水平リサイクル「タイコン」 本格実装へ向けたテスト運用を開始
太陽工業株式会社

ランニングタイプのフレキシブルコンテナバッグ「水平リサイクル」は国内で初めて
大型膜面構造物(テント構造物)や土木・物流資材などを手がける太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:能村 祐己)は、2026年初頭から、水平リサイクルのフレキシブルコンテナバッグ(製品名:タイコン)本格実装へ向けたテスト運用を開始します。テスト運用は、合成樹脂に関連する複数の事業を展開している株式会社ロンビックを通じて1社、その他1社の事業所構内で行います。この2社では3年程度のテスト運用*を予定しています。早ければ2026年夏を目途に本格実装**を開始する計画です。ランニングタイプバッグの水平リサイクルは国内で初めてとなります。
*テスト運用: 3年間に渡ってリサイクル製品のデータを収集・検証し、寿命設定などを行います。
**本格実装:既成「タイコン」と同様に使用していただくこと。
フレキシブルコンテナバッグは、合成樹脂や化学品、食品、配合飼料など粉体・粒体を運ぶ物流資材であり、高度経済成長期から長年にわたって国内の粉粒体物流を支えてきました。当社は1963年フレキシブルコンテナバッグの開発に成功し事業を開始以来、粉粒体バッグ市場をリードしてきました。一度限りの使用を前提とした「クロスタイプ」と、洗浄して繰り返し使用できる「ランニングタイプ」双方を製造しています。製造だけでなく、洗浄やメンテナンス、管理を総合的にご提供しているランニングタイプを強みとしており、環境負荷の少ない物流システムとして国内で広く活用されています。
当社の主力製品であるランニングタイプバッグ「タイコン」の多くは、EVA(エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂)でできており、これまでも廃棄袋を再生ペレットとして活用してきました。このリユース活用をさらに進め、水平リサイクルするスキームの完成を推進しています。
タイコンリサイクルの取り組み
[表:
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洗浄乾燥の反復テスト 15年間使用を想定した性能テスト
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第6回試作バッグのアカギレ傷
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フィールドテスト用のバッグ
タイコンのリユース・水平リサイクルによる環境負荷低減効果
耐久性に優れ、安全性の高いランニングタイプのフレキシブルコンテナバッグは、国内市場において不可欠な物流資材です。一度限りの使用を前提とするクロスタイプと比較すると、洗浄して繰り返し使用できるランニングタイプは、元来、環境負荷の低減効果が高い物流システムです。さらに、水平リサイクルバッグが本格的に導入されれば、より大きな環境負荷の低減効果を発揮できるようになります。
- 廃棄袋の再生ペレット化廃棄袋の再生ペレット化は、2024年250トンを実現(過去最大量)。2021年から2024年の再ペレット化の総量は400トン。- 廃棄袋の水平リサイクル水平リサイクル「タイコン」を本格実装した場合、仮に当社「タイコン」の全実装数の1/3がリサイクル品となった場合は、プラスチック再生量は約270トンとなり、年間で約7%のCO2削減(約25トン/年)となります。
太陽工業の物流事業について
太陽工業は1963年、合成樹脂や化学品、食品、配合飼料などの粉体・粒体の物流に適したフレキシブルコンテナバッグの開発に成功し、物流事業を開始しました。当初は飼料輸送に使用されていましたが、次第に合成樹脂、化学品、食品などへと用途が拡大し、現在に至るまで粒体バッグ市場をリードしています。製造だけでなく、洗浄やメンテナンスを通じて再利用可能なランニングタイプを強みとし、環境負荷の少ない物流システムとして国内で広く活用されています。
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フレキシブルコンテナバッグ「タイコン」タイコンは太陽工業が製造・販売・レンタルしている製品
太陽工業のコンテナサービス網
繰り返し洗浄して使用するランニング型フレキシブルコンテナバッグは、定期的な点検が必要です。太陽工業では全国の5社7カ所にコンテナサービス拠点を設けており、フレキシブルコンテナバッグのメンテナンスや洗浄を行っています。
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全国に広がる太陽工業ネットワーク
太陽工業株式会社について
太陽工業は、経済性、施工性、透光性、デザイン性に優れた大型膜面構造物のリーディングカンパニーです。「膜の無限の可能性を引き出し、お客さまに感動と快適な環境をお届けします。」の企業理念のもと、軽くて丈夫な素材の特性を活かし、巨大ドームの屋根に象徴される各種建築事業をはじめ、土木や物流、さらには環境分野などにも事業を展開し社会の安全・安心を支えています。
イベントコンサルティングのTSP太陽株式会社ならびに施設運営のアクティオ株式会社をはじめとするグループ会社とともに「世界を、やわらかく。未来を、あたたかく。」することを目指しています。
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