【横浜市立大学】2026年度入試から理学部理学科の入学定員を20名増員
横浜市立大学

-大学院まで見据えた一貫教育により、高度理系人材育成を強化-
横浜市立大学は、2026年4月から理学部理学科の入学定員を20名増員します。これにより、理学部理学科の入学定員は120名から140名となります。
現代の日本はさまざまな社会的課題に直面しており、課題解決のために新たな科学技術・イノベーションを通じて社会変革を実現していく必要があります。そのためには、未来を切り拓き次世代を担う理系人材の育成が急務となっていますが、その一方で、日本の理工系学部への進学割合は、OECD諸国平均(27%)に対し17%と低くなっています。
本学では、2019年の学部改組により理学部理学科を設置し、従来の物理学・化学・生物学といった細分化された学問をもとに、それらを体系的に学び、自然科学を多面的・包括的に理解する教育を特色としてきました。社会のさまざまな課題を発見し解決に取り組むことができる人材の育成を目指し、学部段階から大学院を見据えた一貫教育を行っています。
【増員後の教育研究体制の充実について】
今回の定員増により、横浜市立大学理学部では、これまでに進めてきた学部から大学院までの一貫教育をさらに強化します。1年次では、物理・化学・生物といった自然科学の基礎を幅広く学び、2年次以降は学生自身の興味に基づいて専門分野を絞り込んでいきます。3年次後期には研究室に所属し、卒業研究に取り組むことで、理学の専門性を段階的に深めることができます。また、近年、データサイエンス(インフォマティクス)やシミュレーションの科学分野での重要性が急速に高まっていることから、マテリアルインフォマティクスやバイオインフォマティクス、シミュレーションの基礎となる専門科目も学ぶことができます。
これらに加えて、本学では、学部1年次から研究に参加できる「理数マスター育成プログラム」や、他学部との連携による分野横断型の教育も実施しており、学生の柔軟な学びを支援しています。さらに大学院では、博士後期課程進学を見据えて、海外の大学や研究機関と連携して留学生・外国人研究者との共同研究や交流を実施するとともに、博士後期課程学生への経済支援などを行っており、高度理系人材の育成に取り組んでいます。
今回の定員増にあわせて、入試における選抜方法の変更や、理系分野のシミュレーション・インフォマティクス※教育の本格導入も進めており、社会の要請に応える理系人材の育成を一層推進してまいります。
なお、入学定員変更に伴う2026(令和8)年度入学者選抜の変更点は、受験生ポータルサイト(
https://www.yokohama-cu.ac.jp/admissions/)にてご確認いただけます。
※シミュレーション・インフォマティクス
「シミュレーション」とは、現実の現象を数式やデジタル技術で再現し、仮想的に実験や解析を行う手法で、近年の科学研究や産業において不可欠な技術
「インフォマティクス」とは、膨大なデータを処理・分析して新しい知見を引き出す学問
【佐藤 友美 理学部長コメント】
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横浜市立大学理学部は、2026年4月から理学科の募集人数を20名増員し、入学定員を140名へ拡大します。
本学理学部では、自然科学を多面的かつ包括的に学ぶ教育を通じて、学生の好奇心と探究心を育み、未来の科学技術を担う人材の育成を目指しています。また、女子学生の比率が高いことも本学理学部の大きな特徴の一つです。在学生の約半数が女性であり、社会で活躍するロールモデルとなる卒業生や先輩が身近にいるため、専門分野を活かした仕事に就きたいと考える女子学生をサポートする体制が整っています。
皆さんと共に新たな挑戦ができることを楽しみにしています。
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記事提供:Digital PR Platform