デジタルトランスフォーメーションを推進する企業として「DX銘柄」に6年連続で選定
株式会社ブリヂストン

株式会社ブリヂストンは、経済産業省と東京証券取引所及び独立行政法人情報処理推進機構が主催する「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)※1」に6年連続で選定されました。5月30日(金)には表彰式が執り行われました。
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ブリヂストンは事業戦略と連動した形で、社会価値・顧客価値の創造、人的創造性・生産性向上を支えるブリヂストン流DXを進化させています。ブリヂストン流のDXは、「より大きなデータで、より早く、より容易に、より正確に」というコンセプトのもと、現場から得た市場・顧客データや経験則にもとづく実験・実証で培った技術、開発データなどの強い「リアル」に、「デジタル」を融合した独自のシミュレーションやアルゴリズムなどを活用してイノベーションを加速させています。
「DX銘柄2025」選定にあたっては、プレミアムタイヤ事業における断トツ商品と「デジタル」を組み合わせた価値創造、断トツ商品を使う段階で価値を増幅するソリューション事業の取り組み、探索事業での新たな技術・ビジネスモデルの探索などが評価されました。また、これらの事業ポートフォリオ全体における社会・顧客価値創造に加え、共創を促進する組織体制やデジタル人財の育成も評価されました。特に評価されたプレミアムタイヤ事業、探索事業における取り組みについてご紹介いたします。
1.プレミアムタイヤ事業 ―商品設計基盤技術「ENLITEN」※2とモノづくりDXにより「REGNO FEELING」を実現
静粛性・乗り心地・運動性能などタイヤに求められる基本性能を進化させることで、深みを増した空間品質と磨き抜かれた走行性能を提供する乗用車用プレミアムブランド商品「REGNO GR-XⅢ」※3(2024年2月発売)。「新たなプレミアム」と位置付けた「究極のカスタマイズ」を追求する商品設計基盤技術「ENLITEN」を国内市販用乗用車向けタイヤとして初搭載したこの商品開発にあたっては、新たに構築した当社独自のアルゴリズムに基づくシミュレーション技術を用い、タイヤ全体の構造設計、ゴム分子設計、ゴム配合の最適化を実現しました。またモノづくりの現場では、タイヤ1本ごとの品質データとAI技術を組み合わせ、リアルタイムで最適な製造条件を導くアルゴリズムを開発し、最適な製造条件へ自律制御することを可能としました。
こうした取り組みを通じ、REGNOのコア・コンセプトである静粛性に加え、ハンドリング性にもエッジを効かせ、"静か、やわらか、安らか、気持ちよい、滑らか"という"REGNO史上かつてない空間品質"と"質の高い乗り味"を両立した新しい「REGNO FEELING」を実現しました。
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REGNO GR-XⅢ車両装着イメージ
2.探索事業 ―独自のシミュレーション技術と機械学習により次世代タイヤ「AirFree」※4の形状を最適化
「AirFree」は、樹脂スポークで荷重を支えることでパンクせずかつ空気充填そのものを不要とする次世代のタイヤです。「地域社会のモビリティを支える」ことをミッションに、高齢化や過疎化、労働力不足といった地域が抱える様々な交通に関する課題の解決策として注目されている「グリーンスローモビリティ」をターゲットの一つとして、2026年の社会実装に向けて技術・ビジネスモデルの探索を継続しています。
「AirFree」は3D形状の樹脂スポークで荷重を支えるため、その形状がタイヤの特性を大きく左右します。当社独自のシミュレーション技術と機械学習を組み合わせた「AirFree最適設計システム」により、得たい特性を実現する最適な樹脂スポークの3D形状を設計することで大幅な性能の向上と開発工数の効率化を実現しました。
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車両装着イメージ
これらの事業を支えるため、デジタル人財の育成・獲得は不可欠と考えています。当社の断トツ商品や現場力などの強いリアルにデジタルを組み合わせ、社会やお客様の困りごとに寄り添い、解決していく上で、「リアル×デジタル」を加速させるブリヂストンらしいデジタル人財及びソリューション人財の育成に取り組みます。当社では、2023年に、個々のデジタルスキルレベルにあわせてプログラムを選び、学びに挑戦できる、幅広いデジタルスキルレベルをカバーした「デジタル100日研修」を導入しており、従業員が自分に合ったレベルを組み合わせた本プログラムに参画し、デジタルスキル強化に取り組んでいます。また、東北大学に社員を派遣する「ブリヂストン×東北大学共創ラボ」プロジェクトを2021年から開始し、AIやアルゴリズムの企画開発を通じてソリューションビジネスや研究開発の中核を担う「AI/アルゴリズムエキスパート」、ビジネスの現場で課題を抽出し、デジタル技術を用いたソリューションの提案につなげることができる「ソリューションフィールドエンジニア」の育成も進めています。当社は、このような活動を通じて、価値創造の進化と人的創造性・生産性向上に貢献していきます。また、2026年にはグローバルでデジタル人財を2,000人レベルにまで増やすことを計画しています。(2024年末時点:約1,750人)
ブリヂストンは、DXへの取り組みを通じて、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」※5で掲げる8つの価値(Energy, Ecology, Efficiency, Extension, Economy, Emotion, Ease, Empowerment) を、従業員、社会、パートナー、お客様と共に創出し、持続可能な社会を支えることにコミットしていきます。
※1 東京証券取引所の上場会社の中から、デジタル技術を前提として、ビジネスモデル等を抜本的に変革し、新たな成長・競争力強化につなげていく「デジタルトランスフォーメーション(DX)」に取り組む企業を、「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)」として、業種区分ごとに選定するものです。
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/investment/keiei_meigara/dx_meigara.html
※2 商品設計基盤技術「ENLITEN(エンライトン)」
サステナビリティへ繋がる環境性能、それぞれの市場やお客様のご要望によって顕在化している要求(ニーズ)、潜在的な要求(ウォンツ)、さらに当社が市場・お客様が想像もしえない新たな価値を提供する性能(インスパイア)の大幅な向上を目指し、商品性能の「エッジを効かせ」、「究極のカスタマイズ」を実現する商品設計基盤技術。
※3 「REGNO GR-XⅢ」
https://tire.bridgestone.co.jp/regno/gr-x3/
※4 次世代タイヤ「AirFree(エアフリー)」
https://www.bridgestone.co.jp/technology_innovation/air_free/
※5 ブリヂストンは、「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」というビジョンの実現に向けて、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment(
https://www.bridgestone.co.jp/corporate/manage/policy/commitment/)」を制定しました。これを未来からの信任を得ながら経営を進める軸とし、ブリヂストンらしい「E」で始まる8つの価値(Energy、Ecology、Efficiency、Extension、Economy、Emotion、Ease、Empowerment)を、ブリヂストンらしい目的と手段で、従業員・社会・パートナー・お客様と共に創出し、持続可能な社会を支えることにコミットしていきます。
本件に関するお問合わせ先
<報道関係> 国内広報部 TEL:03-6836-3333
<お客様> お客様相談室 TEL:0120-39-2936





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