油化ケミカルリサイクル設備2号機の基本設計を開始
出光興産株式会社

使用済みプラスチックの再資源化を加速
出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:酒井則明、以下「当社」)は、子会社のケミカルリサイクル・ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:岡村仁彦、以下「CRJ」)と連携し、使用済みプラスチックを原料とする油化ケミカルリサイクル※1設備の2号機建設に向けた基本設計を開始することを決定しました。立地候補は、当社の千葉事業所(所在地:千葉県市原市)および愛知事業所(所在地:愛知県知多市)の隣接エリアです。当社は、循環型経済および資源安全保障の実現に向けて、油化ケミカルリサイクル事業の拡大を目指します。
※1 油化ケミカルリサイクル:使用済みプラスチックを油化して生産したCR油を原料に「ケミカルリサイクル化学品」などを製造する再資源化の手法。
[画像:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/23740/669/23740-669-8a9d7fb806da5978bb24efa5cfc3237e-642x253.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
本事業のイメージ図
今回の基本設計では、油化ケミカルリサイクル設備の1号機(所在地:千葉県市原市)で得られた知見を活用し、2号機の投資決定に向けた設備仕様、プロセスなどの詳細検討を進めていきます。投資決定の時期は、再生プラスチックの使用義務化に関する制度動向や再生プラスチックの需要見通しなどを踏まえて、判断をする予定です。
本事業では、家庭や企業などから排出される使用済みプラスチックを原料とし、独自の油化ケミカルリサイクル技術により、軽質原油に相当するCR油※2を生産します。生産されたCR油は、当社グループの製油所・事業所における石油精製装置および石油化学装置を経て、マスバランス方式※3を適用した「ケミカルリサイクル化学品」などに再資源化します。
近年、欧州ではプラスチック包装の再生プラスチック含有割合などを定める包装・包装廃棄物規則(Packaging and Packaging Waste Regulation:PPWR)が成立し、循環型経済の実現に向けた取り組みが加速しています。日本でも改正資源有効利用促進法が成立するなど、企業による再生プラスチック使用目標の設定に向けた動きが広がっています。
こうした動きを背景に、従来は焼却や埋め立てられることの多かった使用済みプラスチックを、循環利用が可能な資源として有効活用し、石油由来と同等の品質を有する再生プラスチックの製造を可能にするケミカルリサイクルへのニーズが高まっています。
当社は2026年5月に公表した
中期経営計画(対象年度:2026-2030年度)において、「循環型経済の拡大を見据えたサーキュラービジネス展開」を成長分野の一つとして位置付けており、本事業はその一環として推進するものです。
当社はCRJと共に、本事業を通じて使用済みプラスチックの資源循環を推進し、循環型経済と資源安全保障の実現を目指します。
※2 CR油:ケミカルリサイクル油。使用済みプラスチックを油化して生産した軽質原油相当の油。
※3 マスバランス方式:原材料から製品への加工・流通工程において、ある特性を持った原料(例:使用済
みプラスチック由来の原料)がそうでない原料(例:石油由来の原料)と混合される場合に、その特性を持った原料の投入量に応じて、製品の一部に対してその特性の割り当てを行う手法。
【参考】
プレスリリース:
使用済みプラスチックの再資源化に貢献する油化ケミカルリサイクル設備の商業運転を開始(2026年4月28日)
YouTube動画(PIVOT):
資源に乏しい日本 知られざる「都市油田」 -プラごみを『石油』に変える理由
当社の油化ケミカルリサイクル事業について、執行役員と担当者がゲストと共に語ります。
プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes