夏の肌トラブル、実は「エアコン乾燥」が原因だった!調査で判明した驚きの実態 ― 8割以上が経験する「インナードライ」対策を皮膚科医が解説
医療法人社団鉄結会

全国300名調査で73.7%が「夏なのに肌がつっぱる」と回答、正しい保湿ケアを知らない人が6割超
【結論】本調査のポイント
結論から言うと、夏なのに肌がつっぱる原因の多くは「エアコンによる空気の乾燥」と「過剰な皮脂分泌によるバリア機能の低下」です。インナードライとは、肌表面は皮脂でべたつくのに内部は乾燥している状態を指し、エアコン環境下で長時間過ごす現代人に急増しています。対策としては、軽いテクスチャーでも保湿力の高い化粧水・乳液の併用、加湿器の活用、こまめな水分補給が効果的です。
・73.7%が「夏なのに肌のつっぱりや乾燥を感じる」と回答
・インナードライの正しい意味を理解している人はわずか26.3%
・エアコン使用環境で1日6時間以上過ごす人が84.0%を占める
用語解説
■ インナードライとは
インナードライとは、肌の表面は皮脂でべたつくにもかかわらず、肌内部(角質層)の水分量が不足している状態のことである。見た目はオイリー肌に見えるため乾燥に気づきにくく、誤ったスキンケア(過度な洗顔や保湿不足)によってさらに悪化しやすい特徴を持つ。
■ バリア機能とは
バリア機能とは、皮膚の最外層である角質層が持つ、外部刺激から肌を守り内部の水分蒸発を防ぐ働きのことである。角質細胞間脂質(セラミドなど)と天然保湿因子(NMF)によって維持され、乾燥や紫外線などで容易に低下する。
■ 経皮水分蒸散量(TEWL)とは
経皮水分蒸散量(TEWL)とは、皮膚表面から蒸発する水分量を測定した値であり、バリア機能の指標として用いられる。TEWLが高いほど肌からの水分蒸発が多く、バリア機能が低下している状態を示す。
夏の保湿ケア方法の比較
[表:
https://prtimes.jp/data/corp/56499/table/233_1_8e1da14690ff1d5e98206b80d41cda09.jpg?v=202607151015 ]
※一般的な目安であり、個人差があります。
医療法人社団鉄結会が運営するアイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、夏場の肌トラブルに関する実態調査を実施し、エアコン環境下における「インナードライ(隠れ乾燥)」の深刻な実態が明らかになりました。当クリニックは皮膚科・形成外科領域において専門的な医療を提供しており、本調査結果を通じて正しいスキンケア知識の普及を目指しています。
調査背景
近年、オフィスワークやリモートワークの普及により、エアコンが効いた室内で長時間過ごす人が増加しています。夏は汗や皮脂で肌がべたつくイメージがありますが、実際にはエアコンによる空気の乾燥で肌内部の水分が奪われる「インナードライ」に悩む方が急増しています。しかし、表面的なべたつきから乾燥に気づかず、誤ったケアを続けている方も多いと考えられます。そこで当院では、夏の肌乾燥に関する意識と実態を調査し、正しい対策法を啓発するため本調査を実施しました。
調査概要
調査対象:エアコンを日常的に使用する環境で過ごす全国の20~50代の男女
調査期間:2026年6月15日~6月24日
調査方法:インターネット調査
調査対象人数:300名
調査結果 【調査結果】7割以上が夏でも肌の乾燥を実感
設問:夏場(6~8月)に肌のつっぱりや乾燥を感じることはありますか?
[画像1:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56499/233/56499-233-80399172f3fdc54d593e42ca6ca57031-916x883.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「よく感じる」と「時々感じる」を合わせると73.7%に達し、夏場でも多くの人が肌の乾燥を経験していることが判明しました。夏は汗や皮脂が増えるため乾燥しないと思われがちですが、実際には過半数以上が乾燥症状を自覚しています。
【調査結果】正確な意味を理解しているのはわずか4人に1人
設問:「インナードライ」という言葉の意味を知っていますか?
[画像2:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56499/233/56499-233-72d40f9b9b5e93961e47ddc13469f39f-967x883.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
インナードライという言葉を「聞いたことはあるが意味は曖昧」と回答した人が41.7%と最多で、正確に理解している人は26.3%にとどまりました。認知度は高まりつつあるものの、正しい理解が追いついていない状況が浮き彫りになりました。
【調査結果】8割以上が1日6時間以上エアコン環境下で過ごす
設問:1日のうち、エアコンが効いた環境で過ごす時間はどのくらいですか?
[画像3:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56499/233/56499-233-0c01a8797d223f3d1b81b17dd85e11cd-1485x881.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
1日6時間以上エアコン環境で過ごす人は84.0%に達しました。特に「10時間以上」と回答した人が38.7%と最も多く、現代人の多くが長時間にわたって乾燥した空気にさらされている実態が明らかになりました。
【調査結果】4割近くが「さっぱりタイプのみ」で保湿不足の可能性
設問:夏場の保湿ケアについて、どのような対策をしていますか?(複数回答可・最も重視するもの1つ)
[画像4:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56499/233/56499-233-2d3c98f69b878145587ce8c326b002a1-1485x881.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「さっぱりタイプの化粧水のみ」という回答が37.3%と最多で、「特に保湿ケアはしていない」14.7%と合わせると、5割以上が十分な保湿ケアができていない可能性があります。夏のべたつきを嫌って保湿を控える傾向がインナードライを悪化させる要因と考えられます。
【調査結果】「テカリ・べたつき」が最多も、実は乾燥が原因の可能性
設問:夏の肌トラブルで最も悩んでいる症状は何ですか?
[画像5:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56499/233/56499-233-7b53a95040004af093f4e31c0edfce4f-1485x881.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
最多は「テカリ・べたつき」31.7%でしたが、これはインナードライ状態で肌が水分不足を補おうと皮脂を過剰分泌している可能性があります。「毛穴の開き」や「肌荒れ」も乾燥によるバリア機能低下が一因であり、上位3つの悩みは全てインナードライと関連している可能性が示唆されました。
調査まとめ
本調査により、夏場でも7割以上の人が肌の乾燥を感じており、その主な原因として1日6時間以上エアコン環境で過ごす生活習慣が挙げられることが明らかになりました。一方で、インナードライの正確な意味を理解している人は4人に1人にとどまり、夏のべたつきを嫌って保湿を控える傾向から、5割以上が十分な保湿ケアができていない実態も判明しました。「テカリ」「毛穴」「肌荒れ」といった夏の代表的な肌悩みの背景にも、実はインナードライが潜んでいる可能性があり、正しい知識に基づいたスキンケアの重要性が改めて浮き彫りになりました。
医師コメント|アイシークリニック 高桑康太医師
皮膚科医として15年以上の臨床経験から申し上げると、夏の肌トラブルの多くは「見えない乾燥」、すなわちインナードライが根本原因となっているケースが非常に多いです。表面的なべたつきに惑わされず、肌内部の水分量を意識したケアが重要です。
エアコンによる空気の乾燥は、冬の外気以上に肌へダメージを与えることがあります。冬は「乾燥している」と自覚しやすいため保湿ケアを意識しますが、夏は汗や皮脂のべたつきから「保湿は不要」と誤解しがちです。しかし、エアコンの除湿機能により室内の湿度は40%以下まで低下することも珍しくありません。
肌のバリア機能を担う角質層は、適切な水分量が維持されて初めて正常に機能します。エアコン環境下では経皮水分蒸散量(TEWL)が増加し、角質層の水分が奪われます。すると肌は防御反応として皮脂を過剰に分泌し、これが「夏なのにテカる、でもつっぱる」という矛盾した症状を引き起こします。
特に注意が必要なのは、この状態で「さっぱりタイプの化粧水だけ」「洗顔回数を増やす」といった誤ったケアをすると、さらに乾燥が進行し、肌荒れや大人ニキビの原因になることです。夏でも必ず化粧水の後に乳液やクリームで「蓋」をし、水分の蒸発を防ぐことが重要です。
日本皮膚科学会の指針でも、季節を問わず保湿剤の使用が皮膚バリア機能の維持に有効とされています。特にセラミド配合の保湿剤は角質細胞間脂質を補い、バリア機能の改善に効果的です。
【エビデンス】日本皮膚科学会のアトピー性皮膚炎診療ガイドラインでは、保湿剤によるスキンケアが皮膚バリア機能の維持・改善に重要であることが示されています。また、室内湿度が50%を下回ると経皮水分蒸散量が有意に増加するという研究報告もあり、エアコン使用時の加湿対策の重要性が裏付けられています。
インナードライを見分けるサイン
・洗顔後、肌がつっぱるのに時間が経つとテカる
・毛穴が目立ち、ファンデーションが崩れやすい
・肌のキメが粗く、ゴワつきを感じる
・スキンケア製品がしみることがある
夏のインナードライ対策のポイント
・化粧水は「さっぱり」でも必ず乳液で蓋をする
・セラミド・ヒアルロン酸配合の保湿剤を選ぶ
・室内に加湿器を置くか、濡れタオルを干す
・こまめな水分補給(1日1.5~2リットル目安)
・洗顔は1日2回まで、ぬるま湯で優しく
受診を検討すべき症状
・保湿ケアを続けても改善しない場合
・赤みやかゆみを伴う場合
・皮むけや湿疹が出現した場合
高桑 康太(たかくわ こうた)医師
皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
・ミラドライ認定医
臨床実績(2024年時点、累計)
・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上
・腋臭症治療:2,000件以上
・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
略歴
・2009年 東京大学医学部医学科 卒業
・2009年 東京逓信病院 初期研修
・2012年 東京警察病院 皮膚科
・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科
・2019年 アイシークリニック 治療責任者
監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
よくある質問(Q&A)
Q1. 夏なのに肌がつっぱるのはなぜですか?
A. エアコンによる空気の乾燥と、それに伴う肌内部の水分不足が主な原因です。
エアコンの除湿機能により室内湿度は40%以下まで低下することがあり、肌から水分が蒸発しやすい環境になります。本調査では84.0%が1日6時間以上エアコン環境で過ごしており、73.7%が夏でも肌の乾燥を感じていました。表面の皮脂とは裏腹に、肌内部は慢性的な水分不足に陥っている状態がインナードライです。
Q2. インナードライと乾燥肌の違いは何ですか?
A. 表面の皮脂量が異なり、インナードライは「表面はべたつくが内部は乾燥」という状態です。
乾燥肌は肌表面も内部も水分・油分ともに不足している状態ですが、インナードライは肌内部の水分が不足しているため、肌が防御反応として皮脂を過剰分泌します。そのため表面はテカリやべたつきがあり、一見オイリー肌に見えます。調査では「テカリ・べたつき」が夏の肌悩み第1位(31.7%)でしたが、これらの多くがインナードライ由来の可能性があります。
Q3. インナードライを改善するスキンケア方法は?
A. 夏でも「化粧水+乳液」の併用で水分を閉じ込めることが最も重要です。
調査では「さっぱりタイプの化粧水のみ」という方が37.3%いましたが、これでは水分がすぐに蒸発してしまいます。化粧水で水分を補給した後、必ず乳液やクリームで「蓋」をして蒸発を防ぎましょう。セラミドやヒアルロン酸配合の製品がおすすめです。また、洗顔のしすぎは皮脂を取りすぎて逆効果になるため、1日2回までに抑えることが大切です。
Q4. エアコン環境での乾燥対策で効果的な方法は?
A. 加湿器の使用、こまめな水分補給、ミスト化粧水の携帯が効果的です。
室内湿度を50~60%に保つことが理想的ですが、オフィスなど自分で調整できない環境も多いでしょう。その場合は、デスクに小型の加湿器を置く、こまめに水分を摂取する(1日1.5~2リットル目安)、ミスト化粧水でこまめに保湿するなどの対策が有効です。また、エアコンの風が直接肌に当たらないよう席の位置を工夫することもおすすめします。
Q5. インナードライが続くとどうなりますか?受診の目安は?
A. 慢性的なバリア機能低下から、肌荒れ・ニキビ・シミの原因になる可能性があります。
インナードライ状態が続くと角質層のバリア機能が低下し、外部刺激を受けやすくなります。その結果、肌荒れやニキビが治りにくくなったり、紫外線ダメージを受けやすくなってシミの原因になることも。保湿ケアを2週間以上続けても改善しない場合、赤みやかゆみを伴う場合、皮むけや湿疹が出現した場合は、皮膚科への受診をおすすめします。
放置のリスク
・慢性的なバリア機能低下による肌荒れ・大人ニキビの悪化
・外部刺激への過敏反応(敏感肌化)
・紫外線ダメージを受けやすくなりシミ・しわのリスク増加
・毛穴の開きや黒ずみの慢性化
こんな方はご相談ください|受診の目安
・適切な保湿ケアを2週間以上続けても症状が改善しない場合
・赤みやかゆみ、ヒリヒリ感を伴う場合
・皮むけや湿疹、ニキビの悪化が見られる場合
・市販のスキンケア製品でかぶれや刺激を感じる場合
クリニック案内
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