需給調整・在庫適正化ソリューション「Φ-Pilot Series」鹿児島の焼酎メーカー 濱田酒造株式会社様の導入事例を公開
株式会社フェアウェイソリューションズ

株式会社フェアウェイソリューションズ(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:殷 烽彦)は、需給調整・在庫適正化ソリューション「Φ-Pilot Series(ファイパイロット シリーズ)」(以下「Φ-Pilot」と表記)の導入事例として、濱田酒造株式会社(所在地:鹿児島県いちき串木野市)様の事例を、2025年7月31日(木)に自社ホームページにて公開いたしました。
※「濱田酒造株式会社」の「濱」は正しくは“まゆはま”ですが、本リリース内では環境依存文字の都合により「濱」で表記しています。
■導入事例はこちら
https://www.fw-solutions.com/topics/works/4953?utm_source=pressrelease&utm_medium=referral&utm_campaign=jirei_003_pr
画像1:
https://www.atpress.ne.jp/releases/445104/LL_img_445104_1.png
濱田酒造株式会社様は需給調整・在庫適正化ソリューション「Φ-Pilot」を導入されています
【Φ-Pilotとは】
「需給調整・発注」を中心とした計画系業務の最適化
日々変化する需要に応じて、未来の在庫バランスを計算・可視化し、適正な発注、迅速な需給調整、複数在庫拠点への適切な在庫配分を支援するソリューションです。
■導入前の課題と導入効果
【導入前の課題】
・営業部門が立てる販売計画と、製造部門が立てる生産計画が連携しておらず、会社全体における適正在庫の概念が不十分な状態でした
・販売計画は月単位、生産計画は週単位で計画されており、計画期間の不一致が予定在庫の可視化を妨げる要因となっていました
・製品の売れ行きと関係なく一定量の在庫があり、結果として過剰(滞留)在庫が発生していました
【対策と導入効果】
・販売計画→在庫計画→生産計画がΦ-Pilotによってシームレスに繋がったことで、部門間での合意形成ができるようになりました
・販売計画を生産計画と同様に週単位更新に変更、タイムフェンスを統一することで生産計画の精度が向上しました
・在庫管理を在庫日数で指標化したことで、商品の売れ行きに応じた適正在庫を管理できるようになりました
■導入企業様プロフィール
【濱田酒造株式会社様】
https://www.hamadasyuzou.co.jp/
本社所在地:鹿児島県いちき串木野市
業種 :焼酎製造
従業員数 :316名(2020年6月時点)
「本格焼酎を真の國酒へ、更には世界に冠たる酒へ」
濱田酒造株式会社様は明治元年創業、今年で157年目の焼酎メーカーです。
画像2:
https://www.atpress.ne.jp/releases/445104/LL_img_445104_2.jpg
(左から)生産本部 有満様、戦略推進本部 村山様、小畠様、生産本部 前潟様、峯様、戦略推進本部 後藤様
■やりたかった業務のあるべき姿が『ここにあるじゃないか!』と感動した瞬間
――早速本題に入りたいのですが、まずΦ-Pilot導入の経緯について教えていただけますか?
当時、販売計画の作成に手間がかかっており、1ヶ月以上時間を要していました。
販売計画は月単位の計画を出すのですが、それに対して生産計画は週単位で計画していて、タイムリーな販売計画が反映されず在庫の過不足が発生することもありました。
焼酎は賞味期限管理の必要がなく、在庫に関する管理指標が不足していて、担当者の経験と勘頼みになっている状況でした。このような課題を抱える中、今から約4年前にPSI管理に関する検討を始めたんです。
最初は集計だけで10分以上かかる非常に重たいExcelで作業しており、作業者のストレスを考えると『システム化しなければ運用に耐えられない』との結論に至りました。そんなある時、Φ-Pilotが紹介されるセミナーを拝聴したのですが、第一印象を未だ強烈に覚えていて『やりたいことがここにあるじゃないか!』と感動したものです。
画像3:
https://www.atpress.ne.jp/releases/445104/LL_img_445104_3.jpg
戦略推進本部 経営管理部 PSI管理課長 小畠様
――導入を検討している時、社内で反対の声があったそうですね?
実は、Φ-Pilotを導入する際に一番苦労したのは社内の意識改革でした。営業部門は単なる出荷予測ツールと思っていたようで、自分たちは関係ないという消極的な姿勢になっていましたね。そこで、これは生産と営業をつなぐコミュニケーションツールであることと、在庫調整は生産部門と営業部門が共に協力することで最適化できることを訴えて、導入に対して初めてGOサインが出ました。
■7,000万円のキャッシュフロー削減!驚きの導入効果
――出荷予測以外でΦ-Pilotの導入効果はありましたか?
具体的な効果として、本稼働後約4ヶ月時点での商品在庫の推移をご紹介します。当社の売上構成比は、A群が75%、B群が18%、C群が7%なのですが、これまでは売上構成比の低いC群の在庫が多かったのです。
Φ-Pilotのおかげで、在庫日数を指標化して「見える化」できるようになり、徐々に在庫を減らすことができました。特に削減したかったC群はなんと27%、B群も13%削減でき、全体では13%もの在庫削減に成功しています!金額にすると、6億円あった在庫が7,000万円も削減できた計算になります!これはキャッシュフローに大きく貢献してくれています。
課題だった過剰在庫(1年以上在庫になっている商品)も、本稼働時には98アイテムありましたが、作りすぎないようにコントロールした結果、現在19アイテムの削減が出来ているので、引き続き効果を期待しています。
画像4:
https://www.atpress.ne.jp/releases/445104/LL_img_445104_4.jpg
戦略推進本部 経営管理部長 村山様
――在庫が減ったのは、商品の売れ行きに応じて、きちんと生産量を調整していったからということですね。
その通りです!在庫回転率(1ヶ月に在庫が何回転するかの指標)の目標は0.14ポイントアップでしたが、現在では0.22ポイントアップと目標を上回る結果が出ています。Φ-Pilotの異常在庫アラート機能が、欠品や過剰在庫になる前に警告してくれるので、「今何に注力すべきか?」が分かり、効率的に需給調整ができるようになったと実感しています。
■補助金活用で「地域活性化」に貢献!鹿児島県も太鼓判の事例&社長賞受賞!
システムの導入に際して「鹿児島県ものづくり中核企業生産革新支援事業」という補助金を活用しました。これは生産性向上や新しい技術開発を応援してくれる制度で、「サプライチェーンにおけるデータ共有による需給調整と経営改善プロジェクト」というテーマで応募しました。この取り組みが、鹿児島県内で物流改善による生産性向上の事例としては他にない!と高く評価され、県から他の企業にも紹介したいと嬉しいお言葉をいただきました。また、つい最近の出来事なのですが、当社内で新年度ごとに行っている「創立記念式典」において、本プロジェクトが評価され社長賞を受賞出来たことも嬉しかったですね!
――ありがとうございました。最後に、今後の展望などあれば教えてください。
現在Φ-Pilotの第二次システムとして『生産日程』を導入中です。Φ-Pilotの『需給調整』から補充タイミングが出力できるようになりましたが、これを生産計画にタイムリーに反映することで、工場の生産性をさらに上げていきたいと考えています。
新しいプロジェクトでは後任が担当することになりますが、Φ-Pilotの導入で業務の属人化が解消され、引き継ぎもスムーズに進むと期待しています。2026年1月には『生産日程』の本稼働を目指していて、これが実現すれば、販売計画から物流計画まで一貫したシステムフローが本格的に回り始めると今からワクワクしています!
画像5:
https://www.atpress.ne.jp/releases/445104/LL_img_445104_5.png
早期対策による機会損失防止(欠品防止)、過剰在庫抑制が可能に!
■事例のポイント
・販売計画立案の省力化、精度向上
・補助金活用
・在庫適正化(キャッシュフローの改善)
・部門間の合意形成
スマート導入:
https://www.fw-solutions.com/product/pilot/smart-introduction?utm_source=pressrelease&utm_medium=referral&utm_campaign=jirei_003_pr
お問合せ :
https://www.fw-solutions.com/inquiry/pilot-form?utm_source=pressrelease&utm_medium=referral&utm_campaign=jirei_003_pr
※製品名『Φ-Pilot Series』並びに『Φ-Pilot』は、正式には『φ-Pilot Series』『φ-Pilot』と表記される製品ですが、本リリースではフォントの制約や読みやすさを考慮し、大文字の『Φ』を代用しています。正式名称をご利用の際はご留意ください。
※掲載写真はすべて2025年6月時点で撮影されたものです。
※本リリースに記載されている導入事例は、特定の状況における成果を示したものであり、他の企業でも同様の結果を保証するものではありません。
※本リリースに記載されている内容は予告なく変更される可能性があります。
■会社概要
株式会社フェアウェイソリューションズ
代表 : 代表取締役社長 殷 烽彦
設立 : 2000年4月4日
資本金: 9,600万円
所在地: 〒101-0032 東京都千代田区岩本町2丁目1番18号 フォロ・エム2階
Mail :
info_pilot@fw-solutions.com
URL :
https://www.fw-solutions.com/?utm_source=pressrelease&utm_medium=referral&utm_campaign=jirei_003_pr
詳細はこちら



記事提供:@Press