八戸市とALGO ARTIS 市営バス運行の効率化に向けた検証プロジェクトを開始
株式会社 ALGO ARTIS

地域の“移動の足”を守るため、ダイヤ・仕業作成業務の課題解決にAIで挑む
株式会社 ALGO ARTIS(アルゴ・アーティス、代表取締役社長:永田 健太郎、本社:東京都千代田区、以下「ALGO ARTIS」)は、八戸市(青森県八戸市)と連携し、市営バス運行におけるダイヤおよび運転士仕業作成業務の効率化に向けた検証プロジェクトを開始しました。
人口減少や運転士不足が深刻化する中でも、市民の重要な移動手段である市営バスを持続的に運行していくため、AI技術を活用した新たな業務アプローチの可能性を検証します。
[画像1:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/85809/67/85809-67-49ac782a4f3c485be9b6dd155cc742bf-1024x683.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
プロジェクト背景:八戸市の課題
八戸市では、人口減少や燃料費の高騰、慢性的なバス運転士不足などにより、市営バスを取り巻く環境が年々厳しさを増しています。
一方で、市民の日常生活を支える重要な移動手段として、市営バスの役割は依然として大きく、限られた人員・コストの中で、持続可能な運行体制を構築することが喫緊の課題となっています。
ダイヤ・仕業作成は人の手では限界のある複雑な業務
こうした状況の中、八戸市ではこれまでも路線再編やデマンド交通の導入など、さまざまな取り組みを進めてきました。しかし、八戸市営バスは96系統を運行しており、平日だけでも105の仕業を用意する必要があるなど、ダイヤおよび仕業作成業務は非常に複雑です。
法令・労働協定や多岐にわたる運行系統など、多くの制約条件を踏まえる必要があり、業務の属人化や非効率性が大きな負担となっていました。
また、特定の便を減便した場合に仕業全体へどのような影響が生じるのかを事前に把握することが難しく、一つひとつ試行錯誤を重ねながら検討せざるを得ない状況が続いていました。その結果、ダイヤ改正やそれに伴う仕業の作成に数ヶ月を要する状況が常態化しており、計画業務が事業運営のボトルネックとなっていました。
本プロジェクトで取り組むこと:AIによる業務改善の可能性検証
本プロジェクトでは、社会インフラの計画DXに携わってきたALGO ARTISのアルゴリズム構築の知見を活かし、新たなダイヤ・仕業作成手法の検証を行います。
AIを活用することで、担当者がこれまで以上に多くのパターンを検討できる環境を整え、ダイヤ作成における試行回数を増やすとともに、作成時間の短縮や運行コスト見直しの可能性について検証します。
期待する効果
本検証を通じて、以下のような効果が期待されます。
- 不要な減便を抑えつつ、合理的なダイヤ見直しが可能となること - 仕業への影響を確認しながら、ダイヤ作成を進められること - 複数のパターンを短時間で比較・検討できる可能性 - ダイヤ・仕業作成業務の属人化を緩和し、若手職員でも取り組みやすい業務環境を実現すること
なお、これまでの検討・検証の中では、従来1回のダイヤ改正を検討するのに数ヶ月を要していた作業について、AIが提示する複数の案を比較・検討しながら、1日~数日程度で改正案を作成できる見込みが立っています。本プロジェクトでは、こうした業務効率化の効果が、実運用の現場においてもどこまで再現・拡張できるかを検証します。
[画像2:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/85809/67/85809-67-66e80258728f30d2c6c5f2dc715735d5-2680x1240.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
検証イメージ(業務フローの一例)
代表者コメント
八戸市 コメント
「八戸市では、路線再編に向けてバスの利用状況などをデータ分析・可視化し、関係者間で協議・検討できる体制を整えてきました。一方で、路線再編に不可欠な仕業の組み換え作業は、多くの制約条件が絡む、白いパズルを組み立てるような非常に複雑な業務であり、属人化が課題となっていました。
今回、ALGO ARTIS には丁寧なヒアリングを通じて、明文化しきれていなかった運行ルールや条件についても理解いただき、その経験を基にアルゴリズムへ落とし込むための提案をいただいています。本システムにより多様なシミュレーションが可能となり、地域の“移動の足”を守るため、関係者がより前向きに議論を進められることを期待しています。」
株式会社 ALGO ARTIS 代表取締役社長:永田 健太郎 コメント
「公共交通は、地域の“移動の足”として社会を支える重要な基盤です。八戸市が抱える複雑なダイヤ・仕業作成業務に対し、アルゴリズムの力でどこまで支援できるのか。『社会基盤の最適化』というビジョンを掲げる私たち ALGO ARTIS にとって、その可能性を検証できることに大きな意義を感じています。現場にしっかりと立脚しながら、地域課題の解決に貢献してまいります。」
プレスリリース提供:PR TIMES

記事提供:PRTimes