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ジェイテクト、花園工場にCNプラントを新設、水素バーナー式アルミ溶解保持炉を量産ラインに導入

株式会社 ジェイテクト

ジェイテクト、花園工場にCNプラントを新設、水素バー

グリーン水素活用によるカーボンニュートラル実現を加速


株式会社ジェイテクト(本社:愛知県刈谷市、取締役社長:近藤 禎人)は、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みの一環として、花園工場(愛知県岡崎市)に再生可能エネルギーを活用し、水素を生成・供給する設備「CNプラント」を新設しました。工場内で水素を自立的に供給できる体制を構築するとともに、水素を燃料とする「水素バーナー式アルミ溶解保持炉」を設置し、2026年夏頃の運用開始に向けた準備を進めています。今後、花園工場内での水素の地産地消による環境効果を検証していきます。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/28729/537/28729-537-6d3a7b3ad6d3c679eb3f241248712041-3310x2483.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
CNプラント

ジェイテクトグループは、「環境チャレンジ2050」を策定し「All for One Earth」をスローガンに掲げ、かけがえのない地球を次世代につなぐためのチャレンジを続けています。カーボンニュートラル達成のためにScope1、2、3すべてにおいてCO2排出量削減をすすめており、特に自社の生産活動に関連するScope1、2においては2035年にカーボンニュートラル達成を目指しています。
また、サーキュラーエコノミーにも注力しており、資源・製品の価値の最大化、資源消費の最小化、廃棄物の発生抑制などを通じて、事業活動の持続可能性の向上にも取り組んでいます。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/28729/537/28729-537-158908bb10615d64b57b43a2cc19f11f-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



CNプラントについて
生産工程におけるカーボンニュートラル達成に向けて、再生可能エネルギーを活用し、水素を生成・貯蔵・供給する施設です。太陽光発電による電力を用いて水電解を行い、グリーン水素を生成、生成した水素はガスボンベに充填し、余剰電力は蓄電池に貯蔵することで、エネルギーの有効活用を図ります。さらに、工場内に水素供給用の配管設備を整備し、水素を「つくる」「ためる」「はこぶ」「つかう」の一連のプロセスを工場内で完結できる体制を構築しました。これにより、外部から水素を輸送しない地産地消を実現し、効率的な水素活用を可能にしました。


[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/28729/537/28729-537-a87d9e9896451d6924a64ab3702eb73a-2025x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


[表1: https://prtimes.jp/data/corp/28729/table/537_1_277b9e86e6b60e30836351335a77a36e.jpg?v=202512010217 ]

水素バーナー式アルミ溶解保持炉について
水素を燃料とする、アルミダイカスト(アルミを高圧で金型成形する鋳造法)工程の溶解保持炉です。燃料の水素はCNプラントで生成した水素を配管で供給します。CO2排出を伴うアルミダイカスト工程において、グリーンエネルギー由来のグリーン水素を用いることで、CO2排出量を抑制し、環境負荷の少ない製造工程の実現を目指します。
この炉は、2024年7月から2025年2月まで東刈谷事業場で実証実験を行い、溶解能力及び溶湯品質を評価したのものです。従来の都市ガスと比較すると、水素火炎は燃焼範囲が狭く、材料の溶け残りが確認されたため、火炎の燃焼範囲に材料が集まるよう、溶解室をテーパー形状に改良いたしました。生産した部品の品質は、従来炉と同等であることを確認済です。


[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/28729/537/28729-537-a9dce586a76534b210bbc331d7e29ad2-1399x1049.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


[表2: https://prtimes.jp/data/corp/28729/table/537_2_032acb61a4f184a80b227576e19fc2a7.jpg?v=202512010217 ]

これまでの水素利活用に関する取組み
ジェイテクトは、製造工程のうち、ガス燃焼によるCO2排出(Scope1)の削減を重要課題としています。この課題解決に向けて、グリーン水素の地産地消を目標に、水素の生成・保管インフラの整備と、水素を活用した燃焼技術の開発・実証を進めてきました。
■CNラボの設置(2024年6月)
本社敷地内に、水素技術の実証施設「CNラボ」を設置。太陽光発電による電力のうち、本社内で消費しきれなかった電力を用いて水電解を行い、水素を生成。生成した水素は水素タンクや吸蔵合金ボンベに充填しています。発電量・蓄電量・水素生成量をリアルタイムで監視・制御できるエネルギーマネジメントシステムを実証しています。
■水素調理器の導入(2025年7月)
本社事務本館1FレストランONLY ONEに、リンナイ株式会社とトヨタ自動車株式会社が共同開発した、水素を燃料とする調理器「水素グリラー実証機」を導入しました。燃料にはCNラボで生成したグリーン水素を使用しており、自社で生成した水素をその場で有効活用する体制を構築しています。焼き魚などの調理に水素を活用することでCO2排出を削減し、生産工程以外の領域においても環境負荷低減に寄与するとともに、食という身近な場面でもカーボンニュートラルを意識できる環境を整えました。


今後の展望
花園工場での工場規模でのグリーン水素地産地消モデルの確立し、今後は他工場のアルミ鋳造工程へ展開することで、Scope 1、2におけるCO2排出削減をさらに加速させます。ジェイテクトグループは、2030年環境行動計画に基づき、「カーボンニュートラル」「サーキュラーエコノミー」「ネイチャーポジティブ」の目標達成に向け、一丸となって取り組んでまいります。

ご参考
JTEKT STORIES ラボだからこそできる試行錯誤 ~次世代に地球を残すために~
https://www.jtekt.co.jp/stories/_cn_lab01.html
2025年 ジェイテクトグループ「2030年環境行動計画」を策定
https://www.jtekt.co.jp/news/2025/004814.html
2025年7月9日 本社レストランに水素調理器を導入し、カーボンニュートラル達成を推進
https://www.jtekt.co.jp/news/2025/004629.html
2024年10月2日 グループ会社と取り組むオフサイトPPAサービスの導入 再生可能エネルギーの活用を拡大
https://www.jtekt.co.jp/news/2024/004099.html
2016年5月31日 ジェイテクトグループ「環境チャレンジ2050」策定について
https://www.jtekt.co.jp/news/2016/001751.html

プレスリリース提供:PR TIMES

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記事提供:PRTimes

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