スタジアムや体育館などでの直接スポーツ観戦率は26.2%
公益財団法人 笹川スポーツ財団

1位はプロ野球12.1%。Jリーグ、高校野球、Bリーグと続く
「スポーツ・フォー・エブリワン」を推進する公益財団法人 笹川スポーツ財団(所在地:東京都港区 理事長:渡邉一利 以下:SSF)では、1992年から隔年で「スポーツライフに関する調査(スポーツライフ・データ)」を実施しています。運動実施の頻度・時間・強度からみた SSF独自の指標である「運動・スポーツ実施レベル」をはじめ、スポーツ観戦率の推移や好きなスポーツ選手の順位など、国内のスポーツライフの現状を明らかにしてきました。
全国の18歳以上の男女を対象とした2024年の調査(調査期間:2024年6月~7月)では、過去1年間に体育館・スタジアム等へ足を運んで直接スポーツの試合を観戦した人の割合は全体の26.2%と、前回の2022年調査から6.9ポイント増加しました。
※2025年3月に報告書を刊行。本年11月に本件に関する二次分析を実施。
▼公式ウェブサイト
https://www.ssf.or.jp/thinktank/sports_life/data/sportsspectating.html
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<調査結果のポイント>
● 直接スポーツ観戦率は26.2%と、2022年調査から6.9ポイント増加
<種目別> 「プロ野球(NPB)」が12.1%と最も多い。次いで「Jリーグ」4.4%、「高校野球」3.5%、「プロバスケットボール(Bリーグ)」2.0%、「サッカー(高校、大学、JFL、WEリーグなど)」1.7%と続いた。
● テレビによるスポーツ観戦率は79.0%と、これまでの調査で最も低かった。
<種目別> 「プロ野球(NPB)」が47.4%と最も高く、次いで「サッカー日本代表試合(五輪代表・なでしこジャパン含む)」36.4%、「高校野球」36.3%、「メジャーリーグ」35.1%、「マラソン・駅伝」33.6%であった。
● インターネットによるスポーツ観戦率は24.2%となり、2022年調査から2.6ポイント増加
<種目別> 「格闘技(ボクシング、総合格闘技など)」6.6%が最も高く、次いで「プロ野球(NPB)」6.2%、「メジャーリーグ」5.3%、「サッカー日本代表試合」4.1%、「海外プロサッカー(欧州、南米など)」3.6%となった。
<主な調査結果>
2024年の直接スポーツ観戦率は26.2%と、2022年調査から6.9ポイント増加した。2018年までは30%台で推移していたが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い直接観戦の機会が減少し、2020年は21.8%、2022年は19.3%まで低下した。5類移行後初の調査となった2024年は26.2%に増加し、コロナ禍以前の水準に向けて回復傾向がみられる。性別にみると、男性31.0%、女性21.5%と男性の観戦率が9.5ポイント高かった。コロナ禍を経ても性差は変わらず、同様の傾向が続いている。
図1. 直接スポーツ観戦率の年次推移(1996~2024年):全体・性別
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笹川スポーツ財団「スポーツライフに関する調査」(1996~2024)より作成 注) 2014年までは20歳以上、2016年以降は18歳以上を調査対象としている
2024年のテレビによるスポーツ観戦率は79.0%と、これまでの調査で最も低かった。観戦率は2004年以降90%前後で推移してきたが、2018年から2020年にかけて9.8ポイント減と大きく低下し、以降は横ばいで推移している。性別にみると、男性82.5%、女性75.6%で、男性が女性より6.9ポイント高い。調査開始以来一貫して、男性の観戦率は女性を上回っている。
図2. テレビによるスポーツ観戦率の年次推移(2004~2024年):全体・性別
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笹川スポーツ財団「スポーツライフに関する調査」(1996~2024)より作成 注) 2014年までは20歳以上、2016年以降は18歳以上を調査対象としている
2024年のインターネットによるスポーツ観戦率は全体の24.2%であった。2022年の21.6%から2.6ポイント増加し、調査を開始した2018年から上昇が続く。性別にみると、男性34.1%、女性14.2%であり、男性が女性より19.9ポイント高い。男性の観戦率は女性より高い水準で推移し、直接観戦やテレビ観戦と比べて大きな差がみられた。
図3. インターネットによるスポーツ観戦率の年次推移(2018~2024年):全体・性別
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笹川スポーツ財団「スポーツライフに関する調査」(2018~2024)より作成
直接観戦したスポーツ種目をみると、全体では「プロ野球(NPB)」が12.1%と最も高く、次いで「Jリーグ(J1、J2、J3)」4.4%、「高校野球」3.5%、「プロバスケットボール(Bリーグ)」2.0%、「サッカー(高校、大学、JFL、WEリーグなど)」1.7%であった。
性別にみると、男女ともに「プロ野球(NPB)」(男性15.6%、女性8.7%)が最も高く、「Jリーグ(J1、J2、J3)」(男性5.4%、女性3.4%)、「高校野球」(男性4.5%、女性2.5%)と続いた。男性の4位は「サッカー(高校、大学、JFL、WEリーグなど)」2.2%、5位は「プロバスケットボール(Bリーグ)」2.1%であった。女性は4位が「プロバスケットボール(Bリーグ)」1.8%、5位が「バレーボール(高校、大学、Vリーグ、日本代表など)」1.3%であった。
テレビで観戦したスポーツ種目をみると、全体では「プロ野球(NPB)」が47.4%と最も高く、次いで「サッカー日本代表試合(五輪代表・なでしこジャパン含む)」36.4%、「高校野球」36.3%、「メジャーリーグ(アメリカ大リーグ)」35.1%、「マラソン・駅伝」33.6%であった。
性別にみると、男性は「プロ野球(NPB)」が55.1%と最も高く、「サッカー日本代表試合(五輪代表・なでしこジャパン含む)」42.9%、「メジャーリーグ(アメリカ大リーグ)」40.4%と続く。女性は「プロ野球(NPB)」が39.8%と最も高く、次いで「マラソン・駅伝」、「バレーボール(高校、大学、Vリーグ、日本代表など)」がともに33.8%であった。「プロ野球(NPB)」や「サッカー日本代表試合(五輪代表・なでしこジャパン含む)」、「メジャーリーグ(アメリカ大リーグ)」のテレビ観戦率は男性が女性を大きく上回る。一方で「バレーボール(高校、大学、Vリーグ、日本代表など)」は女性が男性より9.2ポイント高い。
インターネットで観戦したスポーツ種目をみると、全体では「格闘技(ボクシング、総合格闘技など)」6.6%が最も高く、次いで「プロ野球(NPB)」6.2%、「メジャーリーグ(アメリカ大リーグ)」5.3%、「サッカー日本代表試合(五輪代表・なでしこジャパン含む)」4.1%、「海外プロサッカー(欧州、南米など)」3.6%となった。
男性は全体と同様に「格闘技(ボクシング、総合格闘技など)」が10.9%と最も高く、「プロ野球(NPB)」9.5%、「メジャーリーグ(アメリカ大リーグ)」8.2%と続いた。女性は「プロ野球(NPB)」が2.8%と最も高く、次いで「格闘技(ボクシング、総合格闘技など)」「メジャーリーグ(アメリカ大リーグ)」が2.4%であった。
■「スポーツライフ・データ2024」調査概要
調査内容:運動・スポーツ実施状況、運動・スポーツ施設、スポーツクラブ・同好会・チーム、スポーツ観戦、スポーツボランティア、日常生活における身体活動、生活習慣・健康 他
調査対象:全国の市区町村に居住する満18歳以上の男女3,000人(男性: 1,498人、女性1,502人)
地点数:300地点(大都市90地点、人口10万人以上の市122地点、人口10万人未満の市64地点、町村24地点)
調査時期:2024年6月7日~7月7日
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■笹川スポーツ財団「行動するスポーツシンクタンク」
公益財団法人 笹川スポーツ財団は、「スポーツ・フォー・エブリワン」を推進するスポーツ分野専門のシンクタンクです。国、自治体のスポーツ政策に対する提言策定や、スポーツ振興に関する研究調査、データの収集・分析・発信、自治体との共同実践研究などを通し、スポーツで社会課題を解決します。
理事長 : 渡邉 一利
所在地 : 〒107-0052 東京都港区赤坂1-2-2 日本財団ビル3階
設立 : 1991年3月
目的 : スポーツ・フォー・エブリワンの推進
事業内容:
・生涯スポーツ振興のための研究調査
・生涯スポーツ振興機関との連携事業
・生涯スポーツ振興のための広報活動
URL :
https://www.ssf.or.jp/プレスリリース提供:PR TIMES



記事提供:PRTimes