーク制度」を開始し、基準を満たした団体に認証を付与。信頼の可視化と寄付・協働の促進を後押ししています。
【団体概要】
団体名:公益財団法人 日本非営利組織評価センター(Japan Center for NPO Evaluation/略称JCNE)
代表者:代表理事 佐藤 大吾
所在地:東京都港区虎ノ門1-11-2 日本財団第二ビル3階
設立:2016年4月
事業内容:非営利組織の評価・認証制度の運営、他
公式サイト:
https://jcne.or.jp/
グッドギビングマーク特設サイト:
https://goodgiving.jcne.or.jp/
【当件に関する取材のお問い合わせ先】
公益財団法人 日本非営利組織評価センター(JCNE)事務局
取材のお申し込み:
https://goodgiving.jcne.or.jp/contact/
E-mailでのお問い合わせ:office@jcne.or.jp
プレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes