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先付け鉄筋が不要な「かべプラス工法(R)」が強度指定を取得

安藤ハザマ

先付け鉄筋が不要な「かべプラス工法(R)」が強度utf-8

安藤ハザマ(本社:東京都港区、代表取締役社長:国谷 一彦)は、立ち上がり壁の差し筋にあと施工アンカーを使用する「かべプラス工法(R)」を開発し、あと施工アンカーの許容応力度と材料強度について、2026年3月4日に強度指定(国住参建第4460号)(注1)を取得しました(図1)。
鉄筋コンクリート部材同士の接合を可能にするあと施工アンカーの強度指定は国内で初めてです。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/586433/LL_img_586433_1.png
図1:「かべプラス工法」施工手順(イメージ)

1.開発の背景
大型物流倉庫では、空間ゾーニングの目的で建築物内に乾式の間仕切り壁を設ける場合があり、この壁の下部にはフォークリフト等が衝突した際の損傷を低減するため、高さ300mm程度の鉄筋コンクリート製の立ち上がり壁を設けます。近年大型化する物流倉庫では、この立ち上がり壁の総延長が数kmに及ぶことから、施工の合理化が求められています。
従来、床スラブに立ち上がり壁を設ける際には、床コンクリートの打設前に十分な定着長さをもつ先付け鉄筋を、スラブ筋が輻輳する床スラブ内に一定間隔で配筋し、床面から先付け鉄筋を突出させておく必要があったため、配筋時および床コンクリート打設前後の安全性に課題がありました。一方、物流倉庫では高品質な床スラブが要求されるため、先付け鉄筋が突出していると、トロウェル等の機械ゴテが使用できず、床面の精度確保にも課題がありました。
そこで、先付け鉄筋が不要な立ち上がり壁プレキャスト工法「かべプラス工法」を開発しました。


2.本工法の概要と特長
本工法の施工手順は以下のとおりです。
(1) 床スラブにコンクリートを打設し機械ゴテ等を用いて床面を平滑に仕上げる。
(2) 硬化したコンクリートを穿孔し、接着材を注入する(写真1)。
(3) 立ち上がり壁の差し筋を設ける(写真2)。
(4) 差し筋にプレキャストコンクリート製の立ち上がり壁を設置する(写真3)。(注2)

本工法により、後続作業の効率化や広大な作業空間の確保による立ち上がり壁周囲の床面の精度向上に加え、安全性も向上します。倉庫業法では、荷崩れを想定した面外方向の2,500N/m2の荷重に耐え得る壁を設計する必要がありますが、かべプラス工法で構築された立ち上がり壁は、この面外方向の力が作用した場合でも、ほぼ損傷しないことを実大サイズの構造実験により確認しています。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/586433/LL_img_586433_2.png
写真1:接着材の注入

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/586433/LL_img_586433_3.png
写真2:差し筋の挿入

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/586433/LL_img_586433_4.png
写真3:プレキャスト部材の設置

3.今後の展開
安藤ハザマでは、本工法を当社が施工する大型物流倉庫に適用し、さらなる品質向上と生産性向上を目指して取り組みます。



(注1)強度指定
特殊な許容応力度及び特殊な材料強度を定める件の一部を改正する件(令和4年国土交通省告示第413号)に基づき、国土交通大臣があと施工アンカーの接合部の許容応力度及び材料強度を指定すること。

(注2)プレキャストコンクリート以外にも、ユニット化した配筋と化粧鋼板型枠を設ける方法でも施工可能。


詳細はこちら

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記事提供:@Press

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