トーヨーケムとアサヒビールが共同開発した製缶塗料を使用した「生ジョッキ缶」が、令和8年度全国発明表彰 発明賞を受賞
artience株式会社

artienceグループのトーヨーケム(代表取締役社長 有吉 泰、東京都中央区)とアサヒビール株式会社(代表取締役社長 松山 一雄、東京都墨田区)が共同開発した製缶塗料を使用したアサヒビールの「生ジョッキ缶」が、令和8年度全国発明表彰 発明賞を受賞しました。これに伴い、トーヨーケムの開発者2名が2026年6月15日に行われた表彰式に参加しました。
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表彰式の様子(2026年6月15日、於:The Okura Tokyo)
飲料缶や食品缶の内面には、内容物から缶を守ること(腐食防止)や、缶の金属成分が内容物へ溶け出すことによる風味の変化を防ぐことなどを目的として塗料が塗られています。トーヨーケムのポリマー設計技術を活かして開発された製缶塗料は、缶ビールの内面塗料としても古くから実績があります。
アサヒビールの「生ジョッキ缶」に使用されている塗料は、「缶ビールの泡が噴き出してしまう=失敗」という従来の常識とは真逆の発想で、トーヨーケムとアサヒビールが共同開発したものです。本発明の技術的なポイントは、缶内面に塗布された特殊な塗料が形成する「小さなクレーター状の凹凸構造」にあります。直径5~20㎛の凹凸を1㎟あたり200~1,200個配置し、さらに直径0.5~5㎛未満のより小さな凹凸も高密度で組み合わせることで、開栓時の気圧の変化を契機に、きめ細かな泡が持続的にわき上がる仕組みを実現しました。
トーヨーケムは、独自のポリマー設計技術と塗加工技術をお客さまのニーズとマッチングさせ、これからもお客さまとともに人々の感性に響く価値を届けてまいります。
開発者の声
この度は当社製缶塗料技術が採用された「生ジョッキ缶」に発明賞受賞の栄誉を授かり、大変光栄に思います。「生ジョッキ缶」の開発はアサヒビール様の「飲食店のジョッキで飲む樽生ビールのような味わいを缶で再現したい」という思いに対し、当社の開発上の失敗経験が思わぬ形でマッチしたことから始まりました。その後の製品実現における幾多の障害を乗り越えた同社の並々ならぬ熱意には深く感銘を受けており、微力ながらその一助を担えたことは、技術者としてこの上ない喜びです。
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全国発明表彰について
公益社団法人発明協会が主催し、日本の科学技術の向上と産業の発展に寄与することを目的に1919年より開催されている歴史ある表彰制度の一つです。優れた発明・考案・意匠に加え、今後大きな功績を挙げることが期待される発明を対象としています。
プレスリリース提供:PR TIMES
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