アトラシアン、エージェント型開発を「統制・加速・測定」する新機能を発表 ― Jira と DX で”点のAI”から”面のAI”へ
アトラシアン株式会社

Jiraを人間とAIエージェントのコントロールプレーンへ拡張し、AIの単発利用から常時稼働のワークフローへと進化
要点:
- Jiraが「人間とAIエージェントの作業を管理・統制する中枢(コントロールプレーン)」へ進化エンジニアとAIエージェントの協働プロセスを一元管理し、開発者が最終承認権(ヒューマン イン ザ ループ)を持つ安全な自律実行を実現- AIをSDLC全体へスケール単発のプロンプト入力にとどまる「点のAI」から、組織のコンテキストとガバナンスを備えた常時稼働のループによる「面のAI」への移行を支援- Atlassian Teamwork Graphによるコンテキスト統合と、全社的なROI測定基盤複数リポジトリ横断のコード構造を把握するコードコンテキストと品質ガードレール「スタンダード / AIレビュー」を提供
アトラシアン株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:スチュアート・ハリントン)およびその親会社であるオーストラリアのソフトウェア企業 Atlassian Pty Ltd(以下、総称してアトラシアン)は、AIを活用したソフトウェア開発ライフサイクル(AIネイティブ SDLC)において、ガバナンスの効いたエージェント型ワークフローの大規模展開を支援するJiraおよびAtlassian DXの新機能を発表しました。
背景:AI導入における実験と全社展開の断絶
アトラシアンが実施した「
2026年 AI SDLC調査」によると、エンジニアリングリーダーの94%が開発業務でAIを活用していると回答した一方で、SDLC全体にわたってAIを拡張するための仕組みを備えている組織はわずか6%にとどまっています。
今日、AIの利用は開発者が個別に都度プロンプトを入力する「単発セッション(点)」にとどまっており、組織全体の開発プロセスに組み込まれた「常時稼働のワークフロー(面)」へとスケールさせるための以下の3つの課題が存在していました。
- 組織コンテキストの欠如: エージェントが組織固有のアーキテクチャ、過去の意思決定、ドキュメント、プロジェクト基準を把握していない。- プロンプト依存と実行ガバナンスの不足: バックログとエージェントによる自律的な実行が分断されている。また、品質基準やアクセス制御の仕組みが整っていない。- 投資対効果(ROI)とインパクト測定の困難さ: AI導入が実際のデリバリー速度やコード品質にどう寄与しているかを定量的に証明できない。
Atlassian DXによる分析では、AIツールがAtlassian Teamwork Graphのコンテキストを最大限に活用したチームは、開発者1人あたりの出荷量が約64%多かったという結果が示されています。今回の新機能群は、これら3つの課題を解消し、企業が安心・安全にエージェント型開発を全社展開するための基盤を提供します。
今回発表する新機能では、Atlassian Teamwork Graphを共有コンテキスト基盤とし、Jiraによるエージェントの自律的な実行と統制、DXによる効果測定を一体化させた統合アーキテクチャを提供します。
1. エージェントを組織の共有コンテキストに根づかせる
- Code Context(コードコンテキスト):Atlassian Teamwork Graph上に構築され、RovoおよびAIコーディングエージェントに対して、複数リポジトリにまたがるコードベース全体の安全なインテリジェンスを提供します。バックログの実現可能性精査、既存アーキテクチャに準拠した実装計画の立案、バグトリアージや根本原因分析の精度を飛躍的に向上させます。- Agent Context Controls(エージェントコンテキストコントロール):プラットフォームチームが、エージェントのアクセスを許可するJiraプロジェクトやConfluenceスペースの範囲を細かく統制し、機密情報を保護しながら、正しい要件や設計方針に基づいたコード生成を担保します。
2. Jiraを核としたエージェントの自律的な常時実行と統制
- Agent loops in Jira(エージェントループ):エージェントがJira内の未割り当ての作業項目をスキャンし、Jira Coding Agentが非同期でコード生成・テストを実施。レビュー可能なプルリクエストをJira内で自動起票します。これにより、開発者がガードレールを定義 → エージェントが並行して実行 → 開発者が、実際に出荷するものをレビューして承認 → エージェントが完了した作業に基づいて共有コンテキストを更新といった、バックログ駆動型の自律的な開発ループが実現します。
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- Standards & AI Review(標準とAIレビュー):組織共通のコーディング標準やセキュリティ基準をリポジトリに紐づけ、すべてのプルリクエストに対して専用エージェントが自動検証を実施します。人間がレビューを行う前に品質のブレを検知・修正します。マージの最終判断権は常に人間が保持します。
3. AIのインパクトとROIを可視化する
- Jira Agent Usage Dashboard(Jiraエージェント利用状況ダッシュボード):チーム内でどのエージェントがどの作業項目で活用され、デリバリー速度の向上にどう寄与しているかをリアルタイムに把握できます。
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エージェント利用状況ダッシュボード
- DX for Agentic Development (DXによるエージェント型開発):スループット、品質、導入率、AI利用コスト(モデル・トークン消費等)を統合的に測定。MCPツールのトラッキングや、学術的に検証された、DXによるエージェント体験のリサーチと連携し、AI投資のビジネスインパクトを証明します。
今回発表したAIネイティブSDLC機能により、AIを活用してソフトウェア開発を推進する企業および開発組織は、以下の便益を得ることが期待できます。
- 組織固有のコンテキストに即した高品質な成果物の生成- エージェントが非同期で自律的に実行することによる、開発スピードと出荷量の飛躍的向上- 人間による統制(ヒューマン イン ザ ループ)とエンタープライズガバナンスの両立
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提供状況
- Code Context: 有償プランをご利用のお客様を対象に、オープンベータとして順次展開中。- Agent loops / Standards / AI Review: プライベート早期アクセスプログラムにて提供開始。- Agent Context Controls / Jira Agent Usage Dashboard: 今後数か月以内に、Jiraの有償プラン利用者向けに一般提供予定。- DX for Agentic Development: 今四半期中にAtlassian DXユーザー向けに一般提供予定。
各機能の利用要件、ライセンスの詳細、早期アクセスプログラムへの参加登録は、
アトラシアン公式ウェブサイトをご覧ください。
アトラシアンについて
アトラシアンは、「あらゆるチームの可能性を解き放つ」ことを使命とするグローバルソフトウェア企業です。ソフトウェア開発、ワークマネジメント、エンタープライズサービスマネジメントの各分野で高い評価を受けており、Jira、Confluence、Jira Service Management、Rovoなどの製品群を通じて、ビジネス部門とテクノロジー部門をつなぐAI活用の協働基盤「System of Work」を提供しています。NASA、Rivian、ドイツ銀行、ユナイテッド航空、Boschをはじめ、フォーチュン500企業の85%以上を含む世界35万社以上のお客様にご利用いただいています。
日本法人であるアトラシアン株式会社は2013年に設立。日本語による技術サポートやコンサルティングサービスの提供に加え、日本市場固有のニーズに応じた情報発信を通じて、企業の新しい働き方の実現を支援しています。
https://www.atlassian.com/jaプレスリリース提供:PR TIMES


記事提供:PRTimes