青森大学が7月31日に2025年度第1回比較環境思想研究センター研究会を開催 ― 『脳と森』から『共生進化序説』へ
青森大学
青森大学比較環境思想研究センターは7月31日(木)、2025年度の第1回研究会(共催:一般財団法人環境イノベーション情報機構)を開催する。今回は、オークヴィレッジ創業者・初代会長で、トヨタ白川郷自然學校創設者・初代校長でもある稲本正氏を講師として招請。「『脳と森』から『共生進化序説』へ」と題した講演が行われる。会場参加のほか、Zoomによるオンライン参加も可能。なお、会場はこれまでの同大東京キャンパスから一般財団法人環境イノベーション情報機構の会議室に変更となる。
「自然と人間」の共生思想である環境思想は、地球環境問題をはじめ世界共通のさまざまな問題解決の基盤として、現実社会において生かされる時代にある。また、環境思想の国際比較は、自然と人間の関係性をテーマに、国際間の理解をより一層深める上で有意義な研究活動と考えられる。
21世紀における地球的規模の課題に対して多方面からの提案が待たれる中、これまで世界各地で展開されてきた環境思想・実践活動などを再検討し新たな思想を探ることを目的として、青森大学は2022年に比較環境思想研究会を設立。第一線で活躍している研究者・実践者を多彩な分野から招いて講義を実施し、聴講者も交えた活発なディスカッションを交わしてきた。
今年度のテーマは「森と人をつなぐ環境思想」。森や里山のテーマは、これまでも各所で多くのディスカッションや活動が行われてきた。とくに「森」は、繰り返し重要なテーマとして取り上げられてきたのではないだろうか。
しかし一方で、気候危機や森林劣化が深刻さを増す今、改めて「森と人をつなぐ環境思想」を問い直す意義があると考えた。単なる保全や利用の視点を超え、森を精神的・文化的にとらえ、次世代へとつなぐ思想を浸透させていくことが急務である。
そこで今年度は、国内外の森と人の関係に関する知恵や思想に学びながら、このテーマを多角的に掘り下げていく。
第1回は「『脳と森』から『共生進化序説』へ」と題して、オークヴィレッジ創業者・初代会長で、トヨタ白川郷自然學校創設者・初代校長でもある稲本正氏が講演する。稲本氏は今年、新しい視点で自然と歴史に学ぶ、次世代のための教科書『定本 脳と森から学ぶ日本の未来:"共進進化"を考える』(WAVE出版)を発刊、本研究会の主要テーマとなっている。概要は下記の通り。
◆第1回研究会
【タイトル】 『脳と森』から『共生進化序説』へ
【ゲスト講師】
稲本 正 氏(オークヴィレッジ創業者・初代会長、トヨタ白川郷自然學校創設者・初代校長、東京農業大学客員教授)
【日 時】 7月31日(木) 17:30~19:30
【場 所】
一般財団法人環境イノベーション情報機構 会議室
(住所) 東京都千代田区神田東松下町38 鳥本鋼業ビル3階
(アクセス)
https://www.eic.or.jp/eic/access/
※会場準備の都合により、会議室にてご参加希望の方は「ご所属」「ご氏名」を問い合わせ先までご連絡ください。詳細情報につきまして折り返しご連絡いたします。
※Zoomによるオンラインをご参加希望の方は、問い合わせ先までご連絡ください。詳細情報につきまして折り返しご連絡いたします。
◇参考文献
稲本正(2025)『定本 脳と森から学ぶ日本の未来 "共生進化"を考える』WAVE出版.
●一般財団法人環境イノベーション情報機構
https://www.eic.or.jp/eic/
▼研究会・取材に関する問い合せ先
青森大学東京キャンパス 関智子研究室
住所: 東京都江戸川区清新町2-10-1
TEL: 03-6261-6399
E-mail: tseki@aomori-u.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/
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