スリランカにおけるサイクロン被害に対する国際緊急援助隊・医療チームが現地へ出発
JICA

スリランカ民主社会主義共和国におけるサイクロン被害に対して、外務省の命令に基づきJICAが派遣する国際緊急援助隊 (JDR)医療チームは、12月3日、日本から現地に向けて出発しました。
羽田空港で行なった結団式で挨拶した国光あやの外務副大臣は、東日本大震災の際、スリランカの皆さんがまだ寒さが残る被災地に紅茶を届けてくれたことや、戦後スリランカが日本の国連加盟を後押ししたことに触れ、「今は恩返しをする時」と述べました。これに対し、ピヴィトゥル・ジャナック・クマーラシンハ駐日スリランカ大使は「真に支援が必要な今、日本の協力は言葉にできないほどありがたい」と感謝の言葉を述べました。
出発にあたって岩瀬喜一郎団長(外務省)は「スリランカは東日本大震災の時、被災地の石巻市で救援活動もしてくれました。お互いに助け合えることを嬉しく思います。自分自身スリランカに10年間勤務した経験を踏まえ、現地の人々に寄り添う支援を行いたい」と語りました。
本医療チームは、11月30日に出発した4名の調査チームを含めた31名の医療関係者やJICA職員で構成されています。現地では、世界保健機関(WHO)が定める緊急医療支援チームタイプ1(診療所レベル)の医療行為を中心とした活動を行う予定です。
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結団式の様子
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団員を激励する国光外務副大臣
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空港を出発する医療チーム
■独立行政法人国際協力機構(JICA)について
JICAは、開発途上国が直面する課題を解決するため、技術協力、有償資金協力、無償資金協力など日本の政府開発援助(ODA)を一元的に担う二国間援助の実施機関で、150以上の国と地域で事業を展開しています。 国際社会の課題は日本とも密接に関係しています。国内外のパートナーと協力してそれらの解決に取り組み、世界の平和と繁栄、日本社会の更なる発展に貢献します。
詳しくは
https://www.jica.go.jp/index.html をご覧ください
■国際緊急援助隊(JDR)について
国際緊急援助隊(JDR)は、海外で大規模な災害が発生した際、緊急支援を行うため日本政府の決定に基づき派遣されるチームで、JICAはその事務局を担っています。災害時の医療ケアを担う医療チーム、捜索救助を担う救助チーム、感染症の流行に対応する感染症対策チームのほか、災害地のニーズに合わせて組織される専門家チーム、輸送や支援活動を行う自衛隊部隊などの派遣類型があり、頻発・激甚化する災害に迅速に対応しています。救助チームは2010年、国連の国際捜索救助諮問グループ(INSARAG)により、最も高度な救助活動ができる「ヘビー級」の国際認証を、また医療チームは2016年、世界保健機関(WHO)により、専門的・組織的な緊急医療が可能なチームとして「EMTタイプ2」の国際認証を受けています。
公式X(旧Twitter):
https://x.com/jdr_secretariatプレスリリース提供:PR TIMES


記事提供:PRTimes