お子さまの“はじめて”を、もっと安全に。幼児用自転車のJISを改正
一般財団法人日本規格協会

チェーンやギアなどの回転部への指の巻き込まれ防止策等の安全要件を強化。
一般財団法人日本規格協会(本部:東京都港区、理事長:朝日弘)は、2026年2月の電動アシスト自転車やスポーツ専用自転車など3規格の改正に続き、2026年3月23日に幼児用自転車に関する日本産業規格(以下、JISという。)を発行いたしました。
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JIS D9302:2025
幼児用自転車
Bicycles for young children
税込価格:11,660円 A4判74頁
※規格類は価格が変更される場合がございます。ご了承ください。
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お子さまにとっての「はじめての自転車」は、自立への第一歩です。しかし、身体が小さく、予期せぬ動きをする幼児期の使用には、大人用とは異なる観点での安全設計が求められます。
これまで日本の幼児用自転車の安全を支えてきたJIS D 9302の対応国際規格(ISO 8098)は、グリップやチェーンガードといった安全に関する部品の要求事項の更なる改善を目的として、2023年に改訂されました。
JIS D 9302は、この改訂による国際的な安全意識の高まりと、国内の自転車事故の分析結果を受け、国際規格との整合を図り、「日本基準の安全を、世界最高水準へ」引き上げることを目的として改正されました。
1. 「ハンドルバー外傷」からお腹を守る
転倒時にハンドル先端が体に当たることで起こる重篤な内臓損傷(ハンドルバー外傷)のリスクを低減するため、地面に叩きつけられてもグリップの底が抜けないかを確認する「パンチアウト試験」を導入し、グリップが容易に撃ち抜かれたり破損したりしないかを厳格に評価しています 。
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写真1 パンチアウト試験の様子
2. 小さな指を「巻き込み」から守る
お子様の細い指がチェーンやギアに巻き込まれないよう、「幼児の指を模した専用プローブ(試験棒)」を用いた検査が追加されました。単にチェーンやギアなどの回転部をチェーンケースで覆うだけでなく、「実際に回転部に指が届かないか」を厳しくチェックすることで、不意のケガを未然に防ぎます。
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写真2 幼児の指を模した専用プローブを用いた検査の様子
3. 強度・性能試験の強化
・クランクの2段階疲労試験:
従来は特定の箇所に負荷が集中していましたが、左右の足で均等に負荷をかける実態に合わせ、右クランク前で10万回、左クランク前で10万回という、より実使用環境に近い2段階の疲労試験を実施します。
・ブレーキの細分化:
幼児の手の大きさに合わせ、ブレーキレバーの形状(回転軸がハンドルバーに対して垂直軸(従来形)/平行軸)に応じた最適な試験方法を採用しました。
取扱説明書の記載内容も、より具体的になりました。
・巻き込み注意:
走行中に衣服の裾などがチェーンに巻き込まれないよう、具体的な注意喚起が追加されています 。
・異常を感じたら:
変形やひび割れを見つけた際は、ご自身で判断せず、すぐに販売店へ相談するよう促す記述に変更されました。
最新の国際規格と国内市場の実態に即した安全基準を取り入れることで、使用する幼児の安全性が飛躍的に向上し、消費者保護の観点から社会の安心・安全に大きく貢献します。さらに、国内産業の国際競争力が強化され、高い安全品質を備えた日本の製品が世界へ広まっていくことが期待されます。
【あわせて読みたい】電動アシスト自転車、一般用自転車、スポーツ専用自転車に関するJISを3規格一気に同時改正!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000526.000004052.html
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●日本規格協会(JSA)グループについて1945年12月に、標準化および管理技術の開発、普及、啓発などを目的に設立された、一般財団法人日本規格協会を中核とするグループです。我が国の総合的標準化機関として、当グループでは、JIS、国際規格(ISO・IEC規格)、JSA規格の開発、JIS規格票の発行と販売、国際規格・海外規格の頒布、多彩なセミナーの提供、ISO 9001やISO 14001をはじめとする各種マネジメントシステムの審査登録、各種サービスに関する認証、マネジメントシステム審査員などの資格登録、品質管理検定(QC検定)といった多様な事業に取り組んでおります。
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