2026年03月25日
カリフォルニア州ミルピタス&ダブリン
(ビジネスワイヤ) -- MariaDB plcは、インメモリー・コンピューティングの先駆者であり、Apache Igniteの開発元でもあるGridGain Systems, Inc.の買収が成功裏に完了したことを発表しました。この戦略的買収は、自律型AIエージェントの求める超高速データ処理に対応するために設計された統合システムである、AI対応オペレーティングプラットフォームの提供に向けたMariaDBの取り組みです。
企業が単純なAIアシスタントから、推論し行動する自律的なエージェントシステムへと移行するにつれて、従来のデータレイヤーは限界に達しつつあります。MariaDBは、GridGainのインメモリーテクノロジーを統合することにより、リアルタイムのデータ取り込みから複雑な推論まで、AIライフサイクル全体を支える高速かつ永続的な単一の基盤レイヤーを提供します。
MariaDB plcの最高経営責任者(CEO)であるロヒット・デ・ソウザは次のように述べています。「過去18か月間、私たちはエージェント時代に向けてMariaDBを構築してきました。GridGainを迎え入れて、企業の重要処理を担う統一プラットフォームを提供ようとしています。手作業によるデータ収集の煩雑さを解消し、AIエージェントが真に有益なものになるための高速な基盤レイヤーを定義します。これらすべてを、単一企業による統合サポートで支えます。」
エージェントギャップの解消
このプラットフォームが緊急に求められていることは、業界の変化が裏づけます。Gartner®は、「2026年までに企業アプリケーションの40%が各タスク固有のAIエージェントを搭載するようになり、2025年の5%未満から増加する」¹と予測しています。また、IDCは「高品質でAI対応のデータ基盤を確立できない企業は、生成AIおよびエージェント型システムが機能不全に陥り、2027年までに生産性が15%低下する」と警告しています。(IDC FutureScape 2026;カテゴリー:世界のエージェント型人工知能;予測1 )。
MariaDBの新しいプラットフォームは、これまで断片化されていたレイヤーを統合することで、この転換点に対応します。
トランザクションと分析の統合:ETL(抽出、変換、ロード)の負担を伴わずに、同一プラットフォームでリアルタイム分析とライブトランザクション処理を同時に実行可能。 インメモリー速度:GridGainの専門知識を活用し、エージェントワークロードに対してミリ秒未満の応答時間を実現。 ネイティブなAI対応:埋め込みデータの保存、インデックス作成、クエリを実行するための組み込みベクトル機能に加え、MCPサーバーや、AIフレームワークとの統合機能を完備。これらはRAGワークロードの構築に不可欠です。 グローバルな拡張:ハイブリッドやマルチクラウドの環境におけるAI展開を支えるテクノロジーで、即時の拡張が可能。エージェント時代への転換:組み立ては不要に
MariaDBは、従来のように開発者にメモリ、ベクトル検索、トランザクションのためにデータベースを個別に組み合わせることを強制するのではなく、データの「シングルペイン・オブ・グラス」を提供します。これにより複雑性が軽減され、総保有コスト(TCO)が低下し、開発者はバックエンドのボトルネック管理ではなくエージェントロジックの開発に専念できるようになります。
MariaDB plcの最高製品責任者(CPO)であるヴィカス・マートゥルは次のように述べています。「現在、このレベルの規模で構築することは、レゴブロックのバケツから高速マシンを組み立てようとするようなものです。部品は持っていても、そのような高負荷に適合するように設計された部品は1つもありません。AIのスピードでは応答に許される時間が短くなります。MariaDBのようなデータプラットフォームには、数秒ではなく、1桁ミリ秒でエージェントに回答を提供することが求められます。高速なインメモリーの『ベースプレート』をあらかじめ組み込んだプラットフォームを提供することで、手作業による組み立ての摩擦を解消します。これにより開発者に、エージェントが要求する大規模処理に対応できる統合基盤レイヤーを提供します。」
今後の展望:分散型社会の到来
GridGainのテクノロジーは、MariaDBの進化の次の段階、すなわちグローバルに分散されたデータレイヤーを提供します。AIエージェントの自律化と分散に合わせて、それらが依存するデータも、エージェント自体と同様に堅牢でローカライズされていなければなりません。MariaDBは、MariaDB Enterprise Platformを分散アーキテクチャに拡張することで、この基盤レイヤーを、マシン速度のワークフローが要求するミリ秒以下の速度を犠牲にせずに、あらゆる地域に拡張できることを保証します。これは、マシン速度が基準となる世界を目指すMariaDBの取り組みの、大きな前進を意味します。
勢いの止まらない1年
GridGainの買収完了は、AI時代に向けた最新のデータスタックを再定義するための戦略的な動きの最新のマイルストーンです。過去18か月間、MariaDBはイノベーションサイクルを急速に加速させており、昨年はSkySQL(クラウド/DBaaS)とGalera Cluster(高可用性)を買収し、完全に統合しました。そして最近では、ネイティブのRAG-in-a-boxパイプラインとモデルコンテキストプロトコル(MCP)対応を特徴とする業界初の統合ソリューションであるMariaDB Enterprise Platform 2026を発表しました。これにより、AIエージェントがエンタープライズデータと直接通信できるようになります。さらに昨年は、ETLやデータ移動を必要とせずにトランザクションデータをほぼリアルタイムで分析できる、非常に強力な分析エンジンのMariaDB Exaを発表しました。
このようなイノベーションの取り組みは業界で高い評価を得ています。過去1年で、MariaDBは「2025 DBTA Readers’ Choice Award」のBest Overall Database賞、「2025 AI TechAward」のBest in Open Source AI賞を受賞しました。これらの栄誉に加え、ネイティブのベクトル検索と新しいサーバーレスクラウドエクスペリエンスの導入により、MariaDBは、従来のデータベースの制約に対する決定的な代替高速ソリューションという地位を確固たるものにしています。
顧客およびアナリストからの評価
HatchのCIOであるタラ・ドローバー氏は次のように述べています。「Hatchは、世界でも特に複雑なエンジニアリングおよび建設プロジェクトのタイムリーな遂行を支えています。このようなグローバル規模の管理を実現するために、当社は従来の硬直的でサイロ化したレガシーインフラを脱却し、データ中心のプラットフォームへと移行しました。GridGainへの移行により、データ処理時間が劇的に短縮され、従来は数分を要していた複雑な分析やプロジェクト途中の変更対応を、ほぼ瞬時に実行できるようになりました。これは、エージェントの未来を目指し、顧客にインテリジェントかつ予測的なプロジェクト管理機能を提供しようとする当社がまさに求めていた速さです。GridGainがMariaDBの基盤の一部となることで、当社が携わるさまざまな業界において、次世代の自律型かつデータ集約型ワークフローを支える統合プラットフォームが提供されることを期待しています。」
IDCのデータ管理担当リサーチディレクターであるデヴィン・プラット氏は次のように述べています。「MariaDBは、統合されたベクトル検索機能や、高性能分析を実現するMariaDB Exaとの連携、さらにはSkySQLの再取得によるクラウド提供の強化を通じて、より広範なAI対応プラットフォームを構築してきました。今回のGridGainの買収により、その戦略はインメモリーおよびリアルタイムデータ処理へと拡張されます。これは、断片化した、あるいはプロプライエタリーなデータスタックに代わる、よりオープンな選択肢を求める企業にとって魅力的なものとなるでしょう。」
次回のウェビナーに登録する:MariaDBとGridGainがどのようにエンタープライズ向けのエージェント型AI戦略を推進しているのか、2026年4月8日に開催される合同ウェビナーに参加して詳しく学びましょう。
MariaDBについて MariaDBは、プロプライエタリー・データベースの制約と複雑さを排除し、組織が最も重要なこと、すなわち革新的な顧客向けアプリケーションの迅速な開発に再投資できるようにすることを目指しています。企業は、トランザクション、分析、ハイブリッド、AIのユースケースを含むあらゆるニーズに対応する単一の統合型ハイブリッド・データベース・プラットフォームを利用でき、数分で導入できます。ドイツ銀行、DBS銀行、ノキア、レッドハット、サムスン、ヴァージンメディアO2などの企業から信頼を得ているMariaDBは、従来のデータベース・プロバイダーがもたらす財務負担を伴うことなく、顧客価値を提供します。詳細は、mariadb.comをご覧ください。
¹ガートナーのプレスリリース、「Gartner Predicts 40% of Enterprise Apps Will Feature Task-Specific AI Agents by 2026, Up from Less Than 5% in 2025」、2025年8月。https://www.gartner.com/en/newsroom/press-releases/2025-08-26-gartner-predicts-40-percent-of-enterprise-apps-will-feature-task-specific-ai-agents-by-2026-up-from-less-than-5-percent-in-2025.
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