『日本漁業の不都合な真実』（佐野雅昭）、12月17日に新潮新書から発売。メディアでは報じられない日本漁業の危機を徹底分析！
株式会社新潮社
このままでは食卓から魚が消える!? 衰退する日本漁業と伝統ある魚食文化を守るために――渾身の論考！
いま、日本の漁業が大きな危機を迎えている。後継者と担い手不足、操業コストの上昇、気候変動の影響、中国漁業の急成長――伝統ある魚食文化を守るために、いま何が必要なのか。
株式会社新潮社は、佐野雅昭さんの『日本漁業の不都合な真実』を、12月17日（水）に新潮新書より発売いたします。
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この20年で漁業者は半減、生産量は40年前から７割減、このままでは30年後には漁業者がいなくなり、日本人の食卓から国産魚が消える、と悲観する声まであります。温暖化による海水温の急変、中国との漁獲競争、エネルギーコスト上昇など、かつて世界一の漁獲量を誇った日本漁業を取りまく状況は極めて深刻です。輸出拡大や企業化、資源管理など、政府が進める水産業改革はどこまで有効なのでしょうか。なぜ日本の漁業はこれほど追い詰められたのか、魚食文化を守るために何ができるか――専門家による徹底考察と真摯な提言です。
１ なぜ今になって「海業」復活なのか
２ 世界的な食料不足に日本は対処できるのか
３ なぜ漁業が食料安全保障の切り札なのか
４ 温暖化によって水産資源はどう変わるのか
５ メディアが騒ぐ「乱獲」「資源減少」は本当か
６ 急伸する中国漁業、日本は競争に耐えられるのか
７ 減少一途、担い手を確保できるのか
８ 若者世代の魚食はどう変質したのか
９ 法改正と政策転換で日本漁業は再起できるのか
10 養殖業はほんとうに成長を期待できるのか
12 日本人は魚食文化を守れるのか
水産物は未知の海と人類を繋ぐ素晴らしい食料です。漁業は海というありのままの自然と人間社会を繋ぐ唯一の産業です。漁業と水産物を謙虚な視点で見つめ直すことで、現代社会の歪みを直視し、一人一人の生活をより豊かなものにしていくことができるはずです。素晴らしい海と漁業を日本社会の基盤として守り、ありのままに未来に遺さなくてはなりません。
（「あとがき」より抜粋）
日本漁業が危うい。担い手は減り続け、生産量は40年前から７割減、30年後には漁業者がいなくなり、日本人の食卓から国産魚が消えるという声もある。中国との漁獲競争、温暖化による環境変化、エネルギーコスト上昇など、かつて世界一の漁獲量を誇った漁業を取りまく状況は極めて深刻だ。輸出拡大や企業進出、資源管理など、国が進める水産業改革は本当に有効なのか――漁業と魚食文化を守るために、渾身の論考！
佐野雅昭（さの・まさあき）
1962年生まれ。鹿児島大学水産学部教授。京都大学法学部卒。東京水産大学修士課程、水産庁を経て北海道大学水産学研究科で博士号取得。専門は水産物流通。主な著書に『サケの世界市場』（漁業経済学会学会賞）『日本人が知らない漁業の大問題』など。
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【タイトル】日本漁業の不都合な真実
【著者名】佐野雅昭
【発売日】2025年12月17日
【造本】新潮新書／新書版ソフトカバー
【定価】990円
【ISBN】978-4-10-611109-9
【URL】
https://www.shinchosha.co.jp/book/611109/プレスリリース提供：PR TIMES
記事提供：PRTimes
