「良い抹茶」とは何かをめぐる品質評価について、「International Matcha Congress 2026」で業界を超えて国際的に議論
一般社団法人International Matcha Association

スペシャルティコーヒー協会、茶の国際規格・業界団体の専門家らが登壇。全セッションの登壇者も決定
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非営利型一般社団法人International Matcha Association(本社:東京都千代田区/代表理事:岩本 涼/以下 IMA)は、2026年11月12日(木)に東京・八重洲にて開催する抹茶の国際カンファレンス「International Matcha Congress 2026 -Building the Ecosystem of Global Matcha Industry-(以下 IMC 2026)」において、セッション5「持続可能な抹茶産業の形成 - 「Matcha Grading」の共通定義に向けて -」の登壇者が決定したことをお知らせいたします。
抹茶の需要が広がる一方、品質を評価する共通の基準は、いまだ国際的に確立されていません。そこで、スペシャルティコーヒー協会(SCA)で品質評価や規格開発に携わってきた専門家や、茶の国際規格に関わってきた専門家、さらに急拡大する抹茶市場の当事者が一堂に会します。
登壇するのは、SCAよりMario Roberto FERNANDEZ ALDUENDA氏、Tea and Herbal Solutions 創業者で、ISOの茶専門委員会の活動に携わるTimothy Bond氏、The Tea Association of the U.S.A 会長 Shabnam Weber氏の3名。プレゼンターを英国最大の抹茶ブランド「PerfectTed」共同創業者Teddie Levenfiche氏、モデレーターをSCA CEOでIMA理事のYannis Apostolopoulos氏が務めます。
「International Matcha Congress 2026」公式ウェブサイト
URL:
https://matcha-congress.com/
「International Matcha Congress 2026」チケット販売ページ
URL:
http://eventregist.com/e/matcha-congress-2026
抹茶に関わる生産者・企業・研究者・政府関係者・カフェ業界など多様なステークホルダーや、世界のトップリーダーが一堂に会し、現在抹茶産業が抱える構造課題に対する議論や合意形成を行います。展示プログラムの開催も予定しており、抹茶カンファレンスとなります。
日時:2026年11月12日(木) 10:00-19:00(予定)
場所:東京建物 ぴあ シアター&カンファレンス
住所:東京都中央区八重洲1丁目6番1号 TOFROM YAESU TOWER 6F(
https://www.yaesu.theater-conference.jp/access)
公式ウェブサイト:
https://matcha-congress.com/
主催:非営利型一般社団法人International Matcha Association
◼︎ チケットについて
チケット詳細ページ:
http://eventregist.com/e/matcha-congress-2026
各チケットの詳細は下記の通りです。
- 早割パス(30%OFF)¥38,500- 一般パス ¥55,000- 茶生産者パス ¥22,000- アカデミックパス ¥22,000- 学生パス ¥11,000
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〈セッション名〉
持続可能な抹茶産業の形成 - 「Matcha Grading」の共通定義に向けて -(Forming a Sustainable Matcha Industry - Defining Matcha Grading -)
〈日時〉2026年11月12日(木)17:00-17:45
〈使用言語〉英語(日本語の同時翻訳をスクリーンに投影予定)
〈概要〉
世界的な需要が高まる今こそ、抹茶産業には量的な拡大だけでなく、質を軸とした持続可能な発展が求められています。本セッションでは、そもそも「良い抹茶」とは何か――その定義や評価基準について議論します。品質が良いとはどういうことか、そしてその品質を適切に評価することで、世界はどのように変わっていくのか。かつてスペシャルティコーヒーが業界の常識を塗り替えた事例も交えながら、抹茶における新たなマーケットデザインの可能性を探ります。
〈プレゼンター〉
Teddie Levenfiche 氏(PerfectTed / Made Beverages LTD)
〈登壇者〉
Mario Roberto FERNANDEZ ALDUENDA 氏(Specialty Coffee Association)、Timothy Bond 氏(Tea and Herbal Solutions)、Shabnam Weber 氏(The Tea Association of the U.S.A)
〈モデレーター〉
Yannis Apostolopoulos 氏(Specialty Coffee Association / IMA 理事)
◼︎ セッションの背景
世界的な需要拡大に伴い、抹茶は国や地域を越えて広く流通するようになっています。今回登壇する英国発の「PerfectTed」は、2021年の創業から5年で50カ国以上・3万5,000店舗以上へ製品を展開しています*1。
一方で、この急拡大を支えるべき共通基盤が、決定的に不足しています。
- 品質評価の共通言語の不足:産地、生産者、流通、消費者など、立場によって「良い抹茶」の捉え方が異なる- グレーディングの不統一:グレード表記を含め、品質を比較・説明する方法が事業者によって異なり、品質が価格に反映されづらい- 偽装・誤表示リスクの高まり:検証する基準がないところでは、表示の信頼性を担保できない- 産地の多様化:供給不足を背景に調達先が国際的に広がりつつあり、産地を横断して品質を比較する必要が生じている
異なる産地の抹茶を同じ尺度で語る手段がないまま調達と流通だけが国際化すれば、消費者が手にする一杯の品質は、事業者ごとの内部基準に委ねられることになります。
コーヒーは、同じ道を先に歩いてきました。1980年代以降、スペシャルティコーヒーの世界では、カッピングによる官能評価や、品質評価のための国際資格(Qグレーダー)、そして近年のCVA(Coffee Value Assessment)といった評価の枠組みが段階的に整備され、「品質を測れるようにする」ことが「品質に対価が支払われる」市場を生み出したのです。
抹茶は、その出発点に立ったところです。本セッションは、その最初の合意形成の場となります。
*1 Made Beverages LTD 提供のプロフィールに基づく(2026年8月時点)。
◼︎ 「持続可能な抹茶産業の形成 - 「Matcha Grading」の共通定義に向けて -」登壇者
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PerfectTed/Made Beverages LTD 共同創業者
Teddie Levenfiche 氏(テディ・レヴェンフィッシュ)
英国で最も急成長している小売企業(『Retail Index 2025』)であり、英国最大の抹茶ブランドである「PerfectTed/パーフェクトテッド」の共同創業者です。2021年の創業以来、キッチンテーブルで生まれたアイデアから、ARR(年間経常収益)1億ドルを誇る企業へと事業を拡大させ、現在では50カ国以上、3万5,000店舗以上で製品が取り扱われています。こうした食と飲料分野での功績が認められ、フォーブスの「30 Under 30 Europe」リストに選出されました。ベイン・アンド・カンパニーの元コンサルタントであり、ディビジョン1のアスリートでもあったテディは、ハーバード・ロースクールへの進学を辞退してPerfectTedに全力を注ぐことを決意し、兄のリーバイと親友のマリサ・ポスターと共に同社を立ち上げました。2023年にはBBC『ドラゴンズ・デン』に出演し、5人の「ドラゴン」全員から出資オファーを受け、スティーブン・バートレットとの出資契約を獲得。PerfectTedでは、成長戦略、セールス、プロダクトイノベーション、製造を統括しています。
〈コメント〉
2021年にPerfectTedを立ち上げたとき、私たちは抹茶をつくる人たちのそばにあるブランドを目指しました。生産者の方々と時間をともにする中で、卓越した抹茶を生み出す技や知見、そして生産者が直面する課題を実感してきました。
抹茶市場は急速に成長する一方、品質評価の共通した考え方は十分に整っていません。その曖昧さは、誤解を招く表示や品質の低い製品につながり、誠実な生産者や消費者が不利益を被る可能性があります。
私たちが重要だと考えるのは、真正性(authenticity)、客観性(objectivity)、一貫性(consistency)の3つです。真正な抹茶であることを確かめ、品質を一貫して評価し、生産者がつくった品質を保ったまま消費者へ届けることです。
PerfectTedは一企業にすぎません。長期的に健全で信頼される市場を育てるために、業界全体で共通の考え方について議論していくことが必要だと考えています。
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スペシャルティコーヒー協会(SCA) テクニカル・バイスプレジデント
Mario Roberto FERNANDEZ ALDUENDA 氏(マリオ・ロベルト・フェルナンデス・アルドゥエンダ)
抹茶は門外漢ながら、スペシャルティコーヒー業界で33年間、コーヒーの品質とその要因、人々の知覚、その価値への転換の関係を追究。1993年以来、規格開発、官能評価、カッピング教育を通じて品質向上に注力。Qグレーダー講師を16年務め、知見を生かしCVA(Coffee Value Assessment)開発で中心的役割を担う。2020年よりスペシャルティコーヒー協会(SCA)の主任技術専門家として規格開発を統括。直近ではCVAに基づく生豆格付け規格を開発中。オタゴ大学(ニュージーランド)食品科学博士、モンペリエ第二大学(フランス)同修士、ラス・アメリカス・プエブラ大学(メキシコ)食品工学学士。
〈コメント〉
私は抹茶の専門家ではありません。ただ、ある地域や産業で生まれた解決策やアイデアを、別の地域や産業へ運ぶ「クロス・ポリネーション(交差受粉)」の力を信じています。
スペシャルティコーヒー産業も、その形成期にはワイン産業から多くの概念や手法を取り入れてきました。ただし、こうした学びが有効なのは、それぞれの産業に固有の文脈や強み、弱みを理解したうえで行われるときです。異なる産業であっても、互いの仕組みを理解すれば、共有できる解決策はあります。
近年、スペシャルティコーヒー産業はカカオ産業とも知見を共有してきました。同じように、抹茶産業とも学びを分かち合えればと考えています。抹茶には、コーヒーとは異なる歴史と評価の伝統があります。コーヒーの枠組みをそのまま持ち込むことが正解ではありませんが、私たちが経験してきた失敗や回り道には、共有する価値があると思います。
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Tea and Herbal Solutions 創業者
Timothy Bond 氏(ティモシー・ボンド)
茶の生理活性成分、植物由来原料、および規制対応を専門とする独立コンサルタントであり、Tea and Herbal Solutions Ltd を通じて活動している。キャリアの初期にはユニリーバ研究所にてグローバル・フラボノイド研究開発責任者を務め、その後、世界最大級の茶・植物抽出物メーカーである AVT Natural Products 社の技術部長を歴任。その経験は、主要な茶の生産・加工・消費地域の多くに及ぶ。国際標準化機構(ISO)の茶専門委員会の活動に携わり、茶が国際的に合意された基準のもとで生産・取引・消費されるための枠組みづくりに貢献。これは、品質のいかなる定義もその上に成り立つ土台である。Tea Advisory Panel の設立メンバーとして、茶と健康に関する科学的知見をメディアや一般に伝える活動にも取り組み、国際的な茶・インフュージョン関連団体でも活動を続けている。茶の科学と歴史について国際的に執筆・講演を行う。化学の学士号(first-class)および天然物化学の博士号を有する。
〈コメント〉
品質の議論は、しばしば嗜好の議論に集約されます。しかし抹茶には、一般に考えられている以上に、測定可能な事実があります。
品種、栽培時の被覆期間、収穫時期、製造工程、保管条件は、色や香りだけでなく、成分組成、ひいては味わいにも反映されます。こうした検証可能な情報は、各国の規格策定者や規制当局が求めるものであり、国際的に流通する食品にとって、科学的な裏付けと規制対応は信頼の基盤となります。
本セッションが、感覚的な評価と分析的な評価を対立させるのではなく、両者をどう結びつけるかを考える出発点になればと思います。また、すでに取引で用いられている茶の規格に、抹茶をどう接続していくかについても、議論が始まることを期待しています。
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The Tea Association of the U.S.A. Inc. 会長
Shabnam Weber 氏(シャブナム・ウェーバー)
カナダ茶・ハーブ協会と全米茶協会の会長。茶と生産者の擁護者として、トロントで先駆的なスペシャルティティー企業を約20年経営後、業界活動に専念。FAO政府間茶部会(IGG/Tea)カナダ代表・副議長。アドボカシー部門・「茶と健康」作業部会共同議長、小規模農家作業部会副議長も兼任。茶のバリューチェーン全体で女性の活躍を推進するIAWT共同創設者。カナダ茶教育の柱「ティーソムリエ(R)」プログラム著者、『101 Teas To Steep Before You Die』共著者。トロント大学政治学優等学位、心理学の大学院ディプロマ。現在ロンドン大学SOASでグローバル公共政策修士課程に在籍。
〈コメント〉
茶の世界に30年近く身を置く中で、何度も同じ光景を見てきました。ある茶が世界的に注目され、需要が急増すると、粗悪な模倣品が市場に広がり、消費者の信頼が失われます。そして最初にその代償を払うのは、産地の小規模生産者です。
抹茶はいま、まさにその局面にあると懸念しています。一方で、この段階で国際的な議論の場が設けられたことには大きな希望を感じています。
基準づくりは、市場を縛るためのものではありません。丁寧につくられたものが、その価値に見合う対価を受け取れるようにするためのものです。この議論が東京の会議室だけで終わらず、世界各地の茶畑にまで届くものになるよう、力を尽くしたいと思います。
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スペシャルティコーヒー協会(SCA)代表/IMA理事
Yannis Apostolopoulos 氏(ヤニス・アポストロプロス)
スペシャルティコーヒーにおける世界有数の組織であるSpecialty Coffee Association(SCA)のCEOを務めています。世界の飲料業界において25年以上のキャリアを持ち、国際基準の策定、専門教育の推進、そしてセクターを越えた連携の強化において中心的な役割を担ってきました。同氏が持つこれらの深い知見は、IMAが構築を目指す信頼性の高いグローバル基盤の大きな推進力となります。
〈コメント〉
スペシャルティコーヒーの世界では、長い時間をかけて「何が本当に“特別”なのか」を問い続けてきました。それは味や品質だけでなく、その価値を支える仕組みを考える問いでもありました。
その歩みの中で、共通の言語や信頼できる枠組み、専門的な教育が、産業の持続的な価値につながることを学んできました。いま、抹茶も大きな転換点にあります。世界へ広がる今だからこそ、単なる市場拡大にとどまらない基盤が求められています。
生産者・担い手・市場のあいだに対話を育み、本セッションがその出発点になればと考えています。
■ 本セッションについて、代表理事よりコメント
「『おいしい』という言葉だけでは、抹茶の価値は十分に語れません。共通の言語がないまま市場が世界へ広がれば、丁寧につくられた抹茶が正当に評価されないリスクがあります。
今回、コーヒーと茶、それぞれの世界で国際規格や品質評価に携わってきた方々と、その基準を最も必要としている市場の担い手に、お集まりいただきました。一足飛びに答えを出そうとは考えていません。まずは、何を議論すべきかを国際的に共有すること。その第一歩を、東京から始めたいと思います。」
-- 岩本 涼(IMA代表理事)
「IMC 2026」の会場では、世界各地で抹茶を展開するブランドによる展示・試飲体験の機会をご用意する予定です。セッションで語られる「消費者の嗜好」を、来場者ご自身が会場で体験できる構成を予定しています。
参加ブランドおよび内容の詳細は、決定次第お知らせいたします。
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International Matcha Congress 2026では、抹茶産業の持続的発展と国際的価値向上をともに推進する企業・団体の皆さまに向けて「創設パートナーシップ制度」をご用意しています。
本制度は、単なる広告協賛ではなく、
- 国際的な議論・対話への参加- 産業ネットワークとの接続- ブランド価値の発信- 次世代市場形成への参画
を目的とした、共創型のパートナーシッププログラムです。 世界の抹茶産業の未来をともに形づくる皆さまとの連携を、心より歓迎いたします。 ご関心をお持ちいただけましたら、以下のフォームよりお申し込みください。
お問合わせフォーム
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社名:(非営利型)一般社団法人International Matcha Association
代表理事:岩本 涼
理事:Yannis Apostolopoulos・Katharine P. Burnett・Sara Roversi・西 利実
所在地:〒102-0081 東京都千代田区四番町4-19 CIRCLES市ヶ谷6階
設立日:2026年4月22日
事業:
1.抹茶に関する国際定義、品質基準及びグレーディングに関する調査、研究及び策定
2.国際的な抹茶の生産、流通及び消費に関する情報収集、分析及び評価
3.教育、研修、資格認定その他の人材育成事業の企画及び運営
4.国際カンファレンス、展示会、アワードその他の関連イベントの企画及び運営
5.抹茶及び関連産業に関する国際的な情報発信、対話の促進及び連携の推進
6.前各号に附帯又は関連する一切の事業
コーポレートサイト:
https://matcha-association.org/
【本件に関するお問い合わせ先】
一般社団法人International Matcha Association
Tel:+81 50-1432-8320 E-mail:info@matcha-congress.com(担当:朴)
コーポレートサイト:
https://matcha-association.org/プレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes