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土木業界専門のAIエージェントを、安全な隔離環境で実行する。現場の帳票アプリをAIで作れる「土木HUB」を提供開始

株式会社renue

土木業界専門のAIエージェントを、安全な隔離環境で実

Claude CodeをはじめとするAIエージェントを、通信先を許可したものだけに絞った隔離環境で動かします。現場に必要な帳票アプリをAIとの会話で作り、会社のExcel様式のまま出力できます


[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/91210/78/91210-78-9bd3304e467bf43e3539eeb7f63bd6e3-2400x1260.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


株式会社renue(本社:東京都港区、代表取締役:山本悠介、以下「renue」)は、土木・建設の現場向けにAIエージェントの実行環境と業務アプリの配布を一体で提供するサービス「土木HUB」の提供を開始しました。Claude CodeをはじめとするAIエージェントを、非rootのコンテナで、通信先を許可したものだけに絞った隔離環境で実行します。現場に必要な帳票アプリはAIとの会話で作れ、公開する範囲と権限は会社が決められます。作ったアプリで現場が入力し、所長が承認すると、会社で使ってきたExcelの様式がそのまま出来上がります。

「土木HUB」の概要

土木HUBは、AIエージェントの実行環境と、そこで作った業務アプリを現場へ配る仕組みを一体にしたサービスです。実行エンジンにはClaude CodeのAgent SDKとCodexを使い、いずれも隔離されたコンテナの中で動かします。会社の管理者が、誰にどこまで使わせるかを決めた上で現場へ配れます。

作れるのは、現場が実際に使う帳票アプリです。KY活動記録、作業日報、出来形チェック、資材・工具のチェックリストなど、よく使う様式は雛形として用意されています。数量拾いや熱中症チェック、近隣への挨拶回り先の洗い出しも含まれます。足りないものは、AIとの会話でその場で作れます。
配布はQRコードで行い、作業員はスマートフォンやタブレットで入力します。パソコンの設定や、担当者ごとの登録作業は必要ありません。入力された記録は所長など承認する人が確認し、承認したものだけが会社の様式のExcelへ書き出されます。書式や数式、印刷設定はそのまま残るため、会社で長年使ってきた帳票を作り直す必要はありません。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/91210/78/91210-78-c59fb079cfbf951286bf66d884c5ff29-1729x1630.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
アプリ画面の例。KYアシスタントでは、作業内容や天候を入れるとAIが危険と対策を下書きします

対象は、土木・建設工事を請け負う会社と、その現場です。工事の規模や工種を問わず利用できます。作ったアプリは会社の中で共有でき、ある現場で役に立った様式を、他の現場でもそのまま使えます。

開発の背景と目的

建設業では担い手の減少が続いています。建設業就業者数は、ピークである1997年の685万人から2025年には478万人へ、約30%減少しました(総務省「労働力調査」)。直近は横ばいで推移しているものの、水準はピーク時の7割にとどまります。現場を支えてきた経験者が減り、会社の帳票の作り方を知る人も限られていきます。

2024年4月からは、建設業にも時間外労働の上限規制が適用されました。限られた人員と時間で、同じ量の工事と書類をこなす必要があります。ところが現場代理人の一日は、日中が現場、書類はその後という順番で動きます。朝礼のKY、作業日報、写真の整理、提出書類までを一人で抱え、二つの現場を掛け持ちしている例も珍しくありません。書類を作る時間は、そのまま就業時間の後ろに積み上がります。会社の帳票を作れる人が休んだり異動したりすれば、その現場の提出が止まります。一方で、現場の担当者は全員がスマートフォンを持っています。写真を撮り、その場で入力するところまでは、特別な準備をしなくても始められる状態にあります。

生成AIの普及で、業務アプリを作ること自体の難しさは下がりました。画面や入力欄を用意するだけなら、専門の開発者でなくても形にできます。難しさが残っているのは、作ったものを現場で使い続けられる形にすること、そして会社の帳票として通用させることの側です。
現場向けのアプリはすでに数多くあります。それでも事務所での打ち直しがなくならないのは、アプリが出す帳票と、会社が実際に提出している帳票が違うからです。会社に様式を変えてもらう前提では、この二度手間はなくなりません。土木HUBは、アプリに合わせて会社の様式を変えるのではなく、アプリの側が会社の様式に合わせる設計をとっています。これまで使ってきたExcelを、そのまま書き出し先にできる形にしました。

土木HUBはもともと、生成AIで作った業務アプリを現場に配って共有するために開発してきました。今回の提供開始にあたり、会社の帳票として通用させるための仕組みを整えています。作業員が現場で入力し、所長が承認し、会社の様式へ書き出す。この一連の流れを、土木HUBの中だけで終わらせることを目的としています。

現場の担当者に新しい操作を覚えてもらうことは前提にしていません。写真を撮る、文字を打つ、送る。すでにスマートフォンで毎日していることの延長で終わる形を目指しています。

従来の課題

生成AIで作ったアプリを、会社として現場に配れない
生成AIを使えば、現場で使う小さなアプリは短時間で形になります。実際に、担当者が個人の判断でAIに作らせた画面を現場で使い始める例も出ています。しかし会社として配るとなると、話が変わります。誰がどこまで使ってよいのか、生成されたコードが外部へ通信していないか、鍵が埋め込まれたまま配られていないか、費用がどこまで膨らむのか。これらを確かめる手立てがないまま、現場ごとに勝手に増えていきます。結果として、使用を禁止するか、黙認するかの二択になりがちです。
会社ごとに様式が違い、既製のアプリでは合わない
現場向けのアプリを入れても、そのアプリが決めた帳票の形しか出てきません。会社が提出している様式と一致しないため、結局はアプリの画面を見ながら手で写すことになります。現場では紙に書き留め、事務所に戻ってから会社の様式へ打ち直す。この二度手間が残り、写し間違いや書き漏れも出ます。足りない帳票を追加したいと思っても、要望を出して開発を待つことになり、現場の段取りには間に合いません。工種や発注者が変われば必要な様式も変わるため、この待ち時間は繰り返し発生します。
一度紙に戻ると、そのまま使われなくなる
山あい、地下、トンネルの中など、土木の現場は電波が不安定な場所が多くあります。通信が切れた瞬間に画面が止まるアプリでは、その場で入力できません。結果として現場では紙に書き、事務所で打ち直すことになります。一度紙に戻ると、翌日以降もアプリは開かれず、導入そのものが立ち消えになります。過去に現場アプリを試して定着しなかった会社では、次の導入の判断も慎重になります。

本サービスの特長

AIエージェントを、隔離したコンテナの中だけで動かす
アプリを作るAIエージェントは、利用者ごとに立ち上げた隔離コンテナの中で動きます。実行エンジンはClaude CodeのAgent SDKとCodexに対応しています。コンテナは管理者権限を持たない利用者で起動し、CPUは1コア、メモリは1ギガバイト、実行時間にも上限を設けています。エージェントが会社の他の環境へ手を伸ばすことはありません。

通信は既定で遮断し、会社が許可した宛先だけを通します。標準で開いているのはAIモデルのAPIと、npmやPyPIといったパッケージの取得先だけです。追加したい宛先はホスト名の単位で登録します。エージェントへ渡す環境変数も、必要な最小限だけを明示して渡すため、実行基盤側の設定値がエージェントの手に渡ることはありません。

作業のたびに、前回の設定は持ち越しません。エージェントが書き込めるフォルダに設定ファイルが置かれていても、次の実行では読み込まない設計です。生成物に指示を紛れ込ませて次回以降の挙動を書き換える、いわゆるプロンプトインジェクションの持ち越しを防ぎます。
会社ごとに違う帳票に合わせ、足りない様式は自分たちで作れる
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/91210/78/91210-78-0910788db49b4e7d03982ce2bacb6237-612x1064.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
現場ごとに使うアプリの版を選べます。配布はQRコードで行えます

会社で使ってきたExcelを、そのまま書き出し先にできます。書式や数式、印刷設定は残したまま、見出しの名前が一致する列にデータが入ります。提出先に合わせて様式を作り直す必要はありません。会社ごとに違う帳票でも、これまでどおりの形のまま出力できます。

用意された様式で足りないときは、AIとの会話でアプリを作れます。この項目を足したい、この欄はいらない、と伝えるだけで画面ができ、その場で仕上がりを確認できます。現場から頼まれた直しを、その場で反映することもできます。雛形には、図面の写真から数量を拾って根拠つきの表にするものもあります。

公開の可否と範囲は会社が決めます。アプリを作れる人を管理者だけに限ることも、公開する前に管理者が中身を確認する形にすることもできます。既定では社外へ公開できません。パスワードや接続用の鍵が紛れ込んだアプリは、そのままでは公開できない仕組みです。AIの使用量は管理画面で確認でき、会社全体の上限を決めておけば、超えた時点で止まります。
作ったアプリが、現場で使い切れる
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/91210/78/91210-78-8cdeb3a4eb04718652b4aca8bf180bfd-2900x1094.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
現場記録の一覧。1行ごとに承認の状態が表示され、承認済みの記録は書き換えできません

作業員が現場で入力し、提出します。所長など承認する人が中身を見て、承認するか、理由を書いて差し戻すかを決めます。自分が入力した記録を自分で承認することはできません。会社の様式のExcelへ書き出せるのは承認済みの記録だけで、承認済みの記録は書き換えも削除もできません。写真も記録と一緒に残るため、後から一枚ずつ探して貼り付ける必要がありません。

トンネルの中や山あいの現場など、電波が届かない場所でも入力を続けられます。入力した内容は写真と一緒に端末の中へ残り、通信が戻ったときに自動で送られます。同じ記録が二重に登録されることもありません。現場で紙に逃げる必要がなくなります。なお、圏外で続けられるのは新規の入力です。承認と会社の様式への書き出しは、通信のある場所で行います。

記録は現場ごとに分かれており、担当していない現場の内容は見えません。提供元の株式会社renueは、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格「ISO/IEC 27001:2022」の認証を取得しています。

想定される効果

以下は、本サービスの設計から見込んでいる効果です。
生成AIを、会社の管理下で現場に配れる
禁止するか黙認するかの二択ではなく、範囲を決めて使わせる選択肢を持てます。
- AIエージェントが隔離コンテナの中だけで動くため、会社の他の環境に影響しません- 通信先が許可した宛先に限られるため、生成されたコードの想定外の通信を抑えられます- アプリを作れる人と公開してよい範囲を会社ごとに決められるため、現場任せになりません- 公開前に管理者が中身を確認する運用にできるため、確認されていないアプリが配られません- 鍵が埋め込まれたアプリは公開できないため、うっかり配ってしまうことを防げます- AIの使用量が月単位で集計され、上限を決めておけば使いすぎを防げます
事務所に戻ってからの書類作成が減る
現場で入力したものがそのまま会社の様式になるため、現場が終わってからの作業が減ります。
- 現場で入力した内容がそのまま会社の様式になるため、事務所での打ち直しが不要になります- 写真が記録と一緒に残るため、後から一枚ずつ探して貼り付ける作業がなくなります- 足りない様式はAIとの会話で作れるため、帳票が増えるたびに開発を頼む必要がありません- ある現場で役に立った様式を他の現場へ配れるため、同じものを何度も作り直さずに済みます- 電波が届かない場所でも入力できるため、紙に書いてから写す手順を挟まずに済みます
記録の確かさが上がり、現場の状況が見える
誰がいつ確認したかが残るため、提出した書類の根拠を後からたどれます。
- 承認した人と日時が残るため、誰が確認した記録かがはっきりします- 自分が入力した記録を自分で承認できないため、確認が形だけになりません- 承認済みの記録は書き換えられないため、提出後に中身が変わることがありません- 直近七日間の入力件数、入力した人数、確認待ちで止まっている件数が現場ごとに表示されます- 承認が滞っている現場に気づきやすくなり、月末にまとめて処理する状況を避けられます
なお、効果は現場の進め方や工事の内容によって異なります。上記は本サービスの設計から見込んでいるもので、実際の導入時には現場ごとに確認します。

今後の展開

短期的には、KY活動記録と作業日報を入り口とした導入を進めます。会社ごとに異なる提出様式への合わせ込みを進め、書き出し先として設定できる帳票の幅を広げます。現場で実際に使って出た要望は、その場で画面に反映できる体制で対応します。試験導入では、対象者のうち実際に入力した人の割合、提出から承認までに要した日数、会社の帳票へ戻す際の手直しにかかった時間を記録し、現場の進め方に合っているかを確かめます。

中期的には、あらかじめ用意する様式の種類を増やします。現場で必要な帳票は工種によって異なるため、よく使われるものは最初から選べる状態にし、そこから手を加えて使える形にしていきます。あわせて、会社ごとの手順や基準を登録しておけば、アプリを作るときにその内容を踏まえた画面になるようにします。

あわせて、今回整えたAIエージェントの隔離実行と、承認や記録の残し方の仕組みを、点検や設備管理など、現場での作業を伴う他の業種へも広げていく予定です。

renueは、自社で実際に運用した仕組みをもとにサービスを組み立てることを基本にしています。土木HUBについても、現場から出た指摘を反映しながら、現場で本当に使われる形に育てていきます。

会社概要

会社名:株式会社renue
所在地:〒105-7105 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター 5階
代表者:山本悠介
事業内容:AIコンサルティング業
URL:https://renue.co.jp/

本件に関するお問い合わせ

株式会社renue 広報担当
メール:info@renue.co.jp
電話:03-4500-7154

プレスリリース提供:PR TIMES

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