株式会社Seaside Consulting(R) 2025年4月1日に社名を変更 ~新役員・技術顧問就任、経営指針等のお知らせ~
株式会社Seaside Consulting(R)

社会課題解決型事業を展開する株式会社Seaside Consulting(R)(本社:千葉県鋸南町、代表取締役:平野 雄晟、平野 彩、以下:当社)は、株式公開企業となることを目指しています。そのために、これまでの経営体制を拡充、技術立脚企業(*)への方向性を鮮明に打ち出します。以下にその変更点を公表します。
(*)技術立脚型企業とは、技術と経営を1つの体系としてとらえ、マネジメントします。技術をコアコンピタンスとして事業の持続的発展を目指す経営手法はMOT(Management of Technology)ともいわれます。
■社名変更:実施日 2025年4月1日
旧) 株式会社Seaside Consulting(R)
新) 株式会社Seaside
<理由>
・より多くのお客さま、取引先、関係者に親しみを持っていただくために、短く、シンプルに。(相手先のスペルミス、誤認(シーサイド・コンサルタントなど)を防止する。)
・旧社名命名の際に念頭に置いた「何をやっている会社であるかを社名で表現する」役割は、これまでの8年間の歩みで、一定程度果たされた。
・陸上養殖×エネルギー事業を強力に推進するためのブランディング戦略。Seasideブランドは陸上養殖で培ったエッジの効いた技術を社会課題解決のために役立てていく。そのメッセージを込めたサブタイトルに視点が行き、認知されやすくする。
画像1:
https://www.atpress.ne.jp/releases/424728/LL_img_424728_1.jpg
Seaside新ロゴ
■新役員(非常勤取締役):森 良平(現職:冨士色素株式会社 代表)の就任
2023年10月に第三者割当増資により、当社株主となった冨士色素株式会社(兵庫県川西市)の代表取締役である、森 良平氏が当社取締役(非常勤)に就任します。同氏の略歴は下記に記しますが、1938年設立の企業をマネジメントしながら、GS(グリーン・サイエンス)アライアンス株式会社(兵庫県川西市)などを設立し、冨士色素社の商材の中から、環境、エネルギー分野向けの最先端材料を採り上げ、研究開発や製造販売を行っている起業家でもあります。
森氏は、当社における環境・エネルギー技術の補強を担います。当社は陸上養殖における量子ドット照射技術、無機凝集剤技術を森氏から情報共有を受けています。エネルギー事業においては、新しい太陽光発電技術、ブラックマス(リチウムイオン電池から取り出されるリサイクル材料)を用いたリチウムイオン電池技術、などを共同で開発・推進します(日本版SBIR制度などを活用)。
森 良平(博士(工学))
冨士色素株式会社 GSアライアンス株式会社 代表取締役
京都工芸繊維大学卒業、修士課程から京都大学大学院に進学、京都大学博士(工学)を取得。
ハーバードビジネススクールGMP修了(2021年11月末修了)。日本写真印刷株式会社(現 NISSHA)で欧州駐在員として勤務後、冨士色素株式会社へ入社。2017年に同企業代表取締役。2010年に冨士色素株式会社内ベンチャー企業の形でGSアライアンス株式会社を設立。同代表取締役を務める。
2020年、GSアライアンス株式会社は国連機関であるUNOPS KOBEからスタートアップ企業として認定された。
画像2:
https://www.atpress.ne.jp/releases/424728/LL_img_424728_2.jpg
森 良平(株式会社Seaside取締役)
■技術顧問制の導入
技術顧問制の導入により、優れた技術を当社の技術立脚型経営に役立てます。産学連携を図り、当社は学術機関の最先端理論を意欲的に学ぶことに加え、共同研究をすすめます。特に、当社が日常業務(実務)から発見した技術(特許性のあるもの)の学術的裏付け調査を学術機関に委託します。また大学院生(博士課程在籍生)の採用を図ります。
この取組みを力強く推進するための技術顧問を選定しています。今回の公表は以下の2名です。
・清水 浩(慶応義塾大学名誉教授)
・堀江 正俊((元)東レエンジニアリング株式会社 常務取締役、(元)東北大学 特任教授)
■今後の経営方針
当社は陸上養殖×エネルギー事業を中心に据えた社会課題解決型企業として、今後はより一層の優れたソリューションを提供し続けます。(当社ロゴのサブタイトル「Aquaculture × Energy」を設定)
さらに、技術立脚型経営(MOT)による持続的発展を目指します。
■その他(近況報告等)
2024年12期は、2021年期以来の黒字決算となりました。
<トピック等>
・陸上養殖の第一次生産者から、コンサルティング事業者への事業転換が成果としてカタチになったのが今期。ホテル三日月や徳島県那賀町等のコンサルティング契約を受託した。
・日本版SBIR制度(*)などの公的実証事業への採択を受け、R&Dが効果的に進展させられている。確立した技術は、当社の価値となり今後の展開に生かすことができる。
・当社本店登記地がある鋸南町の農地約4,200m2の農地転用許可が得られたため、養殖設備等の増設工事を開始した。今後は、残りの約8,000m2の開発申請を行って行く。
今期以降の見通しは、直近で完成したラボ棟(Seaside Labo for Aquaculture2.0)。ここに導入した新型陸上養殖水槽(Seaside New type tank)、収穫装置(Seaside Harvesting machine)が見込先に見せることができる実寸大装置として設置できたため、これらの導入を見据えた陸上養殖コンサルティング案件の成約に向けて努力を続けていきます。
画像3:
https://www.atpress.ne.jp/releases/424728/LL_img_424728_3.jpg
Seaside Labo
画像4:
https://www.atpress.ne.jp/releases/424728/LL_img_424728_4.jpg
陸上養殖×エネルギー事業実現に向けたアクション ペロブスカイト太陽電池(右)とCIS太陽電池(左)の検証を実施中(日本版SBIR制度(*))
(*)国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する2024年度SBIR推進プログラム(連結型)。
本事業は、科学技術・イノベーション創出の活性化に関する法律の規定により定められた、指定補助金等の交付等に関する指針に基づき、多様化する社会課題の解決に貢献する研究開発型スタートアップ等の研究開発の促進及び成果の円滑な社会実装を目的として、内閣府が司令塔となって、省庁横断的に実施する「日本版SBIR(Small/Startup Business Innovation Research)制度」の一翼を担うものである。
今回、当社が採択されたのは、関係府省庁等で実施する指定補助金等事業へ接続する「連結型」であり、設定された研究開発課題に対して、解決に資する技術シーズを有しているスタートアップ等が、事業化に向けて必要となる基盤研究のための概念実証(POC:Proof of Concept)・実現可能性調査(FS:Feasibility Study)である。事業期間は、2025年3月31日までであり、定額助成費として1テーマあたり1,500万円以内である。
当社が開発した技術は、低運用コストで養殖用の水槽内の水温を管理するシステム。熱工学を応用し、寒い地域でも暖かい水を好む魚介類の養殖ができるように水温を管理。この技術で当社は現在、特許を出願している。水槽を置く建物にも太陽光発電を標準装備する仕様で電力の消費量を抑えながら、材料に間伐材を使うなど、自然環境に負荷をかけない配慮を施す。
当社の願いは「日本は水産物の半分を輸入に頼っている。自分たちが食べるものは自分たちで調達することを改めて考直し行動すれば、地域内におカネが留まる。陸上養殖は成長が必然の新しい産業。必ず社会に普及させたい」と考えている。
■株式会社Seaside Consulting(R)について
当社は、耕作放棄地のエビ陸上養殖を国内で初めて実現した企業として、社会課題解決型事業を展開しています。過去にはホテル三日月との協業により、国内初のホテル業界におけるエビ養殖の実績もあります。
また、2021年には千葉県鋸南町に耕作放棄地を活用した陸上養殖施設を設置し、13回のTV取材を受けるなど注目を集めました。さらに、2024年4月には、水温管理に特化した低エネルギー運用の陸上養殖水槽に関する特許も出願しています(特願2024-059309)。
商号 : 株式会社Seaside Consulting(R)
代表者 : 代表取締役 平野 雄晟、平野 彩
所在地 : 〒299-2115 千葉県安房郡鋸南町下佐久間2720
設立 : 2017年3月3日
事業内容 : ・千葉県鋸南町でのエビの養殖
・陸上養殖のコンサルティング
公式サイト :
https://tsuku2.jp/seasidebianca
X(旧Twitter):
https://x.com/YuseiVegan
Instagram :
https://www.instagram.com/seaside_consulting/
YouTube :
https://www.youtube.com/@seasideconsulting7101
■本件に関する一般向けお問い合わせ先
当社では、廃校利活用や陸上養殖に関するご質問やコンサルティングの依頼を随時受け付けております。
また、木造グリーンハウス、太陽光発電システムなど、当社とコラボレーション(オープンイノベーション)を希望される事業者も受け付けております。
興味のある自治体や企業の皆様は、下記の連絡先までお問い合わせください。
千葉県×AlphaDrive OPEN INNOVATION CHIBA 2024
ともにつくる、省エネ水温制御技術の新たな可能性
https://region.alphadrive.co.jp/openinn.../SeasideConsulting
↑「お問い合わせ」のタブをクリックください。
詳細はこちら



記事提供:@Press