次世代産業向けシングルボードコンピュータ「ROC-RK3506J-CC」販売開始～軽量UIフレームワーク対応・AMP異種マルチプロセッシングで高いリアルタイム性能を実現
ポジティブワン株式会社
2025年2月25日、東京都渋谷区 - ポジティブワン株式会社は、最新の産業用シングルボード「ROC-RK3506J-CC Industrial Board」を発表しました。本製品は、22nmプロセス技術を採用したRockchip製の産業向けチップ「RK3506J」を搭載し、3基のARM Cortex-A7コアと1基のCortex-M0コアによる高い処理性能を発揮します。さらに、AMP（Asynchronous Multi-Processing）による異種マルチコアアーキテクチャ、軽量UIフレームワーク（LVGL）への最適化、及び豊富な拡張インターフェースを実現し、複数のオペレーティングシステムをサポートすることで、産業用途に最適なソリューションを提供します。
◆製品の特徴
1. 産業グレードの高信頼性チップ搭載
・ Rockchip RK3506Jチップ
22nm先進プロセス技術を採用し、3×Cortex-A7＋1×Cortex-M0構成で動作。産業用途に求められる高い耐環境性（動作温度：-40℃～85℃）と長期安定性を備えています。
2. AMP異種マルチプロセッシングによる柔軟なOS構成
・ 低レイテンシー・高リアルタイム性能
異種マルチコアアーキテクチャを活用し、Linux、RTOS、Bare-metalの柔軟な組み合わせ（例：2×Cortex-A7 Linux＋1×Cortex-A7 RTOS＋Cortex-M0 HAL、または3×Cortex-A7 RTOS＋Cortex-M0 HAL）をサポート。標準のRPMsgインタコア通信機構を採用し、高速なデータ交換を実現しています。
3. 軽量UIフレームワーク対応
・ LVGLネイティブサポート
RK3506J SDKは、軽量UIフレームワークLVGLをネイティブにサポート。内蔵の2Dハードウェアアクセラレーションにより、グラフィカルな表示をスムーズに行うことができ、電源投入からブートローダー、カーネル、そしてUI表示までの起動プロセスが最適化されています。
4. 豊富な拡張インターフェース
・ ネットワーク・映像・音声・USB等、多彩な入出力
・2×100M Ethernet（RJ45）および2.4GHzシングルバンドWiFi（802.11a/b/g/n）
・1×MIPI-DSI（1×2レーン、最大1280×1280@60fps）によるディスプレイ出力
・3.5mmオーディオジャック、USB2.0ホストポート、Type-C（OTG/DC 5V）など
・デバッグ、RTCバッテリーホルダー、WiFiアンテナ、複数のピンヘッダーによるGPIO、ADC、I2C、POEなど、幅広い拡張性を提供
5. マルチOSサポートと開発環境
・ Linux Kernel 6.1およびBuildrootサポート
本SDKは、Linuxカーネル6.1に対応し、Buildrootベースのシステム構築が可能。また、RTOSのSMP（Symmetric Multi-Processing）モードを初めてRockchip多コアアーキテクチャ上で実現し、マルチコアスケジューリングを強化しています。
【ポジティブワン株式会社について】
社名 ポジティブワン株式会社（POSITIVE ONE CORPORATION）
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティ・ウエスト22F
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https://www.chinchillasmart.comポジティブワン株式会社は、最先端技術と時代を先読みしたエンベデッドソリューションをご提供します。そのために海外の有力な最先端技術会社と提携し、多様化する仕様に対応できるＯＥＭハードウエアや世界標準ＩＳＯなどに準拠する品質向上のためのツールをご提供します。さらに、システムコンサルティング、エンベデッドからＰＣ、スマートフォン、サーバーを含んだハードウエアからソフトウエアまでのシステム受託開発など、皆様のプロジェクト成功のためのご支援をいたします。
【本件に関するお問い合わせ先】
ポジティブワン株式会社
メールアドレス：poc_sales@positive-one.com
ＴＥＬ：03-3256-3933 ＦＡＸ：03-4360-5301
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記事提供：DreamNews
