北海道産業医オフィスと北海道大学病院パーソナルヘルスセンターが、予防医療の普及に向けた連携に関する協定を締結
北海道産業医オフィス

この度、北海道産業医オフィス(所在地:北海道札幌市)と、北海道大学病院パーソナルヘルスセンターは、予防医療の普及を目的とした連携協定を締結いたしました。産業医事務所と大学病院による協定に基づく連携は、全国的にも類を見ない取り組みです。
北海道産業医オフィス:
https://ezoworkers.com/
画像1:
https://www.atpress.ne.jp/releases/548679/LL_img_548679_1.png
連携協定を締結
■北海道大学病院パーソナルヘルスセンターについて
北海道大学病院パーソナルヘルスセンターは、令和5年度に北海道大学病院内に開設され、遺伝学的検査により得られたゲノムデータ等に基づく個別化予防医療の提供並びにゲノム関連先進医療技術の研究及び開発を行っています。
個人ごとの遺伝子の違い(遺伝子多型)に基づいて生活習慣病や認知症などの疾患リスクを把握し、行動変容の促進や健康管理のサポートをすることによって疾患の予防に取り組んでいます。さらに、120種類以上の単一遺伝子疾患(遺伝性難病を含む)を対象とした全ゲノム検査も行っています。
■連携協定の目的と取り組み
今回の連携協定は、企業やその従業員に対する予防医療の普及活動を相互に協力して展開し、地域社会に貢献することを目的として締結されました。
主な連携事項は以下の通りです。
(1) 予防医療及び健康増進に係る事業に関すること
(2) 北海道産業医オフィスが実施する産業保健活動に関すること
(3) その他、予防医療及び健康増進に関すること
具体的には、北海道の企業へ向けた北海道大学病院パーソナルヘルスセンターの団体受診プランの提供や、企業の従業員を対象とした健康セミナーの開催など、働く世代への予防医療の普及に向けた様々な取り組みを展開することを検討しております。
・北海道大学病院パーソナルヘルスセンター 部長 / 北海道大学大学院医学研究院 呼吸器内科学教室 教授 今野哲先生 コメント
この度、パーソナルヘルスセンターは、北海道産業医オフィス様と連携協定を結びました。広大な北海道においては、医療機関へのアクセスの不便さにより、他の地域と比べて受診のタイミングが遅れる傾向があります。よって、北海道では、“いかに未然に病気になるのを防ぐか?”という予防医療への取り組みが重要になります。このことを踏まえると、従業員の方々の健康管理を担う産業医の役割は、今後益々重要となることと思います。今回の協定を通じて、働く世代の皆様の予防医療の実践をさらに広げていくことを目指していきます。
・北海道大学病院パーソナルヘルスセンター 副部長 / 北海道大学病院 経営戦略部 准教授・病院長補佐 西田睦先生 コメント
パーソナルヘルスセンターでは、大学病院ならではのゲノム解析をはじめとする先端医療の知見を基盤に、働く世代の皆さまが自らの健康リスクを理解し、生活習慣の改善につなげる支援を進めています。企業にとって従業員の健康は、生産性や職場の活力に直結する重要なテーマです。 この度の協定を通じ、北海道の企業の従業員の皆さまが、将来の病気を未然に防ぎ、安心して働き続けられる環境づくりを共に推進し、地域のwell-being向上に貢献してまいります。
・北海道大学病院 医療・ヘルスサイエンス研究開発機構 特任講師 横田卓先生 コメント
今後、北海道産業医オフィスと北海道大学病院パーソナルヘルスセンターが連携して、企業の健康経営、さらには従業員の方々の健康維持・向上に貢献できることを嬉しく思います。
・北海道産業医オフィス 代表 伊勢谷直隆 コメント
産業医業務において、企業における従業員の健康管理は最も重要な課題であり、予防医学の果たす役割の大きさを日々実感しております。
北海道大学病院パーソナルヘルスセンター様における、個別化予防医療の提供および先進医療技術に関する研究の取り組みには、かねてより強い関心を寄せておりました。
このたび、母校である北海道大学の附属病院と連携協定を締結することができ、大変光栄に感じています。
本協定を礎に、北海道の働く世代に予防医学を普及する取り組みを、共に推進してまいります。
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記事提供:@Press