AIデータ社、「“あの現場ではこうやった”を、AIが教えてくれる。建設ナレッジの新しい形」- 点検報告、是正記録、安全日報が“現場対応AI”になる仕組みとは -
AIデータ株式会社
企業データとAIの利活用カンパニー、AIデータ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 佐々木隆仁、以下AIデータ社)は、建設現場での施工管理・安全管理等に関する膨大な記録のナレッジ化を支援する生成AI「AI孔明TM on IDX」によって、建設業界の課題解決を提案します。
建設業界における現場運営は、安全管理、品質管理、施工計画、作業効率の最適化など、きわめて多岐にわたる判断の積み重ねによって成り立っています。その中でも、特に重要なのが「現場で起きたことを、次に活かす」というナレッジの継承です。
「あの工事のときは、この工程で手戻りが発生した」
「この構造では雨天時に事故リスクが高かった」
「この建材は、夏場に想定外の変形があった」
─こうした知見の多くは、ベテラン現場監督の頭の中にあり、属人化しています。
DXやAIが注目される中でも、現場の知恵はファイルや報告書の中に埋もれ、再活用されることなく、次世代にうまく伝承されない現実があります。
■ 課題:記録はあるのに“使えない”。継承できない。
是正報告、安全点検チェックリスト、日報、ヒヤリハット報告書、作業計画書─ 現場では多くの情報が日々記録されています。しかし、それらは膨大なオフィスファイルやPDFとしてバラバラに保存され、検索性も連携性もなく、“見返されない”まま放置されてしまうケースが少なくありません。
ベテランが口頭で伝えていたことを、記録から“読み取れるAI”が存在すれば。
新人が「どう対応すべきだったか」を、事前にAIからアドバイスを得られたなら。
そうした仕組みがあれば、現場の力は飛躍的に向上するはずです。
■ 解決策:現場のドキュメントを“対話できるAI”にする
「AI孔明TM on IDX」は、施工管理・安全管理に関する膨大な記録群を、生成AIとRAG構成により“ナレッジ化”するプラットフォームです。
ユーザー企業が持つ
・是正報告書
・安全点検チェックリスト
・日報・週報
・作業手順書
・危険予知活動(KY)記録
・写真付き報告書
などを、企業専用のデータ基盤の「IDX」にアップロードするだけで、AI孔明が文書を意味ベースでベクトル化し、「検索・要約・比較・提案」が可能になります。
■ 活用イメージ
●「このような施工条件のとき、過去に是正が発生した例は?」
→ 是正記録から該当ケースをAIが抽出し、対処方法や改善策を要約。
● 「この作業計画で、過去に事故リスクが報告されたことはある?」
→ ヒヤリハットや安全点検記録を横断し、関連事例を提示。
● 「この施工手順に従った過去の記録は?」
→ 手順書と現場日報を突合し、成功事例・問題発生時の対応履歴を提示。
●「新人が担当する工程で、注意すべき点を教えて」
→ AIが、過去の同様な現場記録をもとに、リスクやポイントを自動要約。
これにより、AI孔明はまるで“現場経験20年のベテラン監督”のように、質問に応えてくれる存在になります。
■ 「形式の違い」や「記録のばらつき」もAIが吸収
AI孔明TM on IDXは、OCR処理されたPDFや、異なるフォーマットの文書にも対応。
過去の紙文書をスキャンしただけの資料でも、意味ベースで理解・解析が可能です。
「様式が違っていて比較できない」「手書きだったから検索できない」─ そんな悩みをAIが吸収し、“使える知識”に変換します。
■ 若手育成・標準化・安全文化の定着にも貢献
属人的だったナレッジをAIと共有することで、教育にも大きな効果を発揮します。
● 新任の現場監督が、ベテランに聞かなくても「過去の事例」を学べる
● 安全に関する知見をAIが可視化し、事前対策が立てやすくなる
●多拠点現場でのナレッジの“ばらつき”をなくし、品質を平準化できる
AI孔明は、「ナレッジの属人化」という業界課題を解決し、現場力の底上げと安全文化の強化に貢献します。
■ 導入もPoCから簡単スタート可能
「過去の報告書を読み込んでAIが回答してくれる」この仕組みは、PoC(技術実証)テンプレートを使って、すぐに体験可能です。是正記録や点検表、日報など数本のファイルから始められ、クラウド連携や外部開発も不要です。
数日でAIの“ナレッジ支援力”を実感いただけます。
■ DXはツールの導入ではなく、“知の継承”から始まる
建設現場の真のDXとは、単なるソフト導入ではありません。過去の知見、現場の声、属人的な判断経験─ それらを可視化し、誰もが使える“ナレッジ”として再活用する構造こそが、未来の建設業を変えていきます。
AI孔明TM on IDXは、そのための“現場ナレッジの土台”を提供します。
■お問い合わせ・・資料請求はこちら
https://www.idx.jp/ai/AIデータ社では、6月20日に法務におけるAI活用とDX推進をテーマにした「AIエージェント×AI/DXフォーラム June~法務~」を開催いたしますので、ぜひご参加ください。
「AIエージェント×AI/DXフォーラム June ~法務~」開催概要
1. 日時:2025年6月20日(金)14:00~16:45 (受付開始 13:45)
2. 会場:日経ホール&カンファレンスルーム/東京都千代田区大手町1-3-7 日経ビル6F
https://www.nikkei-hall.com/access/ オンラインとハイブリッドで開催
3. 対象者:
経営者、法務・リーガルテック業界のDXやAI活用推進ご担当者様、および情報システム部やDX推進ご担当者様
4. 詳細・お申し込み先:
https://www.idx.jp/aikoumei/june/5. 参加費用:無料
【AIデータ株式会社について】
名 称:AIデータ株式会社 代表者:佐々木 隆仁
設 立:2015年4月 所在地:東京都港区虎ノ門5-1-5 メトロシティ神谷町ビル4F
資本: 1億円(資本準備金15億2500万円)
URL:
https://www.aidata.co.jp/AIデータ社は、データインフラと知財インフラを基盤に、20年以上にわたり企業や個人のデータ資産を守り、活用する事業を展開してきました。9,000社以上の企業、90万人以上のお客様から信頼を得ており、データ共有、バックアップ、復旧、移行、消去を包括する「データエコシステム事業」では、BCNアワードで16年連続販売本数1位を獲得しています。
データインフラでは、IDXのクラウドデータ管理や復旧サービスを提供するとともに、経済産業大臣賞を受けたフォレンジック調査や証拠開示サービスを通じて、法務分野でも高い評価を得ています。
一方、知財インフラでは、グループ会社の特許検索・出願支援システム『Tokkyo.Ai』や特許売買を可能にするIPマーケットプレイスの構築により、知財管理と収益化を支援。これらを統合し、生成AI『AI孔明TM』によるデータと知財の融合プラットフォームを展開しています。
また、防衛省との連携による若手エンジニア育成にも注力し、データ管理と知財保護を通じて社会基盤の強化に貢献しています。
配信元企業:AIデータ株式会社
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記事提供:DreamNews