【名古屋大学・岐阜大学(東海国立大学機構)】東海地域にインパクトを与えるスタートアップの支援へ ~ベンチャーキャピタル事業の会社設立に関するお知らせ~
名古屋大学
岐阜大学と名古屋大学を運営する国立大学法人東海国立大学機構(以下「機構」という。)は、出資子会社である株式会社Tokai Innovation Institute(以下「TII」という。)の傘下に、ベンチャーキャピタル事業の子会社「株式会社Central Japan Innovation Capital」を2024年11月1日付けで設立いたしましたので、お知らせいたします。
近年、スタートアップへの支援者として都心部を中心にベンチャーキャピタルが次々と立ち上がり、それに伴い成長資金供給が増加しつつありますが、東海地域においてはまだまだ限定的であり、更なる支援拡大が期待されています。
また、スタートアップが技術シーズや革新的なアイデアを実装するためにはパートナーとなる事業会社や大学等が必要ですが、世界に類を見ない産業集積地である東海地域には、これらの事業会社や大学等が多く存在します。本地域における中核的アカデミアである機構が、スタートアップへの支援をリードすることで、スタートアップ、事業会社とアカデミアの連携を加速させる意義も大きいと考えます。
この度設立した、株式会社Central Japan Innovation Capitalは、これらの期待に応えるため、ディープテック領域のスタートアップやアカデミア・事業会社に眠るシーズの事業化へ出資等の支援を行なうことで、機構が取り組む大学・産業界・地域発展の好循環モデル「T-PRACTISS※」の実現に貢献していきます。
※T(THERS)-PRACTISS(=Project to Renovate Area Chubu into Tech Innovation Smart Society)は、機構が目指す、東海地域における地域創生への貢献と国際競争力強化の同時達成モデルです。
https://www.thers.ac.jp/about/description/t-practiss/index.html
●株式会社Central Japan Innovation Capitalの概要
【商号】 株式会社Central Japan Innovation Capital
【役員体制】
代表取締役:武田 一哉
取締役:松井 常芳(社外取締役)
小幡 哲丈(社外取締役)
監査役:松中 学(社外監査役)
【事業内容】ベンチャーキャピタル事業の統括・運営
【所在地】愛知県名古屋市千種区不老町1番TOIC名古屋サイト301
【資本金】15百万円(資本準備金15百万円) TII100%出資
【設立日】2024年11月1日
●東海国立大学機構 松尾精一機構長コメント
東海国立大学機構ではスタートアップ創出段階での支援体制を確立してきました。名古屋大学では起業家教育は全学生が授業を受けられるようになり、名古屋大学等27大学・研究機関が参画する『Tongali』プロジェクトでは、スタートアップの起業までを支援する枠組が出来てきました。
今後はスタートアップの創出に加え、育成、特に資金調達できる環境を整える事が、重要であると考えます。特にディープテック系のスタートアップは成長までに相応の期間を要するため、この度設立する株式会社Central Japan Innovation Capitalがシード・アーリー期のスタートアップを中長期的な視点で支えていきます。この度のベンチャーキャピタル設立により、東海国立大学機構として、起業前後一貫してスタートアップを支援できる枠組が実現でき、東海地域の地域創成、発展に貢献していきたいと考えております。
東海国立大学機構では、岐阜大学、名古屋大学の個性ある発展を支えるとともに、両大学の強みから生まれるシナジーを大きく育てることで、社会課題、人類課題への貢献を目指し、教育・研究、地域創生に取り組んでいます。
▼本件に関する問い合わせ先
名古屋大学広報課
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FAX:052‐788-6272
メール:kouho@t.mail.nagoya-u.ac.jp
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