木曽地域の廃校2校を活用し、合板製造・内装材加工工場を新設
株式会社丹青社

~小径木を高付加価値建材に再生する共創プロジェクト「(仮称)シンゴーハン」始動~
Tree to Green(本社:東京都渋谷区、代表取締役:青野 裕介)、ソルトターミナル(本社:長野県塩尻市、代表取締役:友保悟郎)、竹中工務店(本社:大阪市中央区、取締役社長:佐々木正人)、丹青社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小林統)の4社は、木曽地域の森林資源を活用した循環型経済の構築を目指す「木曽森林グランドサイクル構想」の中核事業として、合板製造・内装材加工に取り組むプロジェクト「(仮称)シンゴーハン」を、長野県塩尻市および木曽町にて共同展開します。
4社は本プロジェクトの運営会社として株式会社ツミカサネを設立し、旧楢川中学校(塩尻市)の「第一工場」と旧上田小学校(木曽町)の「第二工場」の二拠点体制で事業を推進します。
本プロジェクトでは、これまで有効活用が困難とされてきた小径木を建築・内装・家具に展開可能な高付加価値合板へと再生し、木曽地域における森林資源の新たな価値創造と地域経済の活性化を目指します。
【プロジェクトの概要】
●プロジェクト名:「(仮称)シンゴーハン」
●運営会社:株式会社ツミカサネ
(URL:
https://shingohan.com/)
・本 社:長野県木曽郡木曽町新開6943番地1
・代 表:青野裕介
・事業内容:単板および合板の製造・販売
・株主構成:Tree to Green、ソルトターミナル、竹中工務店、丹青社
・工場所在地:第一工場・塩尻市奈良井1037-3/第二工場・木曽郡木曽町新開1942
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【森林グランドサイクルの概要】
竹中工務店は、森林資源と地域経済の持続可能な好循環を「森林グランドサイクル®」と名付け、その構築に向けて、林業事業者・各⾃治体など各方面のステークホルダーと連携を進めています。
木のイノベーションにより、森林資源が建設市場で活用されることで、より活発な経済と資源の循環が期待されます。林産地を中心にこの好循環が起こることで、都市やまちに、よりサステナブルな都市構造への再編を促すとともに、木材需要の創出が林業の復活と森林再生、さらには富と資源の循環につながると考えています。
「木曽森林グランドサイクル構想」は、こうした理念を豊富な森林資源を抱える長野県木曽地域に根差した形で具現化する取り組みです。小径木や未利用材を高付加価値の建材へと変換する流れを構築し、森林の健全な再生、地域経済の活性化、地域材の活用を一体で推進します。
本プロジェクト「(仮称)シンゴーハン」は、その中核を担う合板製造・内装材加工拠点として位置づけられ、木曽から都市への木材流通の起点であり、森と都市の持続可能なつながりを実装するモデルとなることを目指します。
●第一工場(塩尻市・旧楢川中学校):丸太から単板を製造する拠点
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●第二工場(木曽町・旧上田小学校):単板から合板を製造する拠点
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【プロジェクト参画の目的】
・Tree to Green:木曽地域を中心にした森林・木材・木工産業への貢献
・ソルトターミナル:森林資源や雇用機会等の地域課題への取り組み促進
・竹中工務店:森林グランドサイクルの推進による地域の活性化と森林資源の有効活用と高付加価値化
・丹青社:商業空間などの社会交流空間における内装の木質化の推進、当社内外への環境意識の醸成や啓発の機会創出
【今後の展望】
2026年秋の第一工場および第二工場の本格稼働に向けて、現在は施設改修および製造ラインの設計を進行中です。各社は今後も、それぞれの専門性とネットワークを生かし、自 社プロジェクトや関係企業への導入を通じて、「森林グランドサイクル」に基づいた建材の普及と実用化を推進していきます。
なお、第一工場の旧楢川中学校については、合板工場に加え、林業や木工などに関わる企業や人の交流・イノベーション施設となる森林ハブ拠点とするべく、塩尻市、塩尻市森林公社、ソルトターミナル、竹中工務店間で取り組みに着手しています。
本件に関するお問合わせ先
株式会社Tree to Green|Email:pr@treetogreen.co.jp
株式会社竹中工務店 経営企画室広報部|TEL 03-6810-5140
株式会社丹青社 広報室 |Email:pr-staff@tanseisha.co.jp


記事提供:Digital PR Platform