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BMWグループ、自動車ソフトの全体挙動を統合して可視化できるツールが必要とされ、Tracealyzerはこれら要件を満たすツールとして注目し、SDV開発の継続的オブザーバビリティ基盤評価に採用

ポジティブワン株式会社



2025年11月21日 - 東京都渋谷区 - ポジティブワン株式会社(スウェーデンに拠点を置くPercepio社日本総代理店)は、国内で販売および技術支援を行う Percepio社の組込み可視化ツール Tracealyzer が、このたび BMWグループの次世代ソフトウェア定義車(SDV)開発プロジェクト に採用されました。

自動車産業では現在、電動化と並行して ソフトウェアの高度化・巨大化 が急速に進み、車両機能のアップデートや新しい価値提供は“ソフトウェアが中心”となる時代に移行しています。
特にSDV開発では、**開発・テスト・検証の全段階におけるソフトウェア実行状況の把握(Observability:可観測性)**が必須となっています。

BMWグループは、数千万行規模のコードで構成される車載ソフトウェアの品質を確保するため、ソフトウェア挙動をタイムラインで深く理解する必要があり、その目的にTracealyzerが最適と評価されました。

◆ Tracealyzer採用の背景:SDV化による開発課題
BMWグループが抱えていた主な課題は次の通りです:

● ソフトウェアの複雑化
・ 数十~数百のタスクがリアルタイムに並行動作
・ マルチコア・マルチスレッド化が進み従来のログでは把握不可能

● 予測困難な不具合の増加
・ レースコンディション
・ 優先度逆転
・ タイミング依存の不具合
など、再現性が低い問題の検出が困難に

● 新世代E/Eアーキテクチャへの移行
・ ドメイン/ゾーン型アーキテクチャ
・ OTAアップデート対象範囲の拡大
・ AUTOSAR Adaptive、Linuxベース環境との共存

こうした技術変革を背景に、リアルタイムで状態を把握できる可視化ツールが必須となり、Tracealyzerが採用されました。

◆racealyzerが提供する主な価値
BMWグループが評価したポイントは以下の通りです:
1. ランタイム挙動の可視化(Execution Timeline Visualization)
・ タスク、スレッド、割込みの動作がミリ秒以下の粒度で見える化
・ マルチコア稼働状況を直感的に把握でき、負荷集中やボトルネックを素早く発見

2. 性能最適化(Performance Profiling)
・ CPU使用率
・ タスクの実行時間分布
・ メモリ利用量
・ イベント発生頻度
を詳細に分析可能

3. 異常検知と原因追跡(Causal Analysis)
・ レースコンディション
・ 優先度逆転
・ デッドロック
・ タイミングエラー
など、従来のログでは把握できない低再現性バグの特定が大幅に容易に

4. AUTOSAR・Linux・RTOSなど広範な環境をサポート
FreeRTOS、Zephyr、ThreadX、SafeRTOS、Linuxなど
自動車業界で一般的なRTOS・環境に対応

5. 継続的オブザーバビリティ(Continuous Observability)
・ 走行中の車載ソフトウェアを常時監視可能な記録ポイントとして活用可能
・ SDV開発に最適な設計思想

BMWのボディ系/コンフォート系機能(Body & Comfort Systems)は特にタイミング依存が強く、Tracealyzerの可視化が機能の安定性と品質向上に寄与します。

◆Percepio CEO コメント
Percepio AB CEO Andreas Lifvendahl 氏は次のように述べています:

“BMWグループによるTracealyzer採用は、当社テクノロジーへの非常に大きな評価です。
現代の自動車は極めて複雑な組込み環境であり、ミッションクリティカルなアプリケーションにおける継続的オブザーバビリティの重要性を象徴しています。”

◆ 業界全体の文脈:SDV時代の「可視化ツール」需要の急増
SDVの普及に伴い、以下の理由でTracealyzerの需要は急伸しています:

● OTAアップデートの普及
・ ソフトウェア更新後の挙動監視が不可欠

● ISO 26262 / Safety要件の高度化
・ 不具合原因の追跡性(トレーサビリティ)が必須

● マルチベンダー環境の増加
・ OS、ミドルウェア、アプリが混在

全体挙動を統合して可視化できるツールが必要とされ、Tracealyzerはこれらの要件を満たすツールとして世界的に注目を集めています。

【Percepioについて】
Percepioは、リアルタイムおよび組込みソフトウェアの動作を可視化、分析、最適化するための業界をリードするツールを提供しています。2009年にスウェーデンで設立され、現在ではフィンランド、ドイツ、米国に拠点を持ち、世界中の組込み開発者にサービスを提供しています。Tracealyzerは複雑な実行データを実用的な洞察に変換し、世界中のチームが信頼性の高い高性能製品を提供できるようにします。Percepioのツールは、医療、自動車、産業、通信、航空宇宙など、安全性が重要な業界で広く採用されています。詳細は https://percepio.com をご覧ください。
Zephyrプロジェクトについて
ZephyrTMはLinux Foundationが主催するプロジェクトで、接続された限られたリソースのデバイス向けに小型でスケーラブルなリアルタイムオペレーティングシステムを提供しています。2016年の発足以来、数百人の貢献者からなるグローバルコミュニティが形成され、主要なシリコンおよびツールベンダーのサポートを得ています。Zephyrは、IoT、ウェアラブル、自動車、産業市場全体でのイノベーションを促進しています。その堅牢なセキュリティ機能、エネルギー効率、スケーラビリティにより、ARMからRISC-V、x86まで、様々なハードウェアプラットフォームで採用されています。詳細は https://zephyrproject.org/ でご覧ください。

【ポジティブワン株式会社について】
社名 ポジティブワン株式会社(POSITIVE ONE CORPORATION)
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティ・ウエスト22F

URL http://www.positive-one.com
SoM製品関係:https://www.chinchillasmart.com

ポジティブワン株式会社は、最先端技術と時代を先読みしたエンベデッドソリューションをご提供します。そのために海外の有力な最先端技術会社と提携し、多様化する仕様に対応できるOEMハードウエアや世界標準ISOなどに準拠する品質向上のためのツールをご提供します。さらに、システムコンサルティング、エンベデッドからPC、スマートフォン、サーバーを含んだハードウエアからソフトウエアまでのシステム受託開発など、皆様のプロジェクト成功のためのご支援をいたします。

【本件に関するお問い合わせ先】
ポジティブワン株式会社
メールアドレス:poc_sales@positive-one.com
TEL:03-3256-3933 FAX:03-4360-5301





配信元企業:ポジティブワン株式会社
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