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世界の都市総合力ランキング2025 (GPCI-2025):9年ぶりにTOP5が変動、東京がニューヨークを抜き初の2位に

2025年12月17日

~気候変動や世界的なインフレへの対応力が各都市のスコアに影響~

東京

(ビジネスワイヤ) -- 一般財団法人森記念財団 都市戦略研究所(所長:竹中平蔵)が2008年より調査・発表している、世界の都市総合力ランキング(Global Power City Index)の2025年版(以下、GPCI-2025)がまとまった。新型コロナウイルスの収束以降拡大が続く経済活動や国際観光、また気候変動や世界的なインフレへの対応力が各都市のスコア変動に影響を与え、9年ぶりにトップ5都市の順位が変動。東京が、ニューヨークを抜き初めての2位となった。

本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20251216499103/ja/

3年目となる「世界の都市総合力ランキング 金融センター(GPCI-Financial Centers)」においても、各都市の国際金融センターとしての競争力に変化が見られた。さらに今年は、世界的に重要度が増す都市のスタートアップ育成環境に着目した「世界の都市総合力ランキング スタートアップ・エコシステム(GPCI-Startup Ecosystems)」を初めて実施。スタートアップ創出の土壌という視点でも、世界の各都市の特徴を明らかにした。

トップ5都市の順位が9年ぶりに変化、観光地の評価や物価水準が影響

2016年以来9年ぶりに、トップ5都市の順位が変動。ニューヨークと東京の順位が入れ替わり、1位 ロンドン、2位 東京、3位 ニューヨーク、4位 パリ、5位 シンガポールとなった。順位を上げた東京は、「文化・交流」分野の『観光資源』指標グループの評価向上や、「外国人訪問者数」の増加がスコアを押し上げた。一方、ニューヨークは、物価水準の上昇など「居住」分野の大幅なスコア下落が影響し順位を落とした。また、昨今の環境意識の高まりを反映し、「環境」分野において指標の追加を行ったことも順位変動の要因となった。

東京(#2)は「文化・交流」「居住」「環境」分野で躍進、初の総合2位に 東京は、「文化・交流」「居住」の2分野が、昨年に続き大きく評価を上げた。「文化・交流」分野では「外国人訪問者数」「ナイトライフ充実度」などの評価が上昇し、初の2位に。「居住」分野では「飲食店の多さ」や調査手法に変更のあった「働き方の柔軟性」などが上昇し、順位を2つ上げ初めて1位の座に就いた。「環境」分野でも、新規指標「企業のサステナビリティ評価」のスコアが高く2位を獲得したことで、昨年の18位から一気に7位まで順位が上昇、大きな躍進を遂げた。一方、「経済」分野は低迷が続き、昨年の10位から12位に下落する結果となった。

ニューヨーク(#3)は「居住」「環境」分野悪化により、総合2位から3位へ ニューヨークは、「経済」「研究・開発」の2分野で圧倒的な1位を維持したものの、「居住」「環境」の2分野で順位が大きく下落した。特に「居住」分野の「物価水準の低さ」が全48都市中最下位に転落し、「働き方の柔軟性」も昨年9位から23位にまで低下。『居住コスト』や『就業環境』に課題が大きく、総合順位で東京に抜かれる主要因となった。

ソウル(# 6)がシンガポール(#5)に接近、上海(#8)は3年ぶりトップ10 ソウルは強みである「研究・開発」分野の評価を維持、他の5分野でも評価を向上させた。特に「文化・交流」「環境」「交通・アクセス」の3分野のスコアが大幅に上昇し、「居住」「環境」分野が伸び悩むシンガポールに接近。上海は「経済」分野が大幅に下落したものの、「研究・開発」「文化・交流」「居住」「交通・アクセス」の4分野で評価を上げ、昨年の11位から8位にまで順位を上げ、3年ぶりのトップ10入りを果たした。

【分野別でみる東京のスコア変動の要因】

「経済」:「GDP成長率」回復の一方、「賃金水準の高さ」「ワークプレイス充実度」などビジネス環境の弱みが顕在化 昨年から順位を2つ下げ12位に。昨年度マイナス値となっていた「GDP成長率」が大幅に回復、「経済自由度」でも上昇が見られたものの、強みである「世界トップ500企業」(3位)や「GDP」(2位)のスコアが低下するなど、『経済集積』や『市場の規模』が縮小している。そのほか、「ワークプレイス充実度」(26位)や「賃金水準の高さ」(29位)、「優秀な人材確保の容易性」(40位)など弱みが集中する『ビジネス環境』もさらに評価を下げ、低迷が続く。

「研究・開発」:「スタートアップ数」大幅増でイノベーションの評価が向上するも、研究投資が低下し今後の課題に 「スタートアップ数」(4位)で全48都市中最大のスコア増を見せ、『イノベーション』への評価が上昇。反対に、「研究開発費」(5位)は全48都市中最大のスコア低下となったほか、「研究者数」(2位)や「世界トップ大学」(23位)も順位を落とした。総合3位を維持したものの、『研究集積』や『研究環境』に今後の課題が残る結果となった。

「文化・交流」:「観光地の充実度」「ナイトライフ充実度」がトップクラスに、今後の課題は発信力の拡充か 初のTOP3入りを果たした昨年からさらにスコアを伸ばし、パリを抜き初の2位に。東京の強みとして確立したといえる。「観光地の充実度」(2位)、「ナイトライフ充実度」(1位)、「外国人訪問者数」(3位)ではトップクラスの評価を獲得。今後の課題として、伸びしろのある「コンテンツ輸出額」「アート市場環境」など『発信力』の拡大により、さらなる都市力強化が期待できる。

「居住」:「飲食店の多さ」などの生活利便性、「働き方の柔軟性」など就業環境の改善に伴い、初の1位に 「飲食店の多さ」(1位)で順位が3つ上昇、「小売店舗の多さ」(2位)でも順位を維持するなど、『生活利便性』に関する指標が向上。課題である『就業環境』では、調査手法に変更のあった「働き方の柔軟性」(31位)に若干の改善も見られた。そのほか、世界的なインフレ下での地域格差の中で「物価水準の低さ」が相対的に順位を上げ、初の1位の座に就いた。

「環境」:新規指標「企業のサステナビリティ評価」の追加や「緑地の充実度」の改善に伴い、7位に上昇 指標の再編も影響し、18位から7位へと躍進。順位向上に最も寄与したのは新規指標「企業のサステナビリティ評価」(2位)であり、東京の新たな強みが明らかとなった。「緑地の充実度」(28位)、「環境への取り組み」(9位)のスコア増も総合順位向上に貢献している。一方、「1人あたりのCO2排出量の少なさ」(37位)や「空気のきれいさ」(21位)「気温の快適性」(21位)など『環境パフォーマンス』や『都市環境』には課題が見られる。

「交通・アクセス」:「国内・国際線旅客数」など航空キャパシティは改善も、「空港アクセス時間の短さ」が後退 5位から6位に低下。「国内・国際線旅客数」(3位)、「航空機の発着回数」(6位)など『航空キャパシティ』に関する指標が昨年に続くスコア増。一方で、弱みの「空港アクセス時間の短さ」(36位)は後退し、課題となっている。

考察:東京の都市力向上の鍵は、新たなビジネスを創造する人材育成・誘致や環境の整備

東京の都市力向上の最大の難所といえる「経済」分野は、賃金水準やICT環境を含むワークプレイス充実度など、高度人材を惹きつけるビジネス環境の弱さや、高い法人税率といった、ビジネスへの参入障壁が依然として課題である。一方、「研究・開発」分野における成長著しいスタートアップ数や確固たる強みを持つ「文化・交流」分野、初の1位となった「居住」分野は、東京の新たな競争力として存在感を高めている。今後は、既存の「経済」「研究・開発」分野における人材やリソースの集積を維持しつつ、積極的な人的投資を通じて国際的な交流・融合の機会をさらに高め、都市経済を押し上げるイノベーションを育むことが、東京の都市力強化の鍵となる。

【トップ諸都市のスコア・順位変動の主な要因】

パンデミック収束から2年超が経ち都市の経済活動が回復する一方、世界的なインフレや気候変動などの新たな課題も浮かんでいる。GPCI全72指標のうち、これらの世界的な動向と密接に連関する指標を選定し、主要都市の比較を行った。

世界的なインフレの地域格差が居住分野に影響  ~インフレがもたらす居住コストの地域的変化 特に欧米における物価上昇が顕著に~ 世界的にインフレが長期化する中、多くの都市で食料品、衣服、交通、日用品、娯楽における「物価水準の低さ」(米ドルベース)が悪化傾向に。その変化には地域差があり、ニューヨーク、パリ、アムステルダムなど欧米の主要都市はスコアが大幅に低下し「居住」分野のランクが下落。対して、ソウルや東京、上海といった東アジアの都市は変化が小さく、相対的に同分野の順位を上げる結果となった。

東アジア圏における観光の拡大 ~東京・大阪・ソウル・上海などで「文化・交流」分野のスコアが大幅上昇 相対的な通貨・物価安も影響か~ パンデミック収束以降、世界的に国際観光が拡大する中、「文化・交流」分野の変化にも地域差が見られた。「外国人訪問者数」においては、パリやロンドンなど従来のトップ都市の伸び率に対し、大阪、東京、ソウル、上海など東アジア都市の上昇が大きく、特に大阪は昨年の6位から2位に躍進するなど顕著であった。これらの東アジア都市は前述の物価水準の相対的な低さが共通点であり、同時に「ナイトライフ充実度」や「観光地の充実度」など観光資源の評価も向上させたことで、「文化・交流」分野のスコアを大きく上昇させた。

環境分野の指標再編による順位の変化 ~「企業のサステナビリティ評価」「生物多様性」を新たな指標として追加 台北・東京の順位が大きく上昇~ 2025年は環境分野の指標再編に伴い、2つの新規指標が追加された。その1つ「企業のサステナビリティ評価」は、国際的な環境イニシアティブ「RE100」及び「CDP Corporate A List」に選出された企業の立地密度を評価するもので、1位~4位が台北、東京、大阪、ソウルと、こちらも東アジアの多くの都市が高評価となったことで分野の順位変更に影響した。もう一つの新規指標「生物多様性」は、半径100km圏内の保全地域や生物種数を評価し、東南アジアや中南米の強みとなる一方、東京やニューヨーク、ロンドンなどの大都市は比較的低い順位となった。

小池百合子 東京都知事のコメント

江戸から続く伝統と現代の感性が共存する東京の多彩な魅力は、海外から多くの旅行者を惹きつけています。東京では、寿司などの伝統的な和食や、世界中の「食」を楽しむことができ、ナイトタイム観光を象徴する都庁舎プロジェクションマッピング、江戸時代の浮世絵から続くアニメや漫画、伝統芸能である歌舞伎や相撲などの「エンターテインメント」も世界を魅了しています。

また、犯罪やテロのリスクが少なく、落とした財布がそのまま戻ってくる、世界に誇る治安の良さや、ゴミが少なく清潔に保たれた街並みなど、東京の快適な都市環境は大きな魅力です。そして、優れたGX技術をはじめとする豊富なポテンシャルを有し、世界を代表する金融市場の存在やスタートアップなどの分野における企業の集積も、新たな経済成長の可能性を一層高めています。

さらに、気候変動の影響も一層深刻化する中、様々な都市活動の土台として、人々が安心して日々の生活を営むことができるよう、あらゆる危機への備えを徹底的に強化したレジリエントな都市づくりを進めています。  

時代の激動の只中にあって、東京は、東京2020大会、世界陸上、デフリンピックが改めて示した「人」の無限の可能性を活かし、集積する知恵と発想を活かしながら、誰もが自己実現を追求し幸せを実感できる都市の実現に向け、更なる高みを目指してまいります。

【世界の都市総合力ランキング - 金融センター(GPCI-Financial Centers)】

金融業界の急速な拡大と国際化に伴い、都市間の競争が激化し、国際的な金融センターとしての地位を維持・向上させるための施策の重要性がますます高まっている。そこで、世界の都市総合力ランキング(GPCI)の72指標で構成される6分野(経済、研究・開発、文化・交流、居住、環境、交通・アクセス)に、4指標グループ14指標で構成される「金融」分野を加えた合計7分野で、国際金融センターとしての競争力を複眼的に評価し、順位を付けた。

「金融」分野ランキングで、1位ニューヨーク、2位ロンドン、3位東京 「総合(GPCI-2025)+金融」ではロンドンが首位

「金融」分野ランキングは、昨年に続き1位ニューヨーク、2位ロンドン、3位東京となり、次いで北京、香港といったアジア都市がトップ5入りしている。「総合(GPCI-2025)+金融」ランキングでは前年同様に1位ロンドン、2位ニューヨーク、3位東京となり、次いでパリ、シンガポールがトップ5にランクインしている。上位3都市の金融センターとしての特徴は以下の通り。

1位ニューヨーク: 全ての指標グループで高評価を得る国際金融都市 金融商品市場』『金融仲介機能』『外国為替・金利市場』『高度専門人材』の全ての指標グループにおいて高評価を得ており、昨年同様「上場株式時価総額」、「株式市場売買代金」、「世界トップアセットマネージャー」、「国際弁護士事務所」で1位、さらに今年度は「IPO調達額」でも1位を獲得するなど市場は活況を呈している。

2位ロンドン: 『外国為替・金利市場』や『高度専門人材』で際立った強み 外国為替・金利市場の「外国為替取引高」「金利デリバティブ取引高」の2指標で昨年に続き1位を獲得しており、際立った強みを有している。さらに今年度は『高度専門人材』で1位を獲得し、金融分野ではニューヨークに次ぐ評価を得た。

国際金融センターとしての東京の強み・弱み

3位の東京は、『金融仲介機能』における「大手保険会社本店」、「世界トップ年金ファンド」の2指標で3年連続1位を維持した。指標グループ別で、『高度専門人材』も21位から19 位へと上昇した。『金融商品市場』では、「上場株式時価総額」で3位、「株式市場売買代金」で4位と高順位を維持、「IPO調達額」が昨年の5位から4位に改善したものの、指標グループ別順位では昨年4位から5位に下げており、苦戦する結果となった。

金融分野のトップ都市との差を縮めるためには、強みである『金融仲介機能』以外の指標、とりわけ「金融ユニコーン企業数」や「所得税率の低さ」など、『高度専門人材』の評価を高めることが求められる。

世界の都市総合力ランキング – スタートアップ・エコシステム(GPCI-Startup Ecosystems)】

スタートアップの創出およびグローバル市場に向けた展開が重要性を増す中、都市には、それを支援する様々な人材・情報・資金等が相互作用する「スタートアップ・エコシステム」の形成が不可欠である。そこで、世界の都市総合力ランキング(GPCI)の6分野に、5指標グループ21指標で構成される「スタートアップ」分野を加えた合計7分野で、スタートアップ・エコシステムとしての競争力を評価し、順位を付けた。調査対象は、サンフランシスコを広域な都市圏 “シリコンバレー”として定義変更した1エリア+GPCI対象都市とした。

※「世界トップ大学」「社会の自由度・平等さ」「賃金水準の高さ」「ワークプレイス充実度」「物価水準の低さ」「ICT 環境の充実度」「スタートアップ数」「経済自由度」および「世界トップ500 企業」については、GPCI の経済、研究・開発、居住分野に含まれているため、スタートアップ分野ランキングのスコア算出には用いるが、GPCI-Startup Ecosystems の総合ランキングのスコア算出では除外している。

「スタートアップ」分野ランキングは、1位シリコンバレー、2位ニューヨーク、3位ロンドン

「スタートアップ」分野では、1位のシリコンバレーが2位ニューヨークに1.5倍以上のスコア差をつけ、圧倒的な強さを見せ、3 位のロンドンがそれに続いた。4位以降はボストン、パリ、シンガポール、ベルリン、ロサンゼルス、東京、シカゴとなり、上位10都市のうち5都市をアメリカの都市が占めた。上位3都市のスタートアップ・エコシステムとしての特徴は以下の通り。

1位シリコンバレー: 5指標グループのうち4指標グループで首位、他都市を大きく引き離す 『起業人材・教育環境』を除く4指標グループすべてで首位を獲得した。特に、『起業ダイナミズム』と『スケールアップ・ダイナミズム』では、構成指標のすべてが1位となり、他都市を大きく引き離した。『起業促進環境』の「アクセラレーター・インキュベーター数」や「賃金水準の高さ」、『スケールアップ環境』の「スケールアップ人材の転職市場」などでも1位を占めるなど、高度人材の圧倒的な集積力を見せた。

2位ニューヨーク: 「起業ダイナミズム」「スケールアップ・ダイナミズム」に強み 『起業ダイナミズム』と『スケールアップ・ダイナミズム』の2グループでシリコンバレーに次ぐ2 位を、『起業促進環境』と『スケールアップ環境』で3 位を獲得した。「アーリーステージの調達規模」、「ミドル&レイターステージの調達規模」、「ユニコーン輩出数」などの指標でも、シリコンバレーに次ぐ2 位を獲得している。

3位ロンドン: 総合的なバランス力が強みであるも僅差で3位 ニューヨークに僅差で3 位となった。『起業促進環境』と『スケールアップ環境』でシリコンバレーに次ぐ2 位を獲得し、高い実力を示した。『起業人材・教育環境』、『起業ダイナミズム』、および『スケールアップ・ダイナミズム』でも3 位であり、総合的なバランスの高さが強みとなっている。

「総合+スタートアップランキング」は、1位ロンドン、2位ニューヨーク、3位東京

GPCIの6分野にスタートアップ分野を加えた総合ランキングでは、1位ロンドン、2位ニューヨーク、3位東京の順となった。トップ10都市において、スタートアップ分野が加わったことで変化が大きかったのはベルリンとサンフランシスコで、前者は10位から7位に、後者は20位から10位と大きく順位を上げた。

スタートアップ・エコシステムとしての東京の強み・弱み

アジアでシンガポールに次ぐ2位、全都市中9位となった東京は、『起業ダイナミズム』でシリコンバレー、ニューヨーク、ロンドンに次ぐ4位、『スケールアップ・ダイナミズム』で6 位を獲得した。強みの指標は、3 位の「世界トップ500企業」、4 位の「スタートアップ数」「ミドル&レイターステージの調達規模」「ミドル&レイターステージの投資主体数」などである。一方で、『起業人材・教育環境』および『起業促進環境』がそれぞれ27 位、21位と、いずれもトップ10 都市の中で最下位となっている。今後の課題は、デジタル人材の教育や賃金水準の向上、ICT環境の整備などを通した、起業人材の育成・獲得・定着のための環境構築といえる。

「世界の都市総合力ランキング」(Global Power City Index, GPCI)

国際的な都市間競争において、人や企業を惹きつける“磁力”は、その都市が有する総合的な力によって生み出されるという考えに基づき世界の主要48都市を評価し、順位付けした日本初のランキングです。森記念財団都市戦略研究所は、2008年に初めてGPCIを発表して以来、都市を取り巻く状況の変化に対応するため、毎年ランキングを更新してきました。現在では、代表的な都市評価指標のひとつとして、さまざまな場所で政策・ビジネス戦略の参考資料として用いられています。この調査結果により、世界の諸都市が持つ魅力や課題を再認識いただき、都市政策や企業戦略の立案に役立てていただきたいと考えております。

「世界の都市総合力ランキング 金融センター」(GPCI-Financial Centers)

グローバルな金融システムの中で各都市が有する金融センターとしての特徴や強み・弱みを明らかにするために、世界の都市総合力ランキング(GPCI)の6分野に、「金融」分野を加えた合計7分野で、国際金融センターとしての競争力を複眼的に評価し、順位付けしました。

「世界の都市総合力ランキング スタートアップ・エコシステム」(GPCI-Startup Ecosystems)

スタートアップの創出やグローバル市場への展開が重視される中、各都市が有するスタートアップ育成環境の特徴やダイナミズムを明らかにするため、世界の都市総合力ランキング(GPCI)の6分野に、「スタートアップ」分野を加えた合計7分野で、スタートアップ・エコシステムとしての競争力を複眼的に評価し、順位付けしました。 

連絡先

一般財団法人森記念財団 都市戦略研究所
担当:大和・井上
TEL: 03-5771-9273
Email: iusall@mori-m-foundation.or.jp

記事提供:ビジネスワイヤ

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