AI MQL合同会社、世界初「AI×法務×SRE」統合型ソリューションのSaaS開発を開始 - GenAIによる不正検知とXAIによる法的証跡、不可改竄SRE基盤の三位一体を目指す -
AI MQL合同会社
金融技術(フィンテック)とAIの融合を専門とし、金融システム向けの高度な技術開発を手掛けるAI MQL合同会社(本社:東京都港区)は本日、プロップトレーディングファーム(プロップファーム)および証券会社が直面する「AI取引における説明責任」の課題を解決するため、世界初となる「AI・法務・SRE(サイト信頼性エンジニアリング)」を統合したコンプライアンス・ソリューションのSaaS(Software as a Service)開発に着手することを発表いたします。
開発の背景:プロップファーム市場の「信頼の危機」
近年、プロップファーム市場は世界的に急拡大する一方、MFF事件(My Forex FundsとCFTCの訴訟)に象徴されるように、ファーム側による「恣意的な介入」や「不透明な失格処理」への疑義が、トレーダーコミュニティや規制当局からの信頼を揺るがす深刻な経営リスクとなっています 。
従来のルールベースのリスク管理ツールでは、巧妙化する不正行為の検知が困難であるだけでなく 、AIが「なぜ」その判断を下したのかを説明できない「ブラックボックス問題」が残り、ファーム側が説明責任を果たす上での大きな障壁となっていました。
新SaaSソリューション「AIMQL Compliance Shield」の開発方針
この根本課題を解決するため、当社はAI MQLの技術的中核である「矛(検知)」と「盾(説明)」の概念を、法務・SREと不可分なものとして統合したソリューションの開発を目指します 。
本ソリューションは、以下の3つのコンポーネントを三位一体で提供し、「恣意性の排除」を技術的かつ法的に保証するアーキテクチャを採用します。
高度な矛 (The Spear): GenAI因果指紋分析 従来のルールベース検知では不可能な「隠れCopy Trading」や特定の「EA(自動売買プログラム)」の挙動など、非ルールベースの不正パターンを、最新の「GenAI因果指紋分析」(ArXiv:2509.15406に基づく独自技術)によって高精度に検知するエンジンの開発を目指します 。
法的証跡の盾 (The XAI Shield): LLM支援による調査ブリーフィング AIが「なぜ」その取引を異常と検知したのか。その根拠を「反事実検証」(Lead-Lag分析など)の結果と共に、コンプライアンス責任者が理解できる自然言語の「調査ブリーフィング(草案)」として自動生成します 。これによりAIのブラックボックス問題を解消し、トレーダーおよび規制当局への完全な説明責任を果たす基盤を構築します。
不可改竄SRE基盤 (The Immutable Base): 契約可能なSLO 上記1(矛)と2(盾)が生成する全ての証跡の「完全性・非改竄性」を、契約上のSLO(サービスレベル目標)として法的に保証するインフラを設計します 。SEC Rule 17a-4(WORMまたは監査証跡代替)やRFC3161(時点存在証明タイムスタンプ)といったグローバルな規制要件に準拠した監査インフラを実装し、証跡の法的証拠能力を担保します 。
グローバル市場へのニッチ戦略
AI MQL合同会社は、本SaaSソリューション開発をグローバル市場におけるニッチトップ戦略の中核と位置づけています。
競合他社が提供するコモディティ化したリスク管理ツールとは一線を画し、「契約可能な監査証跡(盾)」という高付加価値領域に特化することで 、世界のプロップファームおよび証券会社の信頼性確立を支援し、金融市場全体の透明性向上に貢献するソリューションの提供を目指します。
ウェブサイト:
https://ai-mql.com/配信元企業:AI MQL合同会社
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記事提供:DreamNews