グッドギビングマーク認証団体を発表。オリーブの家、自然再生センター、じぶん未来クラブ、きょうとNPOセンターの4団体が新たに誕生【岡山県・島根県・千葉県では初】
公益財団法人日本非営利組織評価センター

NPOの信頼性を『見える化』、寄付や支援にもっと安心を
企業や個人が安心して寄付・支援できる環境を整えることを目的に、NPOを対象とした第三者認証制度「グッドギビングマーク」を提供する公益財団法人日本非営利組織評価センター(Japan Center for NPO Evaluation、以下 JCNE/所在地:東京都港区、理事長:佐藤 大吾)は、2025年12月17日(水)、認証団体4団体を発表しました。これでグッドギビングマーク認証団体は、25団体になりました。
リリース全文はこちら
[画像1:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/62842/53/62842-53-723803f6d9c3fc2de4cfdc4d685fc6c5-775x718.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2016年設立以来、実施してきた評価・認証制度の実績を元に、企業のコンプライアンス等に詳しい有識者による「評価制度開発検討委員会」を設置し、グッドギビングマーク制度の審査項目等の検討を行いました。
その他、反社会的勢力対策やコンプライアンス対応については、警察庁や消費者庁、日本弁護士連合会、全国暴力追放運動推進センター等に相談し、アドバイスをもらいました。
これまでのNPOの信頼性向上に加え、「グッドギビングマーク制度」は支援者保護を目的とした新しい第三者認証制度です。
グッドギビングマーク制度は、団体の存在確認、ガバナンス、コンプライアンス、資金管理、情報公開などの観点から審査を行います。この審査では、団体から提出された資料、JCNEが独自に収集する情報、そして団体との面談で得た情報を総合的に判断します。
審査基準の大きな特徴は、「個人や企業からの善意の資金を適切に管理・運用できる体制が整っているかどうか」に重点を置いている点です。一方で、「どれだけ素晴らしい活動をしているか」といった事業の内容や成果そのものの評価は行いません。
また、グッドギビングマークを取得した認証団体は随時公開されます。寄付者をはじめとする支援者のみなさまは、公開されている認証団体に関する法令違反や不祥事などについて、JCNEが設けている通報窓口から通報することができます。
通報窓口や認証団体からの自己申告によって寄せられた情報は、速やかに事実確認を行います。必要に応じて、認証の取り消しについて審査を行い、事実確認が難しい場合でも、関係者に大きな影響があると判断される場合には、団体の情報公開の状況を変更し、社会に注意を呼びかけます。
- 認定特定非営利活動法人 オリーブの家(岡山県)- 認定特定非営利活動法人 自然再生センター(島根県)- 特定非営利活動法人 じぶん未来クラブ(千葉県)- 特定非営利活動法人 きょうとNPOセンター(京都府)
認証団体一覧のデータベースはこちら:
https://goodgiving.jcne.or.jp/accreditted-organizations/
認定特定非営利活動法人 オリーブの家(岡山県)
[画像2:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/62842/53/62842-53-d60a9af734b12cf94a178f6dd7f2f3ad-571x176.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像3:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/62842/53/62842-53-c80f988989e93460d64f4fdead4ee5a6-940x788.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
活動分野
保健・医療・福祉、人権・平和、男女共同参画社会、子どもの健全育成
活動概要
DV・虐待被害者からの相談、DV・虐待被害者の女性と親子の一時保護、専門家による心のケアを行う。アウトリーチ支援で貧困母子家庭に対して、社会復帰、就職ができる環境作りや食糧品・日用品の支援活動。
居住支援、学習支援なども行う。
家庭内の男女間で問題を繰り返さないためのアドバイスや個人カウンセリング、交流会を行い、コミュニケーションセミナーを開催することで貧困、DVを防止し、社会貢献していく。
認証取得の団体メッセージ
グッドギビングマーク認証の取得は、当法人の運営が透明性が高く信頼できると公的に認められた大きな成果です。日頃より温かいご支援をくださる皆様に、心より感謝申し上げます。私たちはこの認証を励みに、「誰一人虐げられることのない世界」という目標に向け、困窮ひとり親家庭やDV被害者の自立支援を通じ、引き続き透明性の高い組織運営を徹底し、社会貢献活動に誠実に邁進してまいります。
公式サイト
https://olive-no-ie.main.jp/
認定特定非営利活動法人 自然再生センター(島根県)
[画像4:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/62842/53/62842-53-996e84c5fa5068aaa3e064dc8a11356e-1744x400.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像5:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/62842/53/62842-53-032b225c7cc82ae5c1aa1c9f6b208efd-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
活動分野
社会教育、まちづくり、学術・文化・芸術・スポーツ、環境の保全、子どもの健全育成
活動概要
認定NPO法人自然再生センターは、中海・宍道湖を拠点に、環境保全と地域活性化を両立する持続可能な循環モデルに挑戦しています。中海・宍道湖に繁殖しすぎた藻と水草を資源としてとらえ、肥料として畑に循環し、サツマイモや大豆などを育てる活動「オゴノリング」を進めています。地域の人びとと自然をつなぎ、豊かで遊べる水辺を未来へ引き継ぐことを目指し、次世代へ価値ある自然環境を残す取り組みを続けています。
認証取得の団体メッセージ
このたびは、グッドギビングマーク認証をいただき、大変光栄に思います。日頃より応援してくださる皆さまのお力添えに、心より感謝申し上げます。自然再生センターは、中海・宍道湖の自然再生と、地域の暮らしに根ざした循環づくりに取り組んでいます。今回の認証を励みに、透明性と信頼性を高めながら、自然の恵みを次の世代へつなぐ活動を一層推進してまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
公式サイト
https://www.sizen-saisei.org/
特定非営利活動法人 じぶん未来クラブ(千葉県)
[画像6:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/62842/53/62842-53-a8bab69549e59f89e2ebd54b3e2a8023-367x408.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像7:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/62842/53/62842-53-41cd993a29f655062551b788b0bad8fa-2784x1856.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
活動分野
社会教育、学術・文化・芸術・スポーツ、子どもの健全育成
活動概要
じぶん未来クラブは「やってみよう、が未来をつくる」を理念に、子どもや若者の可能性を伸ばす教育NPOです。表現教育とキャリア教育を軸に活動し、表現教育ではハートグローバルと協働したミュージックアウトリーチプログラムで自己表現力や自己肯定感を育成。ここ数年大きな社会問題となっている不登校の子どもたちへの取り組みにも力を入れています。キャリア教育では企業や社会人との出会いを通じて将来を考える機会を提供。学校・行政・企業・ボランティアと連携して、挑戦と学びの場を届けています。
認証取得の団体メッセージ
日頃より活動を支え、子どもたちの挑戦を応援してくださる皆さまのお力添えにより、この度グッドギビング認証を取得することができましたこと、心より感謝申し上げます。「やってみよう、が未来をつくる」を一人でも多くの子どもたちに体感していただくプログラムをお届けし続けるために、透明性と信頼性の高い運営をさらに高めていきたいと考えています。これから子どもたちの置かれている環境はさらに変化していきます。子どもたちが力強い未来をつくるお手伝いをさらに進めて参りたいと考えています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
公式サイト
https://www.jibunmirai.com/
特定非営利活動法人 きょうとNPOセンター(京都府)
[画像8:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/62842/53/62842-53-b370c32203253146a7a1cff95a1ed3c9-443x447.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像9:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/62842/53/62842-53-3ef28b729280864afb5c0ce4806014dd-500x340.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
活動分野
連絡・助言・援助
活動概要
私たちは、中間支援組織として行政や企業を含め市民社会を構成する組織の中間的立ち位置で、それぞれを牽引してきました。これまでには地域や社会のなかで市民が力を発揮する領域を広げる事業に取り組み、現在はNPO・行政・企業との協働で進める複数の事業があります。「市民が支える市民社会の実現」をめざして、京都から全国初の挑戦と新たな社会機能・組織・人材輩出の取組を行っています。
認証取得の団体メッセージ
多くの市民や多様な団体・組織との連携で取組を進めていく上で、信頼性を伝える一つの方法としてこうした認証の仕組みを大切に考えています。私たち自身がこうした認証のプロセスを経験し、団体へのサポートにも活かすことで、NPO・市民活動への理解と支援の促進にもつなげたいと思います。
公式サイト
https://kyoto-npo.org/
■日本におけるNPOの増加と社会的期待の高まり
阪神・淡路大震災、東日本大震災と、多くの人がNPOを応援し、寄付することが増え、寄付総額も1兆円を超えています。しかしながら一方で、「NPOってあやしくないか?」と言われることもまだまだ多く、残念なことに、NPO関連の不祥事が報道されることも少なくありません。
■寄付・支援における信頼性の課題
JCNEが実施した2024年10月にインターネットで3,000名を対象に実施した『NPOの信頼性に関するアンケート調査』や企業・助成団体等に対するヒアリングから、以下の課題が浮き彫りになりました。
- NPOと連携する際、企業は民間企業との取引と同様に反社チェックや法令遵守状況を重視しているが、確認方法が確立されていない。- 加えて、税金滞納状況、行政処分歴、事業報告書等の情報公開状況などの確認について、さらに団体だけでなく役員個人の状況の確認も重視しているが、手間がかかる。- NPOもまた、反社チェック、法令遵守状況などの状況を、自分自身で証明することは困難である。
■寄付への“安心”をどう届けるか
日本において寄付は徐々に広がりを見せている一方で、「寄付先が信頼できるか分からない」、「寄付が適切に使われているか不安」といった声が寄付者から多く寄せられています。
JCNEは、寄付を受ける団体の信頼性を第三者が審査・認証する『グッドギビングマーク制度』を通じて、NPOへの寄付や支援の安心を提供し、NPOの信頼性を可視化します。
2025年4月に始動した「グッドギビングマーク制度」は、企業や助成団体など多くの皆さまからのご賛同をいただきながら、着実に広がりを見せています。制度の趣旨に共感し、信頼ある寄付・支援の環境づくりにともに取り組む賛同団体は、2025年12月1日時点で59団体に達しました。
私たちはこれらの団体と力を合わせ、制度の改善と、より良い社会の実現に向けて歩みを進めています。
今後は、寄付プラットフォーム、企業、メディアとの連携をさらに強化し、グッドギビングマーク制度の普及と活用を一層推進してまいります。寄付の透明性と信頼性の向上に努め、社会全体の寄付文化の健全な発展を目指してまいります。
https://goodgiving.jcne.or.jp/about/#supporters
[画像10:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/62842/53/62842-53-5f1be06461597170576ac2bda5727d29-788x730.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
賛同団体一覧(※順不同)【計59団体(2025年12月1日時点)】
公益財団法人日本非営利組織評価センター(JCNE)は、国内全地域・全分野を対象とした民間唯一のNPO評価認証機関です。2016年の設立以来、1,500件以上の団体を評価・認証し、その知見と経験を活かしてNPOのガバナンス強化を支援しています。2025年には「グッドギビングマーク制度」を開始し、基準を満たした団体に認証を付与。信頼の可視化と寄付・協働の促進を後押ししています。
【団体概要】
団体名:公益財団法人 日本非営利組織評価センター(Japan Center for NPO Evaluation/略称JCNE)
代表者:代表理事 佐藤 大吾
所在地:東京都港区虎ノ門1-11-2 日本財団第二ビル3階
設立:2016年4月
事業内容:非営利組織の評価・認証制度の運営、他
公式サイト:
https://jcne.or.jp/
グッドギビングマーク特設サイト:
https://goodgiving.jcne.or.jp/
【当件に関する取材のお問い合わせ先】
公益財団法人 日本非営利組織評価センター(JCNE)事務局
取材のお申し込み:
https://goodgiving.jcne.or.jp/contact/
E-mailでのお問い合わせ:office@jcne.or.jp
プレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes