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CO2濃度による空調制御でゼロエネルギー建築の実現に貢献する小型・表面実装対応のCO2センサー「S12 CO2」を開発

旭化成株式会社

CO2濃度による空調制御でゼロエネルギー建築の実現に


旭化成エレクトロニクス株式会社(本社:東京都千代田区、社長:篠宮 秀行)の子会社センスエア社は、新型CO2センサー「S12 CO2」を開発し、サンプル提供を開始しました。同社の従来品より体積比で約25%に小型化し、SMDリフロー表面実装対応も実現、また、これまでの高精度・低消費電力の特長も維持しています。これにより、従来は設置が難しかった箇所にもセンサーを組み込むことが可能となり、スマートビルディングや省エネルギー型空調制御システムのさらなる普及に貢献します。S12 CO2の量産開始は2026年内を予定しています。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/79452/232/79452-232-3b24f56a7ce97cd29cf7593e8e5b10d3-2115x2019.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
新製品「S12 CO2」

- 背景
近年、建物のエネルギー効率を高めるための法制度整備が世界各地で進んでいます。特にEUにおいては、公共機関が所有する新築建物では2028年より、それ以外の新築建物(住宅を含む)でも2030年より、非常に高いエネルギー性能を持つZEB(Zero Emission Buildings)化が求められています※1。
※1 欧州委員会 エネルギー総局:Energy Performance of Buildings Directive (EPBD)
https://energy.ec.europa.eu/topics/energy-efficiency/energy-performance-buildings/nearly-zero-energy-and-zero-emission-buildings_en


空調分野では、人の不在時にも稼働してしまう従来の温度制御換気に代わり、CO2濃度に応じて換気量を自動調整する需要制御換気(DCV:Demand Controlled Ventilation)が注目されています。DCVは、省エネルギーと快適な室内空気質(IAQ:Indoor Air Quality)の両立を可能にする一方、スマートビルディングなどで多数設置する際には、デザインや設置スペースの制約が課題となっていました。


- S12 CO2について
新開発のS12 CO2は、センスエア社が長年培ってきたNDIR(非分散型赤外線吸収)※2方式のセンサー技術をベースに構造を刷新し、既存のSunriseおよびSunlight CO2で確立した高精度および低消費電力性能を維持したまま、モジュール全体の高さを大幅に低減し、基板への表面実装を可能にしました。これにより、空調機器や壁面モニターなど、これまで設置が難しかった場所にも容易に組み込むことができるようになりました。居住空間で目につく機器では、デザイン性を損なわずに空間と調和した設置が可能となるほか、全熱交換器や空調コントローラーなどの機器内蔵用途でも、限られたスペースを有効に活用することができます。また、配線工事が困難なケースが多い中古建築においても、低消費電力の特徴を活かし、設置自由度が高く、後付けが容易な電池駆動型ワイヤレスCO2モニタリングを可能とします。


S12 CO2はCO2濃度制御の普及が見込まれる欧州、北米、アジア、を中心に、オフィスビルディングや商業施設などにおけるエネルギーマネジメントシステム(BEMS:Building Energy Management System)でのIAQモニタリング用途に展開します。さらに家庭用空調機器や全熱交換器など、住宅分野への応用を含め、さまざまな空間での快適かつ持続可能な環境づくりに貢献してまいります。


ターゲット製品スペック
・ 測定レンジ : 400~10,000 ppm
・ 測定精度 : +/- (30 ppm + 3 % of reading)
  ・ 動作環境 : -10~60℃, 0~85% RH
・ 想定寿命 : 通常環境下で15年以上
・ 表面実装可能・低消費電力・小型サイズ
  ・ SMDリフロー実装可能 (*SMD = Surface-Mount Device)
  ・ 平均消費電流 : < 34μA(デフォルト設定)
  ・ 小型サイズ : 18mm × 15mm × 7mm
・ ANSI/ASHRAE Standard 62.1-2022 Addendum d、RESET Grade B、WELL Building Standard(R)(WELL v2(TM))などの国際規格に準拠


想定アプリケーション
・ パッケージエアコン
・ ルームエアコン
・ 冷暖房機器
・ 空気室モニタリング機器


※2 NDIR … Non-dispersive Infrared (非分散赤外線)。NDIR方式はガスの濃度を測定する方法の一つ。ガス分子が特定の波長の赤外線を吸収する性質を利用し、光源からの赤外線を分散させずにガスに照射し、その波長がどれだけ吸収されたかを測定することで、当該ガスの濃度を算出する。

プレスリリース提供:PR TIMES

記事提供:PRTimes

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