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森林火災による被害木を未来ある再生可能エネルギーに転換

カナダ木質ペレット協会

森林火災による被害木を未来ある再生可能エネルutf-8

強固なパートナーシップで循環経済の促進と森林再生を両立

カナダ最大の木質ペレット業界団体であるカナダ木質ペレット協会(WPAC: Wood Pellet Association of Canada)より、カナダにおける森林火災の被害木の有効活用と森林再生の取り組みについて紹介します。


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気候変動の影響で頻発する森林火災



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森林においては、気温上昇や乾燥による自然発火を原因とする火災が発生します。とりわけ、広大な森林面積を有するブリティッシュ・コロンビア州における火災は近年未曽有の規模となっており、2017年には州内陸部の各所で発生した火災が合流して激甚化し、54万ヘクタール以上の森林が焼失する「プラトー・コンプレックス火災(合流火災)」を引き起こしました。広大な跡地に残された立木は小径でかなり炭化してしまい製材品にはならず、大量かつ密生しているため、そのまま放置すると次の火災で燃え上がる危険性が十分にあります。

しかし、今日では革新的な取り組みが進み、森林火災の被害林にも森林再生という原則が適用されるようになりました。つまり、焼けた被害木を回収することで生態系の回復が可能となる環境作りを行い、さらには再生可能エネルギーを生み出すということです。ブリティッシュ・コロンビア州の内陸中部では、セントラル・チルコーティン・リハビリテーション社(CCR)がこの取り組みを行っています。CCRは先住民族所有企業で、野生動物の生息地の復旧や木質繊維の利用拡大によって森林再生を目指しています。被害木の回収で火災リスクを下げ、森林の健全性を取り戻し、被害木を利用可能な木質繊維原料に転換することで、地元の雇用創出やパルプ・ペレットのための再生可能な原材料を提供しています。

CCR社の担当者は「私たちの取り組みは本当の意味でWin-Winです。グリーンエネルギーと再生可能な林産品を生み出して生態系と野生動物の生息環境の回復を手助けし、温室効果ガスの排出を削減しながら、一方で家庭の生計を支える雇用をも生み出すことができます」と述べています。


[画像3]https://digitalpr.jp/simg/2916/123890/300_356_20251202133207692e6bc7b1e23.png


多方面に利益をもたらす事業モデル
CCRは、火災被害林を責任ある形で回復させる方法を理解するために、2017年のエレファントヒル火災跡地における被害木の回収と森林再生作業を小規模で始めました。当初からCCRは慎重な計画策定、マッピング、自然保護を強調し、影響を受けやすい場所や野生生物の生息地を同定し、作業後の自然再生を活性化させました。これらの学びが結集されたのが、現在ポーマーレイク近くで実践されている事業方式です。CCRはそのまま放置すると腐敗するか、山林火災の燃料となってしまう小径の被害木を回収し、木材をまず一番価値の高い用途に回して可能な限りリサイクルと再利用を行い、他では使いようのないもののみパルプチップと木質ペレットに加工することでエネルギーを生み出す「カスケード利用」※の明確な実例となっています。同事業は10年ほど継続する見込みで、地元の雇用を支えながら再生可能な木質繊維を安定供給します。
※ カナダの木材のカスケード利用について(https://digitalpr.jp/r/120191


CCRの事業モデルは広範囲に及ぶ恩恵を生み出します。生態系に対しては、火災の再発を防止して野生生物の生息地を守り、広大な面積全体の自然再生を促進します。若木の生育しやすい環境が生まれることで、長期にわたって炭素貯留量が増えます。経済面では、地元の実業界と雇用を支えながら、再生可能な低炭素のエネルギーを世界のペレット市場に供給しています。CCRは、火災から8年経った今でも適切な手法を用いれば木質繊維の回収が可能であることを実証し、かつては廃棄するしかなかったものを低炭素の循環経済を促進する製品に転換しているのです。

強固なパートナーシップ
CCR事業の成功は協業体制があって構築されたものです。政府とのパートナーシップは計画立案と自然保護という大きな初期コストを補う役割を果たし、実業界とのパートナーシップは採算性において不可欠であるスケールメリットと市場を提供しました。協力関係により、森林火災の被害林を再生途上の自然の姿に変え、雇用を支え、火災リスクと炭素排出量を低減し、将来の低炭素社会の電源のひとつである木質ペレットに再生可能な木質繊維を供給しています。

このように、カナダの持続可能な森林経営に向けた取り組みは森林再生を根底に置いています。伐採後も、天災や虫害などで林地が被害を受けた際も、森林の再生を行わなければなりません。自然再生に任すのか植林を行うのかを問わず、森林が健全で生産性を発揮し、炭素の貯留を続けるための再生が必須です。カナダの木質ペレット産業は同様の理念で活動しており、林業と製材業の残材、すなわち以前は廃材とされていたものからペレットを生産し、世界に向けて再生可能かつ低炭素のエネルギーを提供しています。

■カナダ木質ペレットの責任ある調達について
https://pellet.org/ja/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0-%E3%83%9A%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%A8%E5%9C%B0%E7%90%83/%E8%B2%AC%E4%BB%BB%E3%81%82%E3%82%8B%E8%AA%BF%E9%81%94/?utm_source=newsletter&utm_campaign=Wildfire_Recovery&utm_id=JP25_2



カナダ木質ペレット協会(WPAC: Wood Pellet Association of Canada)
カナダ最大の木質ペレット業界団体です。カナダの持続可能で世界をリードする木質ペレットセクターの代弁者として、WPAC会員とともに責任ある再生可能なクリーンエネルギーを世界に供給することに尽力しています。カナダ全土に施設を有する50以上の生産者と組合員を代表し、かつては廃棄物とみなされていた繊維をペレットの変容力を利用した責任ある再生可能エネルギーに変えています。詳しくは https://pellet.org/ja
をご覧ください。

森林火災による被害木を未来ある再生可能エネルutf-8森林火災による被害木を未来ある再生可能エネルutf-8

記事提供:Digital PR Platform

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