ドライバーの疲労・ストレスを可視化、新時代の”テンコ”習慣を提案 運輸・旅客業界向けに「カルテコworkwell」を本格展開
メディカル・データ・ビジョン株式会社
メディカル・データ・ビジョン株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:岩崎博之、以下「MDV」)は、企業向けPHR(パーソナルヘルスレコード)システム「カルテコworkwell」を、運輸・旅客業界向けに本格展開いたします。ドライバーの疲労・ストレスを可視化する新時代の”テンコ”習慣を提案します。
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カルテコworkwellで非接触型生体情報取得技術(センシング)を活用することにより、ドライバーの「疲労度」や「ストレス度」を数値化し、これまで見えづらかった心身の不調を客観的に把握できるようになります。
さらに、MDV独自の健康に対するアプローチである「Emo Scan Approach」により、①客観的な測定②本人の主観評価③データ結果に基づく対応――という3つの視点から、ドライバーのコンディションを総合的にとらえ、的確なケアにつなげます。
運輸・旅客業界では、一件の事故が社会に与える影響も大きく、ドライバーの健康管理は重大な課題です。MDVはカルテコworkwellの導入を通じて、日々の点呼やドライバーとの面談だけでは見逃されがちな体調変化にも対応できる仕組みを構築し、業界の安全運行とサービス品質の向上に貢献してまいります。
【背景と課題】
近年、バスやトラックなどの運輸・旅客業界では、ドライバーの体調不良や過度な疲労を原因とする交通事故が相次ぎ、社会問題になっています。一部の事例では、運転者が体調不良を抱えたまま運行を続け、重大事故に至ったケースも指摘されており、国土交通省も「体調不良等が生じた場合における適切な運行管理の徹底について」(令和4年12月8日付 国自安第114号)を通じ、運転者の健康管理を強化するよう通知しています。
しかしながら、従来の点呼や面談ではドライバー本人の主観的な申告に依存する面が強く、客観的な疲労度やストレス度を正確に把握しきれていないのが現状です。長時間労働や過度なストレスは、居眠り運転や判断力の低下などを誘発し、重大事故につながるリスクを高める要因として懸念されます。また、法令で義務付けられた点呼でも、形だけの実施や虚偽の記録といった“不備”が明らかになっており、一つの事故が社会に与える影響も小さくありません。
こうした背景から、体調不良や疲労に対する早期対策や、運行管理を高度化する取り組みの必要性が一層高まっています。しかし、従来の点呼や面談だけではドライバーの疲労度やストレス度といった内面的な状態を正確に把握することが難しく、外見上は問題なく業務を遂行しているように見えても、実は疲労やストレスを抱え込んでいる仮面疲労(かめんひろう)が見落とされるリスクも高いのが実情です。
【課題解決のアプローチ】
こうした背景を踏まえ、MDVはカルテコworkwellに新機能を追加し、管理者とドライバー双方の課題を解決します。
▽非接触バイタル測定による客観的データ活用
・ドライバーの自律神経指数などを定期的に計測し、疲労度やストレス度といった内面的コンディションを可視化。
・従来の主観的な申告だけでは把握が難しかった「仮面疲労」──すなわち、自身でも気づいていない無自覚な疲労や、意識的に隠している疲労の兆候──を、客観的にとらえることが可能になります。
▽リアルタイムアラート通知で早期ケアを促進
・設定した閾値を超える計測結果が検知されると、ドライバーと運行管理者へ即座にメッセージを送信。
・「異常値発見 → ケア」のスピードが飛躍的に向上し、重大事故のリスクを低減します。
▽ドライバー向けスマートフォンアプリの機能拡張
・従来は出退勤時のみ可能だった自律神経計測を、ドライバー自身が任意の時刻で実行可能に。
・朝起きたときや昼休み、就寝前などいつでも測定できるため、一日のコンディションをより細かくとらえ、安全運行に役立てられます。
▽定期的な測定の習慣化とコミュニケーション活性化
・ドライバーによる日々の測定を習慣化し、管理者が計測データに基づくタイムリーなケアを実施することで、早期対策と的確なサポートが可能に。
・測定結果を共有することで、従業員同士の声かけや管理者との面談がスムーズになり、疲労やストレスの早期緩和にもつながります。
このように「気づき」「習慣化」「コミュニケーション」のサイクルを強化することで、従来の主観的な健康確認だけでは掴みきれなかったドライバーのコンディションを正しく把握し、重大事故の回避や安全運行の維持に寄与することを目指します。MDVは法令上の義務を果たすのみならず、積極的に健康管理の質を高めることで、企業価値の向上や働き方改革の推進にも貢献してまいります。
【運輸安全・物流DX EXPO 2025」 に出展】
MDVは2025年5月28日(水)から30日(金)に東京ビッグサイトで開催される「運輸安全・物流DX EXPO 2025」に出展いたします。ブースでは今回のカルテコworkwellを含む新サービスデモや先行導入事例を紹介し、運輸・旅客事業者の皆さまが抱える課題に合わせた活用事例をご案内します。
本件に関するお問合わせ先
メディカル・データ・ビジョン株式会社 広報室 担当:君塚、赤羽、汲田
TEL:03-5283-6911(代表) MAIL:pr@mdv.co.jp
記事提供:Digital PR Platform