セルリソーシズ株式会社が研究用のヒト臍帯・羊膜由来間葉系間質細胞の提供を開始
アルフレッサ ホールディングス株式会社

当社の子会社で再生医療関連事業を行うセルリソーシズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:有田孝太郎、以下「セルリソーシズ」)は、再生医療等製品の開発および試薬、自動培養装置等の開発を含む再生医療に係る研究開発に使用する細胞の新たな選択肢として、ヒト臍帯・羊膜由来の間葉系間質細胞(MSC)(以下「本製品」)の提供を本日より開始いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
1.背景と目的
MSCは、骨髄、脂肪組織、臍帯、歯髄などのさまざまな組織に存在する細胞集団で、多分化能※1を有し、様々な疾患への応用が進められています。なかでも、ヒト臍帯や羊膜といった胎児付属物由来のMSCは、高い増殖能※2を有し、無侵襲性で採取できることなどから、有望な細胞源として注目されています。このような理由から、再生医療分野においてMSCを用いた臨床試験が推進されている一方で、日本における再生医療等製品の開発およびその周辺産業の発展のためには、ヒト細胞原料の安定的な供給サービスの促進が課題であると認識されています。
社会インフラとして医薬品等の安定供給を担うアルフレッサグループは、再生医療等製品において、原料提供から医療機関への配送に至る「再生医療トータルサプライチェーンサービス(TSCS※3)」の構築を推進しています。セルリソーシズは、国産の細胞原材料(マスターセル)の提供や細胞加工物の製造に加え、国内外のアライアンスパートナーとの提携等を通じて、包括的CDMO※4サービスの提供体制を確立し、再生医療等製品の社会実装等を通じた細胞治療の産業化への貢献を目指しております。
このたび、セルリソーシズの細胞培養加工施設である「郡山 Cell Processing Center」にて、再生医療等製品の開発および試薬、自動培養装置等の開発を含む再生医療に係る研究開発に使用する細胞の新たな選択肢として、国内医療機関由来の国産MSCである本製品を出荷する体制が整いましたので、提供を開始することといたしました。※5
※1 多分化能:様々な種類の細胞へ変化できる能力を持つ性質
※2 増殖能:細胞が分裂を繰り返し、数を増やすことができる性質
※3 TSCS:アルフレッサグループ全体で保有する様々な機能を有機的に一体活用することで、シームレスなサプライチェー
ンを確立し、医薬品等の導入・開発、製造から、物流・販売、市販後調査・ラストワンマイルまでをグループ一体となっ
て提供することを指しています。
※4 CDMO(Contract Development and Manufacturing Organization):医薬品の製造工程の開発から、治験薬や商用
製造までを受託する機関
※5 本製品は、研究用途に限り使用可能となっており、適正使用を推進するため、細胞提供にあたっては、使用目的に基づく
適合性審査と物質移動合意書(MTA:Material Transfer Agreement)の締結が必要です。
2.本製品の概要
[画像:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/155184/84/155184-84-665c023daee88fa6831006f3ef989168-689x208.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(注)本製品は、全国の大学・研究機関やライフサイエンス関連企業との取引基盤を有する関東化学株式会社と四国地域におい て営業・物流ネットワークを展開する当社の子会社であるアルフレッサ篠原化学株式会社を提携販売先とすることで、お客様が既存の取引ルートを通じて購入できる体制を構築しています。
※6 安全データシート:本製品の安全な取り扱いに必要な危険有害性情報や保管・廃棄方法等を記載した文書
※7 検査成績書:細胞数、生存率、無菌試験等の品質試験結果を記載した文書
※8 テクニカルシート:本製品の保存、解凍、培養および継代培養に関する技術情報を記載した文書
3.本製品の特徴
(1)国内生産
日本国内の医療機関において、ドナーから同意を得て提供を受けた胎児付属物を使用し、特定細胞加工物製造業許可(許可番号:FA2230001)を取得したセルリソーシズの細胞培養加工施設である「郡山 Cell Processing Center」において製造を行っています。
(2)増殖能
複製を繰り返すことで、細胞数を安定的に増やすことができます。
(3)胎児の性別公開
本製品をご提供の際に、製造原料となる胎児付属物における胎児の性別情報を公開することで、研究目的に応じた細胞の選択が可能です。なお、胎児に関する情報は個人を特定できない形で管理されており、個人情報がセルリソーシズに開示されることはありません。
4.今後の見通し
本件による今期業績に与える影響は現時点では軽微であると見込んでおりますが、中長期的には当社グループの企業価値向上に資するものと考えております。
今後、本件に関して開示すべき事項が生じた場合には、速やかにお知らせいたします。
【問合せ先】
・本製品のご購入を検討されている方
セルリソーシズお問い合わせページ(
https://cellresources.co.jp/contact/)
・報道関係の方
アルフレッサ ホールディングス株式会社
コーポレートコミュニケーション部 TEL 03-5219-5102 メール ir@alfresa.com
【ご参考】
・本製品Webページ
https://cellresources.co.jp/our-business/#mastercell
・関東化学株式会社について
関東化学株式会社は、分析試薬や医薬品原料、体外診断用医薬品、電子工業薬品など幅広い分野に製品を提供し、お客様の研究・開発を支える総合試薬メーカーです。長年培ってきた技術力と製品開発力を活かし、再生医療・細胞培養・遺伝子工学を中心としたライフサイエンス分野にも注力しています。細胞培養用培地、細胞培養用足場材、培地添加剤をはじめ、再生医療研究や創薬研究に用いられる多様な製品を取り扱い、基礎研究から臨床応用を見据えた幅広いニーズに対応しています。自社製品に加えて、国内外の優れた再生医療関連製品を全国的に提供することを通じて、再生医療分野の発展に貢献しています。
https://www.kanto.co.jp/
・アルフレッサ篠原化学株式会社について
当社の子会社であるアルフレッサ篠原化学株式会社は、本社を高知県高知市に置き、四国4県を営業基盤として、病院・診療所、検査センター、大学・研究機関等へ臨床診断薬、医薬品、医療・衛生材料等の販売等を行っています。医療部門では臨床検査薬、衛生材料、臨床検査機器を、理化学部門では分析研究用試薬や理化学分析機器等を取り扱い、販売から保守・メンテナンスまで幅広く対応しています。また、介護事業では、介護施設・デイサービスの運営に加え、福祉介護用品の販売・レンタルや住宅改修などのサービスを提供しています。四国全域をカバーする物流とサービス体制を活かし、地域医療・介護の発展に貢献しています。
https://www.alf-shinohara.com/index.html
以 上
プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes