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「エンジニア離職率7%未満を実現」――オーエムネットワーク株式会社が実践する、技術者の“自律的成長”を促す勉強会制度

オーエムネットワーク株式会社

「エンジニア離職率7%未満を実現」――オーエムネットワ

~ 地方都市でエンジニア定着率90%超を達成した背景には、派手さより“続ける姿勢”を大切にした学びの文化があった ~


[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/92212/65/92212-65-a280323f6a112f6264ab81e226e52071-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


業務システム開発を手掛けるオーエムネットワーク株式会社(本社:新潟県新潟市中央区、代表取締役社長:山岸 真也)は、エンジニアの技術力向上と学習習慣の定着を目的に「開発部勉強会」を月1回開催しています。この勉強会は単独で劇的なKPIを生むものではありませんが、日々の業務に寄り添いながら続けてきたことで、エンジニア同士が学び合い、安心して働ける環境づくりの一端を担う取り組みへと育ってきました。

IT人材不足が深刻化する地方で、OMNが取り組む「人材を育て、定着させる」戦略

経済産業省の調査によると、2030年にはIT人材が最大79万人不足すると予測されています。特に地方では、東京一極集中によりエンジニアの確保が難しく、企業の成長に直結する課題となっています。
(参考:https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/daiyoji_sangyo_skill/pdf/001_s03_00.pdf)


[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/92212/65/92212-65-e04e757e71572d8019d332d5f99462dc-1653x993.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
e-stat 雇用動向調査 / 年次別推移のデータより作成 https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450073&tstat=000001012468&cycle=0&tclass1=000001012478&stat_infid=000040078061&tclass2val=0
こうした環境下において、新潟に開発拠点を置いているオーエムネットワーク(OMN)も人材確保の面では同じ状況で苦しんでいます。そこで“優秀な人材を外から連れてくる”発想ではなく、“今いるメンバーが成長し続けられる環境を整える”方向に舵を切りました。その結果として、エンジニア離職率7%未満(業界平均9~13%)、新卒3年以内定着率90%以上(全国平均70%前後)という現状につながっています。



これらの数字は勉強会のみの成果ではありません。しかし、学び合いを中心とした組織文化、相談しやすい空気、キャリア形成を支える環境など、複数の取り組みが重なり合うことで、結果的に現在の状態が形づくられていると考えています。
※オーエムネットワークの離職率は勉強会を始めた2024年10月から現在2025年11月の累計で算出

勉強会が生む「技術力の複利効果」

当社の勉強会の特徴は、初級エンジニアから上級エンジニアまで、全員が発表者となる点にあります。新入社員は基礎的な技術の学習内容を、中堅社員は業務で直面した課題解決事例を、上級エンジニアは最新技術動向や専門領域の知見を共有します。
「人に教えることで学習定着率は90%に達する」というラーニングピラミッド理論に基づき、アウトプット前提の学習を促進しています。発表準備の過程で知識が体系化され、質疑応答を通じて新たな視点を獲得できます。この"教える側"と"学ぶ側"の循環により、個人の学びが組織の知識資産として蓄積される「技術力の複利効果」が生まれています。
(出典:株式会社マイナビ 平均学習定着率が向上する「ラーニングピラミッド」とは?より)


[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/92212/65/92212-65-33ed51467243a2db4d9086fcc5eb453d-800x600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



■勉強会制度の立ち上げ初期には「テーマの偏り」や「レベル差」など課題も

勉強会は、当初から順調に進んでいたわけではありません。設立初期は発表テーマを事前共有できていなかったこともあり、当時話題だったAI・機械学習などにテーマが偏ることがありました。業務の基礎知識を学びたいメンバーとの温度差が生まれ、満足度にばらつきが出る時期もありました。
また、開発者全員が参加する場であるため、スキルレベルの差も課題として立ちはだかりました。特に初級者の発表では、内容が十分に整理されないままスライドが作られ、聞き手に伝わりにくいケースも見られました。こうした課題は、勉強会の目的である「学びの共有と相互理解」が十分に機能しない要因となっていました。

■ 「初級者編」「上級者編」の二部制へ

こうした現場の課題を踏まえ、オーエムネットワークでは、早々に勉強会の形式を改善。現在は、初級者向けの基礎技術を扱うパートと、上級者が専門性の高いテーマを深掘りするパートに分けて実施しています。
これにより、初級者は等身大のテーマで発表に挑戦できるようになり、上級者はより専門的な議論が可能になりました。また、レベル差を意識することなく、自分に合った学び方ができる場として勉強会の価値が高まりました。

■ 初級者編の発表では、マネージャーによる“事前レビュー”を導入

初級者編では、発表内容が整理されていないケースを改善するため、マネージャー層が事前にスライドを確認するプロセスを取り入れています。
「聞き手に伝わる構成になっているか」「内容が過不足なく整理されているか」を一緒に確認することで、発表者自身の理解も深まり、若手が安心して挑戦できるようになりました。
“教えることで学ぶ”という循環が自然に生まれ、チーム内のコミュニケーションも活性化しています。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/92212/65/92212-65-055d26be4a5b0dcf6e7b1e4f9d56cc85-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


今後の展望:地方から日本のIT人材育成モデルを発信

勉強会は劇的な成果を狙った施策ではありません。しかし、続けてきたことで、エンジニア同士の会話が増え、困りごとを共有しやすい雰囲気が育ち、心理的安全性の向上にも繋がっています。若手からは、発表を通じて自分の理解が深まり、自己成長を実感できた場になったという声も上がっています。
当社は今後、この勉強会制度をさらに発展させ、地元の大学や専門学校との連携も視野に入れた「新潟IT人材育成エコシステム」の構築を目指しています。また、勉強会のノウハウをオープンソース化し、同じ課題を抱える地方IT企業への展開も検討しています。
人的資本経営が注目される中、「人材を資産として育てる」取り組みは、IT人材不足という日本全体の課題に対する一つの解答となる可能性を秘めています。
地方都市においてもIT人材の育成と定着が可能であることを示す一つの事例として、今後も継続的な改善に取り組んでまいります。
【会社概要】
会社名:オーエムネットワーク株式会社
所在地:新潟県新潟市中央区
代表取締役社長:山岸真也
事業内容:業務システム開発
     シフト管理システム「R-Shift」
     勤怠管理システム「R-Kintai」
提供Web:https://www.omnetwork.co.jp/


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プレスリリース提供:PR TIMES

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記事提供:PRTimes

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