AIデータ社、“この商品は雨の日に伸びる”AIが店舗の過去データから教えてくれる販促の未来 ~天候、曜日、時間帯、販促、トラブルの関係性をAIで読み解く“小売DXの核心”とは~
AIデータ株式会社
企業データとAIの利活用カンパニー、AIデータ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 佐々木隆仁、以下AIデータ社)は、小売業界向けにAIが店舗の過去データから教えてくれるAI連携型のデータ基盤「IDX × AI孔明TM」を発表しました。
小売現場に蓄積される“使われていない過去データ”の山。多くの小売チェーンでは、日々の販促イベント報告、POP施策の記録、クレーム対応メモなど、膨大な量の情報が本部・店舗ごとに蓄積されています。
しかし現実には、その過去の情報が“次の販促施策”や“接客改善”に活かされていないケースが少なくありません。
たとえば、次のような声が現場から聞こえてきます:
● 「去年のこの時期に、何が売れていたかすぐには分からない」
● 「キャンペーンの効果があったか、定量的に把握できていない」
● 「クレームは報告しているが、類似事例を見返す方法がない」
つまり、過去の販促・接客の成功と失敗の記録が“振り返られずに消えていく”構造になっているのです。
■ 「天気・時間帯・販促・売上」の関係をAIが教えてくれる時代へ
このような“眠ったナレッジ”を意味ベースで構造化し、AIと対話できる仕組みこそが、「AI孔明TM on IDX」です。
AI孔明TM on IDXは、次のような非構造情報を一括で取り込み・整理・ベクトル化し、自然言語で検索・比較・要約ができる生成AI基盤です。
● 販促イベント報告書
● POP施策の内容と結果
● 顧客対応・クレーム履歴
● 店長メモやエリア報告書
● 天候データや曜日・時間帯記録
たとえば、以下のような会話がAIとの間で可能になります。
● 「この商品の販売は雨の日とどう関係していたか?」
● 「昨年10月に売上が伸びた原因を要約して」
● 「POP施策とクレームの相関は?」
● 「週末の午前中に売れ筋だった商品の共通点は?」
こうしたAIの活用により、「なんとなくの勘と経験」から、「意味ベースで語れる販促・接客」へと現場の質が変わります。
データはあった。でも“使える形になっていなかった”
多くのチェーン本部は、売上データや販促レポートをすでに保有しています。しかし、それが“使えるナレッジ”に変わらない理由はシンプルです。
ExcelやPDFのままではAIが読み取れず、情報が繋がらないからです。
AI孔明TM on IDXでは、こうしたバラバラなドキュメントをクラウド上で自社管理し、構造化・ベクトル化することで、意味ベースでのAI活用が可能になります。
たとえば、
● 昨年の「販促レポートPDF」から販促内容を抽出
● 「売上レポート」から商品別・時間帯別の伸びを考察
● 「クレーム記録」からよくあるトラブル傾向を抽出
すべてを1つのプラットフォーム上で連携・照合できるため、「現場ナレッジが活かされる」仕組みが初めて完成します。
■ “販促のPDCA”をAIと一緒にまわせる現場へ
従来の小売DXは、本部主導のBIツールやダッシュボードにとどまり、現場では「見せられるだけ」「グラフを読むだけ」になりがちでした。
AI孔明TM on IDXなら、“現場スタッフ自身がAIに問いかけながら、施策を改善できる”環境が整います。
たとえば:
● 「同じ商品を使ったキャンペーンで成功した他店舗は?」
● 「この商品でPOPを変えた結果、売上に変化があった例は?」
● 「今月のキャンペーンに似た過去の施策を教えて」
このようなやりとりが可能になることで、店長やエリアマネージャーが自ら意思を持ってデータに触れ、“販促の質”そのものが向上します。
■ PoC体験:3本の販促レポート+売上で、AIが傾向を示してくれる
AI孔明TM on IDXでは、小売向けPoC(試験導入)として、販促・売上・クレームの最低限のデータだけでAI活用を体験できるキットをご用意しています。
例:
● 売上履歴
● 3本の販促報告書
● トラブルメモ
これらをIDXにアップロードすれば、AIが「どの販促が売上に影響したか」「トラブルとの相関はあったか」「似た傾向の事例は他にあるか」などを自然言語でレポートしてくれます。
「まず1店舗で」「ITに詳しくないスタッフでも使える」──そんなスモールスタートを支援しています。
■ AI活用で実現する「現場の販促判断の質的変化」
売上を作るのは、現場の毎日の選択の積み重ねです。
POPの一言、棚のレイアウト、どの商品を推すか。
そうした判断が、AIによって「データに基づいた意思決定」に変わることは、店舗全体のパフォーマンスを底上げします。
そして何より、スタッフ自身が“自分の店舗データに向き合う習慣”を持つことが、チェーン全体のDXを根本から変える力になります。
結論:
「この商品は雨の日に売れる」──そんな知見をAIが教えてくれる世界へ。
販促報告書も、売上履歴も、トラブル対応メモも、
すべてが“生成AIと対話可能なナレッジ”に変わる。
AI孔明TM on IDXが、
「見て終わるデータ」から「活かせるナレッジ」への転換を実現します。
PoC・デモ体験・店舗導入マニュアルなどは無料でご提供しています。
■ 導入や資料請求はこちら
小売業界向け 「AI孔明TM on IDX」
https://www.idx.jp/case/retail/【AIデータ株式会社について】
名 称:AIデータ株式会社 代表者:佐々木 隆仁
設 立:2015年4月 所在地:東京都港区虎ノ門5-1-5 メトロシティ神谷町ビル4F
資本: 1億円(資本準備金15億2500万円)
URL:
https://www.aidata.co.jp/AIデータ社は、データインフラと知財インフラを基盤に、20年以上にわたり企業や個人のデータ資産を守り、活用する事業を展開してきました。9,000社以上の企業、90万人以上のお客様から信頼を得ており、データ共有、バックアップ、復旧、移行、消去を包括する「データエコシステム事業」では、BCNアワードで16年連続販売本数1位を獲得しています。
データインフラでは、IDXのクラウドデータ管理や復旧サービスを提供するとともに、経済産業大臣賞を受けたフォレンジック調査や証拠開示サービスを通じて、法務分野でも高い評価を得ています。
一方、知財インフラでは、グループ会社の特許検索・出願支援システム『Tokkyo.Ai』や特許売買を可能にするIPマーケットプレイスの構築により、知財管理と収益化を支援。これらを統合し、生成AI『AI孔明TM』によるデータと知財の融合プラットフォームを展開しています。
また、防衛省との連携による若手エンジニア育成にも注力し、データ管理と知財保護を通じて社会基盤の強化に貢献しています。
配信元企業:AIデータ株式会社
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記事提供:DreamNews