シリコン・ラボ、世界初のPSAレベル4認証取得により、IoTセキュリティ分野でのリーダーシップを強化
シリコン・ラボラトリーズ有限会社
高度なIoT保護のための認証で最高水準の認証を取得したシリーズ3 Secure Vaultが、次世代製品群『シリーズ3』のSiXG301に搭載されて登場
テキサス州オースティン - 低消費電力ワイヤレスの分野をリードするイノベーターのシリコン・ラボラトリーズ(本社: 米テキサス州オースティン、NASDAQ: SLAB、以下 シリコン・ラボ)は、米国時間2025年8月4日、同社の新製品群「シリーズ3」<
https://jp.silabs.com/wireless/series-3-wireless-platform > の第1弾となるSoC「SiXG301」<
https://jp.silabs.com/wireless/zigbee/simg301-series-3-socs > に搭載されたセキュリティサブシステムのシリーズ3 Secure Vaultが、世界で初めてPSAレベル4(iSE/SE)認証を取得したことを発表しました。レベル4はPSA Certified <
https://www.psacertified.org/ > で最高レベルの認証であり、シリコン・ラボがコネクテッド技術の中核に組み込んできたセキュリティにおける同社のリーダーシップ、そして実績と信頼を改めて証明する結果となりました。
シリコン・ラボのプレジデント兼CEOであるマット・ジョンソン(Matt Johnson)は次のように述べています。「セキュリティは単なる機能ではなく、私たちシリコン・ラボが開発するすべての製品の基盤です。世界初となる今回のPSAレベル4認証の取得は、シリコン・ラボがIoTセキュリティ分野を牽引し、IoTの成長を加速させるための取り組みに対する確かな実証にほかなりません」
PSAレベル4 iSE/SE認証で新たなセキュリティ基準を確立
PSA Certifiedは、組み込みデバイスに対する高度化・複雑化した攻撃の増加を背景に、レベル4認証と、その2つの区分である「iSE/SE」および「ROT(Root of Trust)」を導入しました。レベル4ではレベル3までの内容に加え、レーザーによるフォールトインジェクションやサイドチャネル攻撃、マイクロプロービング、電圧操作などへの耐性が実証されています。これらの攻撃は、かつての理論上の脅威から、今や現実の脅威へと進化しています。
シリコン・ラボは、PSA認証の各段階で業界をリードしてきました。シリコン・ラボのSoC「MG21」は、PSAレベル3認証を取得した世界初のデバイスで、<
https://news.silabs.com/2021-03-16-Silicon-Labs-Secure-Vault-Becomes-Worlds-First-IoT-Security-Solution-to-Achieve-PSA-Certified-Level-3-Status > 物理的改ざんの脅威に対する保護において新たな基準を打ち立てるとともに、PSAレベル4への道筋を切り開きました。また、シリコン・ラボのSoCは、PSAレベル1および2の認証についても業界で初めて取得しています。
シリコン・ラボは、設計・エミュレーション・試験で業界をリードする「Keysight Technologies」 <
https://www.keysight.com/jp/ja/home.html > の定評ある試験・評価ラボと連携し、シリーズ3 Secure VaultのPSAレベル4取得に向け徹底的な試験を実施しました。Keysightの専門家は、シリコン・ラボのエンジニアリングチームが監査プロセスを通じて高度な技術力と適応力を発揮し、シームレスな協力態勢を実現した点を高く評価しています。
Keysight TechnologiesのKeysight Device Security Testing部門テクニカルディレクターであるMarc Witteman氏は、次のように述べています。
「Keysightは、Silicon Labsが世界初のPSAレベル4認証を取得することを支援できたことを誇りに思います。サイドチャネル解析やフォルトインジェクションを含む当社の高度なテスト手法は、SiXG301のSeries 3 Secure Vaultが今日の最も洗練された脅威に対する堅牢性を検証する上で重要な役割を果たしました。この成果は、急速に発展するIoT分野において、Silicon Labsのような革新企業が最高レベルのセキュリティ保証と規制要件への対応を実現することを支援するという当社の取り組みを示すものです」
セキュリティ最優先の設計で将来的な脅威に確実に備える
シリーズ3 Secure VaultとSiXG301 SoCは、現在の基準を満たすだけでなく、将来的な脅威への対策を見据えて開発されています。このセキュリティサブシステムとSoCは、現場での10年にわたる使用にも耐えるよう設計されており、現時点では一般的ではない脅威にも対抗できる業界最高水準の防御機能を実装しています。シリーズ3 Secure VaultとSiXG301 SoCはファームウェアおよびソフトウェアのOTA(Over The Air)アップデート機能やリアルタイム監視を備え、一度きりではなく、製品ライフサイクル全体にわたってセキュリティを維持します。
シリコン・ラボのシリーズ3プラットフォームは、<
https://jp.silabs.com/wireless/series-3-wireless-platform > 22nmのプロセスノードを基盤とし、セキュリティ分野で業界をリードする製品です。受賞歴のある『シリーズ2』セキュリティを基盤として、PSAレベル4の機能が追加されています。この業界最先端の高度なセキュリティ基盤は、すべてのシリーズ3デバイスに搭載が予定されており、今回のSiXG301はPSAレベル4を取得した製品として初めて市場投入を果たします。SiXG301の一般提供開始は、2025年第3四半期を予定しています。
世界各国の規制への対応を支援
新たな規制の導入は世界中で進んでおり、EUのRED(無線機器指令)やCRA(サイバーレジリエンス法)、米国のCyber Trust Mark、シンガポールのCLS(Cybersecurity Labeling Scheme)などが挙げられます。シリコン・ラボは、デバイスメーカーがこうした規制に伴う新たな要件に対応できるよう、万全の体制で支援します。シリコン・ラボは、セキュリティに対する包括的アプローチと専門的なガイダンス、さらには独立した試験機関による検証と裏付けを通じて、製品チームが規制に早期から対応し、消費者の信頼を獲得できるよう支援します。
なお、EUのRED規制は2025年8月1日より施行されており、シリコン・ラボのSecure Vaultを適切に導入することで、各種規制への準拠に必要な機能が実現できます。開発者の皆様は、開催予定のウェビナー「Stay Ahead of Global IoT Security Regulations with Silicon Labs(シリコン・ラボの製品で世界のIoTセキュリティ規制を先取り)」<
https://jp.silabs.com/security/stay-ahead-of-global-iot-security-regulations > にぜひご登録<
https://www.silabs.com/security/stay-ahead-of-global-iot-security-regulations > ください。RED対応のセキュリティを自社製品に統合する方法をご紹介します。
シリコン・ラボがセキュリティ最優先の設計で業界をリードし、デバイスメーカーのお客様による将来を見据えたソリューション開発を支援する方法については、以下のページをご覧ください。
● シリコン・ラボのセキュリティ対策概要 <
https://jp.silabs.com/security >
● CTOによるブログ記事:IoTセキュリティ分野で数々の業界初を実現してきたシリコン・ラボの実績 <
https://www.silabs.com/blog/silicon-labs-achieves-first-psa-certified-level-4-product?source=Public-Relations&detail=Press-Release&cid=pub-prr-sec-080425 >
● シリコン・ラボのカスタム部品製造サービス(CPMS) <
https://www.silabs.com/services/custom-part-manufacturing-service >
● シリコン・ラボのMatter開発者向けガイド <
https://www.silabs.com/wireless/matter/matter-developer-journey >
シリコン・ラボについて
シリコン・ラボ(NASDAQ:SLAB)は、低消費電力ワイヤレス接続の分野におけるトップイノベーターであり、様々なデバイスを接続して生活をより良くする組込みシステム技術を構築しています。世界最高レベルの集積密度を誇るSoC(システム・オン・チップ)に最先端の技術を融合させたシリコン・ラボは、先進的なエッジ・コネクティビティ・アプリケーションを開発するために必要なソリューション、サポートおよびエコシステムをデバイス開発者に提供しています。米国テキサス州オースティンに本社を置くシリコン・ラボは、現在16カ国以上で事業を展開しており、スマートホーム、産業用IoT、スマートシティの市場における革新的ソリューションの信頼できるパートナーです。詳しくは、www.silabs.comをご覧ください。
Silicon Laboratories, Silicon Labs, S ロゴ, Silicon Laboratories ロゴ, Silicon Labs ロゴは、Silicon Laboratories Inc.の商品名は商標である可能性があり、各所有者にその権利が帰属します。
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記事提供:DreamNews