三菱重工サーマルシステムズ、欧州向けヒートポンプ式給湯暖房機のラインアップを拡充自然冷媒R290採用の「Hydrolution EZYシリーズ」に10kW、14kWモデルを追加
三菱重工業株式会社

◆ 欧州市場での幅広いニーズに対応、今春から欧州各国に向け販売開始予定
◆ 広範囲における最適制御と高効率を実現、多様な設置環境や電源条件への対応も可能
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「Hydrolution EZY」シリーズ(左:6kW、7.1kW 右:10kW、14kW)
三菱重工グループの三菱重工サーマルシステムズ株式会社(社長:伊藤 喜啓、本社:東京都千代田区、以下、三菱重工サーマルシステムズ)は、自然冷媒R290を採用した欧州向けヒートポンプ式給湯暖房機(Air to Water、以下、ATW)「Hydrolution EZYシリーズ」のラインアップを拡充しました。今回、従来の6kW、7.1kWの計2モデルに、10kW、14kWの計2モデルを追加したことで、欧州市場における幅広いニーズに対応します。本製品は、今春から欧州各国に向け、順次販売を開始する予定です。
ATWは空気中の大気熱を利用し、給湯・暖房・冷房用の冷温水を供給します。今回ラインアップを拡充したモノブロックタイプは、水熱交換器を室外ユニットに内蔵しているため、水配管のみで施工でき、冷媒配管が必要なスプリットタイプに比べて据え付けが容易です。さらに、R290冷媒は地球温暖化係数(注1)が0.02(注2)と極めて低く、高いエネルギー効率と環境負荷の低さから、環境規制が強化される欧州を中心に注目されています。
今回追加した10kW、14kWモデルは、6kW、7.1kWモデルと同様に、高温給湯・高効率・静音性・安全性という基本性能を備えています。具体的には、新冷媒に対応した部品の刷新と自社開発の新圧縮機により、外気温がマイナス25℃からプラス43℃までという幅広い条件下で、75℃の高温給湯を安定して実現します。また、10kW、14kWモデルは、暖房用と冷房用それぞれに電子膨張弁を搭載し、広範囲で最適な制御と高効率を実現。静音性については、二重防振構造、三重吸音構造、大型ファンの搭載に加え、運転音を低減する静音モードを備えることで、住宅密集地における騒音規制にも柔軟に対応します。さらに、冷媒漏えい検知センサーを搭載し、安全性にも配慮した設計としています。
デザイン面では、6kW、7.1kWモデルと共通のデザインコンセプトを採用しています。欧州の住宅と調和しやすい黒色を基調に、銀色の縦ラインをアクセントとした樹脂製ファンガードを搭載。斜め方向からファンが見えにくい構造とすることで、多様な設置環境に溶け込みながらも、力強く洗練された外観デザインを実現しています。6kW、7.1kWモデルとの外観の違いは高さのみとすることで、複数台の設置時にも統一感を演出します。
電源仕様については、10kW、14kWモデルでは、単相230V電源仕様に加え、新たに三相400V電源仕様をラインアップすることで、より多様な設置環境や電源条件への対応を可能としました。制御仕様については、6kW、7.1kWモデルと同様に、1台の室内コントローラーで最大8台の室外ユニットを連結して制御することが可能であり、さまざまな規模の建物に対応できます。
三菱重工グループは、生産活動に伴う自社工場などからのCO2排出量削減や、グループ製品の使用に伴う顧客側のCO2排出量削減などを通じて、グループ全体のCO2排出量を2040年までにNet Zeroとする「MISSION NET ZERO」を2021年10月に宣言しています。Hydrolution EZYは、化石燃料を用いて多くのCO2を排出するボイラー燃焼方式から、電化によるATWへの切り替えを促進することで、欧州諸国のカーボンニュートラル推進と、三菱重工グループの環境目標達成に大きく貢献する製品です。三菱重工サーマルシステムズは、今後も環境配慮型技術の開発を継続し、冷熱分野における幅広い事業基盤を生かしたシナジーによって、最適なサーマルソリューションを提供することで、世界各国の脱炭素化に寄与していきます。
(注1)GWP(Global Warming Potential)。CO2を1とした係数で、値が小さいほど温室効果が低く環境性に優れます。
(注2)R290のGWP値は、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)第6次評価報告書に基づき「0.02」を採用しています。
プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes